グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
5月30日は、「面白法人カヤック」のディレクター兼YouTuberのりっちゃんからの紹介で、高円寺のスタンディングバー「TEN CLUB」のオーナー清水剛史(しみず たけし)さんが出演。お酒が飲めないにも関わらず、バーを経営する理由や、バーをオープンするまで経験した色んな仕事の話、TEN CLUBならではのこだわり、意外な店名の由来などについて伺いました。
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建築関係からアパレルの販売員を経たからこそのバー経営
Celeina(MC):昨日りっちゃんが、一言で表すなら「お酒の飲めないバーオーナー」と紹介してくださったんですけれども、これはリアルに?
清水:そうですね。体質がもう飲めないんで。
Celeina:でも、バーをやるってことは、お酒の場は大好きってことですよね?
清水:そうです。それはめちゃめちゃ楽しいですね。
タカノ(MC):いろんな経験をされて、バーをオープンしたと聞いたんですけれども、具体的にどんなお仕事されてきたんですか?
清水:最初は建築関係のサラリーマンで、現場監督をやったり建築設計事務所に行ったりして、一旦、独立できたんで、しちゃって。その後、また全然違うんですけど、アパレルの販売員やってましたね。
Celeina:そこからバー?
清水:そうです。
Celeina:なぜバーにいったんですか?
清水:独立したタイミングで設備図面を描いてたんですけど、それだけだと仕事があんまり来なかったんで、デザインとか、何でもやってたんです。そしたらデザインの方にすごい興味が湧いちゃって。それをどうにか仕事にできないかと思ってたんですけど、実績がないじゃないですか。今までサラリーマンだったし。そこで、バーをやったら、人脈も増えるし、繁盛させてカッコ良い店を作ったら、仕事来るかなみたいな。自分でディレクションとかデザイン全般やりたかったんで。
Celeina:デザインの仕事を増やすためってことですね。バーがゴールではないないと。
清水:そうです。
タカノ:あんまり聞いたことがない、面白いストーリー。
Celeina:ちなみに、TEN CLUBの設計図面も描かれてますか?
清水:いや、友達も巻き込みたくて。友達を巻き込んで、内装とか現場監督入れたりとか、みんなで作ったって感じです。
Celeina:すごい。清水さんを中心として、周りにコミュニティが既にできてると。
清水:いろんなところにいたんで、いろんな知り合いがいますね。
タカノ:清水さんご自身もバーに立たれるんですか?
清水:立ちますよ。全然います。
タカノ:そうなると、いろんな業界を経験してるので、お話もいろいろできるじゃないですか。
清水:ちょっと強みになってますね。
Celeina:TEN CLUBは、どんなところにこだわられてるんですか?
清水:お酒を売ってるっていう感覚はあんまりなくて。飲む意義とか、誰と飲むかとか、そういう方が大切だと思ってるんで、クラフトビールのボトルとかをシェアしたらお安くしますよとか。お酒が会話のきっかけとかフックになればいいな、っていう気持ちでやってます。
タカノ:なるほど。楽しい時間を過ごすための要素としてお酒があるっていう感覚ですかね。
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TEN CLUBならではのイベントとお客さん
Celeina:インスタを拝見させてもらったんですけれども、すごいカッコいいフライヤーがたくさん並んでて。これは清水さんがやられてるイベントなんですかね?
清水:そうですね。イベントが多くて、TEN CLUBでもイベントやるんですけど、最近だと、ありがたいことに、自分が呼ばれて参加するだけの出張の依頼もいただけるようになりました。
タカノ:いろんな方とつながっていったら、いろんなところでお声がかかるというかね。
清水:そうなんですよね。
Celeina:そのイベントは、どういったイベントなんですか?
