映画『ぼくたちの哲学教室』が、5月27日から公開されている。
『ぼくたちの哲学教室』は、北アイルランドのベルファストにある男子小学校を2年間にわたって撮影したドキュメンタリー作品。ドキュメンタリー映画を多く制作してきたナーサ・ニ・キアナンと、ベルファスト出身のデクラン・マッグラが監督を務めている。
「平和の壁」と呼ばれる分離壁が存在し、宗教的および政治的対立の記憶や分断が残るベルファスト。そんな街にあるホーリークロス男子小学校で、哲学的思考と対話による問題解決を探るケヴィン・マカリーヴィー校長と、小学校の生徒たちとの哲学の授業に焦点をあてた映画となっている。
大阪・九条のシネ・ヌーヴォでは6月17日から同作が公開され、関連イベントとしてミニトークや「シネマ哲学カフェ」が企画されている。