「ぼく脳」初の大規模個展が渋谷PARCOで開催、Chim↑Pomがキュレーションを担当

「ぼく脳」にとって初となる大規模個展『ぼく脳展』が、東京・渋谷PARCOのPARCO MUSEUM TOKYOで6月28日（金）から7月15日（月・祝）まで開催される。

ぼく脳は、芸人 / パフォーマー / アーティストの幅広い肩書きを持つことで知られる表現者。音楽を繋げて場を盛り上げるDJの代わりに、「匂い」を操る「SJ（Smell jocky）」としてイベントに出演したり、衣服にスパゲッティのトマトソースが跳ねてしまう「あるある」を逆手にとって、的当てゲームの要領でトマトソースを跳ねさせるための白いTシャツを発表したりするなど、枠にとらわれない独創的な表現を続けている。

また、東京を拠点に活躍するバンド・Nature Danger Gangのメンバーとしての一面もあるほか、2024年からはテレビの構成作家としての活動も開始。フジテレビ系列で不定期に放送されたテレビの抜け穴を探す番組『有吉弘行の脱法TV』にも参加している。さらに、3月に発表した「社会の窓空いてる風デニム」は、Instagramで話題になり、海外のメディアにも取り上げられるなど、その掴みどころのない大喜利的な活動はネット上での支持を拡大し続けている。

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同展は、大型の新作インスタレーションパフォーマンスに加え、1000点を超える膨大な作品を発表してきたぼく脳のアーカイブ作品もあわせて展示予定。ぼく脳にとって初となる作品集『ぼく、ぼく脳』が約1000ページにわたるボリュームで発売されることも決定している。展示物は作品やグッズをはじめ、作品ともグッズとも言えないようなものなどからも構成される。

同展のキュレーターを務めるのは、渋谷PARCOに実験的な「商品」を開発 / 販売するショッププロジェクト『金三昧・KANE-ZANMAI』をオープンしたアーティストコレクティブ・Chim↑Pom from Smappa!Group。『金三昧』を展覧会や書籍、ショップのプラットフォームとすることで、インフルエンサーのように現象化しているぼく脳の全貌に、商品と作品の境界を探る形を通して迫る展示となっている。