4月19日(金)に公開されるアンドリュー・ヘイ(Andrew Haigh)監督の映画『異人たち』(原題:ALL OF US STRANGERS)より、アダムを演じたアンドリュー・スコット(Andrew Scott)とハリーを演じたポール・メスカル(Paul Mescal)のインタビュー映像が公開された。
同作は『第1回山本周五郎賞』を受賞した山田太一作の長編小説『異人たちとの夏』(1987年、新潮社刊)を、映画『荒野にて』(2017年)、『さざなみ』(2015年)などで数々の賞を受賞した監督 / 脚本家のアンドリュー・ヘイが、現代のイギリスを舞台に映画化したもの。『英国インディペンデント映画賞』で主要部門を独占する最多7冠に輝き、『第77回英国アカデミー賞』では作品賞 / 監督賞 / 助演男優賞 / 助演女優賞 / 脚色賞 / キャスティング賞にノミネート。さらに、『第81回ゴールデングローブ賞』でも主演男優賞(ドラマ部門)にアンドリュー・スコットがノミネートされるなど、賞レースでも注目を集め、本国イギリスではスマッシュヒットとなった。
今回到着したインタビュー映像では、『007 スペクター』(2015年)やBBCのドラマシリーズ『SHERLOCK』にも出演したアンドリュー・スコット、そして『aftersun/アフターサン』(2022年)のカラム役の名演が記憶に新しいポール・メスカルの二人が、脚本やヘイ監督、お互いの共演について語っている。
作品に向き合った時の印象についてスコットは「家族同士の関係性が絶妙に描写されていて真実味があるんだ。ラブストーリーの描き方には胸を締め付けられた。そういう部分が印象的だった」と回顧。メスカルは「他に類を見ない映画だ。今までにない映画に初めて挑戦できるのは役者として光栄だね。僕が知る限りでは唯一無二の作品だ」とハリー役に挑んだ想いを吐露している。
最後には、映画の公開に向けて「僕が感じているのは、人々の心とつながる映画を作れたということだ。誰もが自分を投影できる。一生心の中に残る映画になるはずだ」とメッセージを贈るスコットに続き、メスカルも「ぜひ劇場で観て欲しい。友達とでもいいし、一人でもいいから、できる限り劇場に足を運んでほしいね」と映画公開への期待を寄せたメッセージを投げかけている。
『異人たち』(原題:ALL OF US STRANGERS)
監督:アンドリュー・ヘイ『WEEKEND ウィークエンド』『さざなみ』『荒野にて』
原作『異人たちとの夏』山田太一著(新潮文庫刊)出演:アンドリュー・スコット、ポール・メスカル、ジェイミー・ベル、クレア・フォイ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C)2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.
映倫:R15+
北米公開:2023年12月22日
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<ストーリー>
ロンドンのタワーマンションで暮らすアダムは、12歳の時に交通事故で両親を亡くした40代の脚本家。それ以来、孤独な人生を歩んできた彼は、在りし日の両親の思い出に基づく脚本に取り組んでいる。そして幼少期を過ごした郊外の家を訪ねると、そこには30年前に他界した父と母が当時のままの姿で住んでいた。その後、アダムは足繁く実家に通って心満たされるひとときに浸る一方、同じマンションの住人である謎めいた青年ハリーと恋に落ちていく。しかし、その夢のような愛おしい日々は永遠には続かなかった……。
<受賞・ノミネート>
・英国インディペンデント映画賞(受賞)
作品賞・監督賞・脚本賞・助演男優賞・撮影賞・編集賞・音楽監修賞
・第77回英国アカデミー賞(ノミネート)
作品賞・監督賞・助演男優賞・助演女優賞・脚色賞・キャスティング賞
・第81回ゴールデングローブ賞(ノミネート)
主演男優賞ドラマ部門