清水:音楽のイベントもあるし、前職アパレルだったんで、アパレルのイベントも多いですし、あとは、フードとかですかね。でも、いろいろ何でもやってます。
Celeina:楽しそう。行くだけで友達増えそう。ちなみにTEN CLUB、どんなお客さんがいらっしゃいますか。
清水:いろんな方に来ていただけるんですけど、スタッフが自分以外にもいるんで、みんな違うんですよ。その子たちによって、どういうお客さんが来るか。自分の場合だと、アパレルの子とかが多いですし。あとは、クリエイターとか事業主とか、みんな自分でバリバリやってる人たちが多くて、いつも刺激もらってます。
タカノ:清水さん、一滴も飲まずにお客さんと会話するときの、楽しみ方のコツとか、もしあれば。
清水:元々相手が楽しいと、こっちも楽しくなっちゃうんです。なんで、付いてっちゃうっていうか、追い越しちゃうみたいな。
タカノ:いいですね。場に応じて、キャラが変動するじゃないですけれども。
Celeina:強みですね。
清水:そうなんですよ。
タカノ:さあ、ではここで1曲、清水さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらったんですが、どんな曲でしょう?
清水:MGMTで“Electric Feel”。個人的に、夏に音楽フェスとかで聴きたいな、みたいな曲なんですけど、昨日(5月29日)、『GREENROOM FESTIVAL』とか『森道市場』とかみんな行ってて、東京に友達いなくなっちゃったんじゃないかみたいな感じでInstagramのストーリーズがジャックされてて、それで昨日、この曲を聴いてたんですよ。
Celeina:1人でフェスやってたわけですね。
清水:自分も寂しくてみたいな(笑)。夏を感じちゃいますよね。
タカノ:感じましたか。それでは聴いてみましょう。
TEN CLUBの名前の由来はストリートファイターの……
Celeina:夏を感じたところで、先ほどお話したTEN CLUBですけれども、お名前の由来、気になったんですよね。インスタのロゴが「天国」の「天」じゃないですか。
タカノ:このロゴ、BOREDOMSオマージュ的な?
清水:そうですね。
タカノ:音楽詳しいっていうのが伝わってきました。
Celeina:TEN CLUBっていう名前の由来はあるんですか?
清水:オープンした当時は、カッコつけて、仏教用語で意味があるとかごちゃごちゃ言ってたんですけど、最近は気付かれ始めて(笑)。結構、性格がふざけてるんで。ストリートファイターの「豪鬼」っていうキャラクターの「瞬獄殺」っていう技で、最後、バーンって出てくるんですよ「天」って。
タカノ:それが由来?
清水:です(笑)。
タカノ:めちゃくちゃ意外な。でも、カッコいいですね。
Celeina:ちなみにTEN CLUBで、近々イベントの開催ありますか?
清水:2日間ありまして6月10日と11日。10日はTEN CLUBでやります。それが大阪のアパレルとそこの古着屋さんと、ソックスのブランドと、あとサンドイッチ屋さんの3社が大阪から来てくれるんで、そこのイベントやろうかなっていうのが、1日目。2日目は三軒茶屋の仲良くさせていただいてるアサヒヤさんっていうシルクスクリーンのお店で、5社合同みたいな感じでドリンクとかも出したり、シルクスクリーンもできたり。そのシルクスクリーンも、超面白いですよ。
タカノ:アパレルとか食とか、いろんな要素が入ってるところがいいですね。
清水:そうですね、ごちゃ混ぜで。それがTEN CLUBっぽいみたいな。
Celeina:普段、TEN CLUBに行ってないような、我々やリスナーさんも、突然このイベントに行っても大丈夫ですか?
清水:もちろんです。めちゃめちゃ嬉しいです。
Celeina:ありがとうございます。さあ、「FIST BUMP」は、グータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっていますが、清水さんがご紹介してくださるのは、どんな方でしょうか?
清水:ファッションスタイリストの東将平くんです。
タカノ:お仕事仲間みたいな感じですか?
清水:仕事は一緒にはしてないんですけど、これから何かやりたいねみたいなことを、この前、ちょうど話しました。
Celeina:一言で表すなら?
清水:人を惹きつける不思議な魅力があって、ラッキーなところもあったり、マルチなんです。彼も、いろんなことをやられてるんで、そこが多分、仕事につながってるのかなっていう、つかみどころのないような。
タカノ:運気が上がりそうな。
清水:そうですね。
タカノ:ありがとうございます。明日は、ファッションスタイリスト東将平さんにつなぎます。
Celeina:「FIST BUMP」今日は高円寺のスタンディングバーTEN CLUBのオーナー、清水剛史さんでした。ありがとうございました。
清水:ありがとうございました。