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【2026年上半期振り返り・音楽編①】Trooper Salute、座布団忍者らインディバンド活況

2026.7.31

#MUSIC

民謡クルセイダーズ、中西レモンなど民謡が熱かった上半期

宗像:いやー、そこまで深く考えてませんでしたね(笑)。そう、民謡のシーンがいま熱くなっているというのは、2026年上半期のトピックとして言っておきたくて。まず、民謡クルセイダーズが2023年にメジャーデビューして、メジャー2作目となるアルバム『日本民謡より愛をこめて』が6月にリリースされました。元ちとせさんとかもゲストに迎えて、民謡にラテンを掛け合わせた音楽をやってるんですけど、こんど北米ツアーもするなど、でかい話になっている。というのがやっぱり大きなトピックとしてあります。

宗像:あと、中西レモンっていう人がいるんですよ。この人は江州音頭の音頭取りで、 コブシを回して歌う人なんですけど、その人がアルバムを出して、それがわけがわからないぐらいすごかった。その中西レモンを全面的にバックアップしているのが、すずめのティアーズっていう女性2人組なんですよ。すずめのティアーズは、ブルガリアンポリフォニーみたいな、不協和音を含むボーカルミュージック、ヨーロッパのルーツミュージックと日本のルーツミュージックを掛け合わせたようなことを2人でやっています。そういう人たちが中西レモンと一緒にやったりしている、シーンがあるんです。

宗像:あと島々っていう、チミドロの花井(国治)さんと元Have a Nice Day!の内藤さんがやっているユニットがあって、彼らも民謡×ラテンみたいなことをやっています。彼らはまだフィジカルリリースがなくてSoundCloudでしか聴けないんですが。あと、沖縄のゆいゆいシスターズという女性4人組のアルバム 『天まで届けシトゥリトゥテン』も出たところです。ウチナージャズと呼ばれる沖縄独自で育ったジャズシーンがあって、その要素を取り入れた雑食性の強いアルバムで、これもとても良かったです。4人のうち1人がお母さんで、2人がその娘なんですよ。

松島:内藤さんって復活してるんですね(笑)。少しずれるかもしれませんが、『DAIBON』(=中野大和町八幡神社 大盆踊り会)は行事として定着して、盆踊りから派生した日本のブロックパーティーっぽい感じになっているような印象があります。さらにADM(アジアンダンスミュージック)的に拡大解釈すると、Soi48というクルーがそういうパーティーをずっとやっていたり。民謡というもの自体をADMとして捉え直すような、そういう複眼的な視点で民謡を見るっていうのは面白いかもしれないですね。

宗像:そうですね。民謡クルセイダーズにしても中西レモンにしても島々にしても、ダンスミュージックではあると思うんです。民謡とダンスミュージックの親和性は高いと思います。

松島:切腹ピストルズとかがちょっと前にやっていたことも、民クルの感じに通ずるところがあるかもしれません。

風間:そうですね。民謡クルセイダーズに関しては、長い蓄積があるんですよね。フェスを回ったり、ドキュメンタリー映画になったり、ヨーロッパも回ったり、フレンテ・クンビエロとコラボしたり。積み上げてきたものが成就した、そこに時流も乗ってきた、という側面が大きいと思います。

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