11月8日(日)よりWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドで放送・配信される『連続ドラマW 恩田陸 ユージニア』の、フルキャストとポスタービジュアル、特報映像が公開された。
同作は、恩田陸の同名小説が約20年の時を経て初めて映像化されたもの。北陸のK市で発生した17人が死亡する大量毒殺事件をめぐり、生き残った盲目の少女や事件を追う人々が、30年の時を経て事件に翻弄されていく姿を描くミステリーだ。主演を岸井ゆきの、脚本を2027年のNHK大河ドラマ『逆賊の幕臣』も手掛ける安達奈緒子が務める。

今回発表された登場人物たちは、「事件」「憧れ」「支配」などの関係性を軸に、複雑につながっていく。なかでも重要なのが、木竜麻生演じる田波友子と、成海璃子演じる青澤緋紗子。友子は、岸井演じる主人公の雑賀満喜子が毒殺事件をもとに執筆した小説『忘れられた祝祭』を手がかりに、闇に葬られた真実を追う。一方、緋紗子は満喜子の幼馴染であり、毒殺事件の生存者。なお友子は、原作には登場しないオリジナルキャラクターとなっている。
さらに、満喜子らとともに事件の第一発見者となる雑賀誠一役に丸山隆平(SUPER EIGHT)、緋紗子の母役に真木よう子、青澤家に仕える家政婦のキミさん役にかたせ梨乃、事件を追う刑事の栗城照晃役に片岡愛之助が決定。また、10代の緋紗子を倉持春希、緋紗子と出会うことで人生が狂いだす美青年のユージンを倉須洸が演じる。あわせて、新キャストと監督からのコメントが公開された。
ポスタービジュアルはシアンブルーを基調とし、満喜子(岸井)、友子(木竜)、緋紗子(成海)の3人が描かれたデザインに。満喜子、友子は目線が反れているが、盲目のはずの緋紗子は、目の焦点が合っている。さらに、3人を束ねている「円」は、劇中で何度か登場するキーアイテムだ。また、ストーリー上で重要な役割を果たす白の百日紅が、右上と左下にあしらわれている。
特報映像では、事件の凄惨な現場や、記憶に翻弄される登場人物たちの姿が収められている。
木竜麻生(田波友子 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
⾃分の⼈⽣を⽣きている中で、他者と関わりながら⾃分を知っていくことが沢⼭あると思います。
いつ、どこで、どんな経験をするのか、そしてどんな感覚に陥るのか、それはその瞬間まで誰にも分からない。今作は
まさにその“分からなさ”を考えてしまう作品のように感じます。
ぜひ皆さんに楽しんでいただけることを祈っております。
【人物紹介】
■田波友子(たなみ・ゆうこ)
“本作のストーリーテラー。視聴者に目線が近い人物。”
友子は、謎が謎を呼ぶ毒殺事件の核心に向かって突き進むフリーライター。K市を訪れ、満喜子らに取材し、彼女もこの事件によって人生を変えられてしまう。そもそも彼女が事件に拘るのにはある理由があった…。
成海璃子(青澤緋紗子 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
20代と40代、それぞれの時代の⻘澤緋紗⼦を演じるにあたり模索した⽇々は楽しかったです。
描かれている緋紗⼦はとても魅⼒的で、恩⽥陸先⽣の原作、安達奈緒⼦さんの脚本を読ませていただき、プレッシャー
を感じつつもすぐにお引き受けしたいと思いました。
映像作品ならではの「ユージニア」を是⾮楽しみにしていただけたらと思います。
【人物紹介】
■青澤緋紗子(あおさわ・ひさこ)/※10代を演じるのは倉持春希
“どこまで見えていて、どこまで見えていないのか分からない人物”
事件当時は13歳。緋紗子は、幼少期の事故で盲目となった、K市の名士・青澤家の長女。そして、本作のストーリーの軸となる大量毒殺事件の青澤家唯一の生存者。物語の中心人物であり、満喜子の幼なじみだ。達観しており、自分の立場に対するあきらめ=絶望のようなものがある。見えないはずなのに、誰よりも「見えている」。被害者でありながら、加
害者の影をまとい続ける。無垢と悪意の境界に立つ存在である。結婚後、アメリカに住んでいた。
真木よう子(緋紗子の母 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
記憶も真実も、ひとつではない。⼈が信じる「現実」の曖昧さに、
私⾃⾝の哲学を重ねながら向き合えた作品でした。
【人物紹介】
■緋紗子の母
敬虔なクリスチャン。盲目の娘・緋紗子を誰よりも深く愛し、寄り添い続ける母親。
緋紗子を救いたい、正しい道へ導きたいという思いがある。
