日本最大規模の映像アートの祭典『イメージフォーラム・フェスティバル2026』が、9月19日(土)より東京のシアター・イメージフォーラムを皮切りに、京都、名古屋、広島、福岡で順次開催される。



1987年にスタートし、40回目を迎える同映画祭。今回は「氾濫する映画」をテーマに掲げ、全90作品が上映される。メインビジュアルのイラストはミュージシャンの近田春夫が手掛けた。
東アジア地域を対象とした『東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション』では、過去最多の585作品から選ばれた和田淳やホン・ジンフォンらの作品を上映。また、今年から新設された『ジャパン・エクスペリメンタル』部門では、新進日本人作家による5作品が選出された。
メインプログラムとなる招待作品部門では、審査員も務めるマリー・ロジエの大規模なレトロスペクティブ『マリー・ロジエ特集:アンダーグラウンド・スーパースターズ』を開催。



さらに、『ラディカル・アマチュアリズム:ユーゴのアンダーグラウンド・シネクラブ』やメキシコの映像集団コレクティーボ・ロス・イングラビドスの特集、4月に逝去した金井勝を追悼する『シュルレアリスムの王国 追悼・金井勝』、イメージフォーラム映像研究所の50周年を記念した『イメージフォーラム映像研究所の50年』など、様々なプログラムが組まれている。真利子哲也や大木裕之の貴重な作品も上映される予定だ。



発表にあわせて映画祭ディレクターからのコメントも公開された。
映画祭ディレクター:門脇健路 コメント
1987年にスタートしたイメージフォーラム・フェスティバルは40回目を迎えます。本フェスティバルが「映像が『個人の表現メディア』となること」を謳って始まった当時、映像を作り、発表することは特別な行為でした。しかし、今や誰もがスマートフォン一台で映像を撮影し、編集し、世界へ発信することができます。映像表現はかつてないほど身近なものになりました。その結果、一つひとつの映像に向き合い、その力を受け取るということは、以前とは少し違うものになっているのかもしれません。では、そんな時代になぜ映像をつくるのか。このフェスティバルでは、現在の映像を取り巻く環境や既存の表現に安住せず、創造のパワーを氾濫させ続ける作り手たちに注目します。彼らと観客のみなさんとの間に散る火花の先に、これからの映像表現の可能性を見つけたいと思います。
『イメージフォーラム・フェスティバル2026』「氾濫する映画」
日程:9月19日(土)~9月25日(金)
会場:シアター・イメージフォーラム/寺山修司(イメージフォーラム3階)
全国順次開催
【京都】出町座 10月16日(金)~10月22日(木)
【名古屋】ナゴヤキネマ・ノイ 11月7日(土)~11月13日(金)※11月10日(火)休館
【広島】広島市映像文化ライブラリー 11月24日(火)~11月29日(日)
【福岡】福岡市総合図書館映像ホール・シネラ 12月9日(水)〜12月13日(日)
主催:イメージフォーラム
共催:出町座 ナゴヤキネマ・ノイ 広島市映像文化ライブラリー 福岡市総合図書館映像ホール・シネラ実行委員会
協賛:株式会社ダゲレオ出版
助成:芸術文化振興基金
協力:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
同時開催:“マリー・ロジエ特集:アンダーグラウンド・スーパースターズ” 初期作品含む長短編14本上映!
場所:東京日仏学院エスパス・イマージュ
2026年9月18日(金)・19日(土)・20日(日)・27日(日)