「自分らしくありたい」という気持ちに寄り添う音楽ジャンル「LOOSE POPS」を掲げ、7人それぞれの「毎日」をポップに歌うEttone。英語と日本語を織り交ぜた歌詞をJ-POP由来のメロディーに乗せ、孤独や葛藤に寄り添う歌を世界へ届けるRol3ert。そんな両者が、新曲“STAY”で交わった。
Ettoneのプロデューサー・ALYSAが手がけた疾走感あふれるトラックを起点に、制作にはEttoneからchiharuとpiaが参加。「ここにいることしかできない。けれど、ここにはいたくない」――矛盾する感情を中心に、英語と日本語が交差し、走馬灯や青春、「青」のイメージが連なっていく。現在進行形のEttoneを記録したような一曲は、どのように生まれたのか。ムードボードから始まったコライトのプロセスと、矛盾する本音を言葉にし、楽曲へと昇華することで3人の内側に起きた変化を聞いた。
INDEX
英語の感覚と、日本語の繊細な感情。3人のルーツが交わる場所
―まず、今回のコラボレーションが実現した経緯から聞かせてください。
Rol3ert:最初の接点は、EttoneのプロデューサーであるALYSAさんと、僕が同じコライトキャンプに参加していたことです。そのときはお話しできなかったんですけど、お互いの存在は知っていて。しばらくして、Ettoneの次のプロジェクトで組む候補として僕の名前を挙げてくれた方がいて。それをきっかけにALYSAさんから連絡をいただき、セッションすることになりました。
―Rol3ertさんは、当時Ettoneにどんな印象を持っていましたか?
Rol3ert:当時はまだ2、3曲しかリリースされていなかったんです。しかも曲ごとにスタイルが違っていたので、どういうグループなのか簡単には輪郭をつかめなかった。だから最初は、すごくミステリアスに感じてました。でも、あとから知っていくうちに、ジャンルに縛られないことや、「アイドルではない」という立ち位置そのものが、Ettoneの良さとして表れているんだなと思うようになりました。

Ettone(エトネ)
ALYSAがLabel Head / Executive Producerを務める、クリエイティブレーベルO21(オートゥーワン)から生まれた7人組クリエイティブガールグループ。彼女たちが掲げる音楽ジャンルは、「自分らしくありたい」という感情に寄り添う「LOOSE POPS」。anri, chiharu, koyuki, mirano, pia, shion, yuzuki、それぞれが表現者として制作に深く関わり、個人の記憶や経験を持ち寄り、ハーモニーとしてひとつの物語に編み直していく。音楽制作では、ALYSAが世界各地のトップクリエイターや日本国内の優れたアーティストたちとコラボレーションを重ねながら、Ettoneのメンバー自身も作曲やクリエイティブに参加し、国やジャンルの枠を越えたサウンドを共に構築している。Rol3ertがコライトに参加した5thデジタルシングル“STAY”が8月19日にリリースされた。
―逆に、piaさんとchiharuさんは、Rol3ertさんの音楽にどんな印象を持っていましたか?
pia:もう、どタイプの曲ばかりでした。聴きながら「全部好きだ。これは一緒に制作するのが楽しみだな」と思っていて。Rol3ertさんと制作すると聞いた日にトラックも聴かせていただいたのですが、2人で「これは熱い!」とすごく盛り上がりました。
chiharu:私も、聴いた瞬間に「うわあ!」と気持ちが上がるような、すごくワクワクする音楽だと思いました。会う前は曲だけを聴いていたので、実際にはどんな方なのか分からなかったので、制作をずっと楽しみにしていました。
―Ettoneのメンバーから、今回piaさんとchiharuさんが制作に参加したのは、どういう理由だったのでしょうか。
pia:ALYSAさんに選んでいただきました。オーストラリアで育った私は、英語や海外の音楽的な感覚をRol3ertさんと共有できる。一方、chiharuは、日本語の繊細なニュアンスや個人的な感情を歌詞にできる。そうした役割のバランスを考えて、この2人を選んでくれたのだと思います。
Rol3ert:僕が普段作る音楽とpiaちゃんのバックグラウンドが重なると、言葉やサウンドが自然と海外のポップスに近い方向へ進むと思うんです。そこにchiharuちゃんが入ることで、日本語でしか表せない私的な感情を曲の中心に置ける。そのバランスを考えての人選だったんじゃないかな。

2005年、アメリカ生まれ。2歳から日本で育ち、2025年1月に楽曲“meaning”でソロアーティストとして本格始動。主に英語詞を用いたグローバルな視点の楽曲を発信し、注目を集める新世代シンガーソングライター。活動開始直後から異例のスピードで躍進し、2025年には『FUJI ROCK FESTIVAL ’25』や『SWEET LOVE SHOWER』などの大型フェスへ次々と出演。さらに2026年には、Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise 2026」への選出や、「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」でのラジオ特別賞受賞を果たす。『SUMMER SONIC 2026』の出演ステージにて、自身初となる1stフルアルバム『meet me in my head』を2026年10月21日にリリースすることを発表。