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古川琴音、『ミッドナイトタクシー』主演までの道のり。フラットな演技で引っ張りだこ

2026.7.30

#MOVIE

NHKオンデマンドで配信中
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2018年にデビューした古川琴音。決してたくさんの作品に出ているとは言えない中で、一つひとつで鮮烈な記憶に残る演技をしている。NHKの夜ドラ『ミッドナイトタクシー』での好演も話題の今、改めて彼女の過去作も振り返りつつ、その個性を紐解きたい。

『凪のお暇』などの地上波ドラマや、濱口竜介監督映画にも出演

古川琴音がデビューしたのは2018年のこと。デビューのきっかけは、自身で事務所のオーディションを受け、ユマニテに所属したことだそうだ。そこから『義母と娘のブルース』(2018年)や『凪のお暇』(2019年)『サギデカ』(2019年)、映画『街の上で』(2021年)、『メタモルフォーゼの縁側』(2022年)など、今でも語り継がれるようなドラマや映画に次々と出演。登場した話数や時間は少なくても印象に残ったのは、どこかほかの同世代の俳優とは違う、静かな存在力のせいだろうか。

筆者が彼女を強く意識したのは、濱口竜介の監督作『偶然と想像』(2021年)の中の一遍、「魔法 (よりもっと確か)」の演技であったが、それでもデビューから3年目であったことに驚く。相手役が中島歩だったこともあり、その年齢差やコントラストもあって、非常に印象に残った。

最近は、現代美術家の奈良美智のポストでも話題となった。彼の書く少女の絵に似ていると各所で言われていたことが、奈良本人の元にも届いているそうだ。髪型はもちろんのこと、どこかいつも俯瞰的な眼差しが感じられて不機嫌とまでは言わないが、無理にニコニコしていなくて怪訝そうな感じは確かに、奈良の描く少女に似ている。

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