木ノ下歌舞伎による『三人吉三廓初買』(さんにんきちさくるわのはつがい)が、9月を予定に東京・池袋の東京芸術劇場 プレイハウスにて上演される。
木ノ下裕一を主宰とし、歴史的な文脈を踏まえつつ現代における歌舞伎演目上演の可能性を発信する同団体。2023年には木ノ下が監修 / 補綴、「KUNIO」主宰の杉原邦生が演出 / 美術を務めた『勧進帳』を東京芸術劇場 シアターイーストを含む全国7都市で上演した。
木ノ下歌舞伎の『三人吉三廓初買』は、1860年から演じられている河竹黙阿弥(かわたけもくあみ)の演目を元にしており、義兄弟の契りを結んだ三人の「吉三」とそれぞれの家族をめぐる人間関係を描き、2014年に『三人吉三』として初演された作品。2024年の上演は木ノ下が監修 / 補綴、杉原が演出を務め、『東京芸術祭 芸劇オータムセレクション』の一環として9月に東京、10月に長野、三重、兵庫で行われる。
また、公演の「おとせ」役と、一部本番公演にも出演する「スウィング俳優」のオーディションを開催することも決定した。応募は東京芸術劇場サイトからダウンロードした専用エントリーシートに必要事項を記入して郵送する形式となっており、締め切りは4月14日(日)必着となっている。
木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』
日程 2024年09月
会場 プレイハウス
作 河竹黙阿弥
監修・補綴 木ノ下裕一
演出 杉原邦生[KUNIO]
10月 長野(松本) 、三重、兵庫ツアーあり
東京芸術劇場Presents木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』
おとせ役・スウィング俳優ワークショップオーディション
*おとせ役について
土左衛門伝吉の娘であり、和尚吉三の妹。親孝行のために夜鷹(街娼)として働く。ひょんな事から生き別れの双子の兄・十三郎と出会い、兄妹と知らずに枕を交わしてしまう。
(参考:木ノ下歌舞伎『三人吉三』キャラクター解説 https://kinoshita-kabuki.org/2020/05/30/7638)
*スウィング俳優について
スウィング俳優とは公演期間中、怪我や病気など万が一の事態で出演者が変更となる場合に備え、出演待機している俳優のことです。稽古期間は、基本的に全ての稽古にご参加いただき、プロンプターや稽古場代役を担いながら、スウィングとして代役で出演の可能性のある複数役の台詞、動きを覚えていただきます。なお、通常では万が一の事態が起こらない限り、スウィング俳優の本番出演はありませんが、本作品では一部公演に、出演していただく予定です。
<日程>
2024年
4月18日(木)以降 書類選考結果をメールでご連絡
4月25日(木)オーディション/ワークショップ
4月26日(金)オーディション/ワークショップ
4月30日(火)オーディション/ワークショップ(予備日)
<会場>
都内
<参加費>
無料
<募集人数>
おとせ役1名(女性)
スウィング俳優2名(男女各1名ずつを予定)
スウィング料、出演料はお支払いいたします。
<ワークショップ講師>
杉原邦生[KUNIO] 木ノ下裕一[木ノ下歌舞伎]
<応募条件>
18歳~30代くらいまで(高校生不可)
2024年4月25日(木)、26日(金)、30日(火)に実施予定のワークショップオーディションに参加可能な方
2024年7月下旬~9月の都内での稽古、9月中旬~10月下旬の東京芸術劇場及び全国ツアー公演期間中のスケジュール調整が可能な方
<スケジュール>
【稽古】2024年7月下旬~(都内にて実施)
※事前ワークショップ等を数日実施する可能性があります。
【公演】2024年9月 東京芸術劇場 プレイハウス
10月長野(松本)、三重、兵庫 ツアーあり
<応募締切>
2024年4月14日(日) 必着
<応募方法>
東京芸術劇場ホームページより、専用エントリーシートをダウンロードしていただき、必要事項をご記入の上、下記住所までご郵送下さい。
〒171-0021 豊島区西池袋1-8-1
東京芸術劇場 『三人吉三廓初買』オーディション担当者 宛
注意事項
* 応募書類は必ずご郵送ください。直接のお持ち込みや消印のない応募書類は選考から除外します。
* 書類選考後、通過した方のみ、4月20日(土)までに、オーディション日程の詳細等をメールにてお送りします。
* 合否にかかわらず、応募書類はお返しできませんので、予めご了承ください。
* 応募書類はオーディション/ワークショップ以外の目的で使用することはありません。
東京芸術祭 芸劇オータムセレクション 東京芸術劇場Presents木ノ下歌舞伎『三人吉三廓初買』おとせ役・スウィング俳優ワークショップオーディション開催! 東京芸術劇場 https://www.geigeki.jp/info/20240310/