かたせ梨乃(キミさん 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
⽣暖かい⾵が宴を包み込み世間を震撼させる⼤惨事へと誘う。
誰が本当のことを語っているのか真実を知っているのが
演じている私達も⾃分が何故⽣きているのかを考えさせられてしまう
味わったことのない世界へようこそいらっしゃいました。
⼼揺れながらお楽しみ下さいませ。
【人物紹介】
■キミさん
20年近く青澤家に仕えた家政婦。緋紗子の他に、事件で生き延びたもう一人の人物。事件後、長いこと、後遺症に苦しんでいた。事件後は世間から犯人ではないかという疑いまで向けられ、事件に長年苦しめられる。事件現場にいたが、真相に近づく鍵となるのか…。
片岡愛之助(栗城照晃 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
恩⽥陸さんの「ユージニア」という、⾮常に奥深く、
謎めいた作品に参加させていただけることを嬉しく思っております。
私が演じる栗城照晃は、事件を追う刑事です。
30年の時を経てもなお⼈々を翻弄する事件の真相とは何なのか。
ぜひ皆様も物語の中に⼊り込み、⼀緒に謎を追いながら最後までお楽しみください。
【人物紹介】
■栗城照晃(くりき・てるあき)
事件の担当刑事。折り鶴、連鶴が得意。不完全燃焼で事件の幕が閉じた。被害者のキミさんほか、関係者への聞き込みを粘り強く行った。あることを確信していたが、「何かおかしい」「だが証明できない」を反芻し、事件を最後まで疑い続けた。真相が近いと感じながらも、説明のつかない違和感を拭いさることができず、長年苦しむ。
丸山隆平(雑賀誠一 役) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
あらゆる想いが絡み合う、美しくも残酷な物語。
台本を読み終えた時、何とも⾔えない気持ちが⼼に遺りました。
今回いただいた役については、その⼈物に落とし込んでいく過程が、とても苦しくて楽しかったです。
作品の⼀部として役に⽴てたのか、皆さんにどう届くのか、楽しみでなりません。
3⼈の⼥性を軸に複雑に絡み合うヒューマンサスペンスを是⾮お楽しみ下さい。
【人物紹介】
■雑賀誠一(さいが・せいいち)
雑賀家の長男、満喜子、順二の兄。毒殺事件の第1発見者のひとり。凄惨な現場を目の当たりしながらも、人を呼んでくるなど冷静な部分もある。事件当時、高校受験を控えており、機嫌が悪かった。満喜子とは違い、誠一は事件を人生の中心に置かず、距離をとってきた。
古川豪(監督) コメント
・視聴者の皆様へのメッセージ
圧倒的だった。俳優陣の圧倒的芝居を余すことなく視聴者に届けるためには︖と奔⾛する毎⽇だった。再会した俳優陣も、初めての俳優陣も、また必ずどこかで。「ユージニア」俳優陣が紡いでくれた演技に魂が奮えた。
『連続ドラマW 恩田陸 ユージニア』

WOWOWにて11月8日(日)スタート
毎週日曜午後10:00放送・配信(全6話)【第1話無料放送】
出演:岸井ゆきの 木竜麻生 倉須 洸 倉持春希 / 丸山隆平 真木よう子 かたせ梨乃 / 成海璃子 片岡愛之助
原作:恩田 陸『ユージニア』KADOKAWA/角川文庫
脚本:安達奈緒子
音楽:ベンジャミン ベドゥサック
監督:古川豪(『金子差入店』他)、川井隼人(NHK「東京サラダボウル」、ディズニープラス「ガンニバル」他)
プロデューサー:山田雅樹 稲葉尚人 中田志保 家冨未央
協力プロデューサー:小寺剛雄 施夢潔
制作プロダクション : 角川大映スタジオ
企画協力 :KADOKAWA
製作著作 :WOWOW
原作:恩田 陸『ユージニア』KADOKAWA/角川文庫
<ストーリー>
北陸、K市の名家・青澤家で起きた大量毒殺事件。現場には、ユージニアという意味不明の言葉が出てくる詩のような一通の手紙が残されていた。当時、小学生だった目撃者のひとり、雑賀満喜子(岸井ゆきの)は、事件から10年後に、ふとした衝動に駆られ、大学の卒論の題材として、事件の関係者へのインタビューを始める。そして、少女時代の友人であり青澤家唯一の生存者である青澤緋紗子と再会。この緋紗子との出会いが満喜子の人生を大きく変え、狂わせていくことに……。彼女の論文は、後に出版されベストセラーになるが、その一冊を残したきり満喜子は突如世間から消える。事件から約30年の時を経て、フリーライターの田波友子が再びこの事件を調べるためにK市を訪れる。そんな彼女の前に満喜子が現われ、さらに緋紗子も米国からK市に戻ってくる。数十年を経て明かされる、残された者たちの想いとは……。