9月30日(土)より開催される映像アートの祭典『イメージフォーラム・フェスティバル2023』の主要ラインナップが発表された。
東京会場には、渋谷シアター・イメージフォーラム、SHIBUYA SKYのほか、今年から新たに赤坂のゲーテ・インスティトゥート東京、南青山のFeb Gallery Tokyoが追加され、より規模を拡大した開催となる同イベント。37回目を迎える今年のテーマは「ギャザリング・クラウド」。特集プログラム「ギャザリング・クラウド フィルム・イン・シェルター2023」では、クーデターや戦争、紛争など社会環境の急激な変化の中で映像制作を続けるミャンマー、ロシア、コンゴの映像作家にフォーカス。各プログラムのキュレーター、作家を招いてのシンポジウムや国内未公開作の上映が行われる。
そのほか、アカデミー・フィルム・アーカイブのマーク・トスカーノがセレクトした貴重なアメリカの実験映画プログラムや、60年近いキャリアを誇る日本の実験映画を代表する作家の一人、奧山順市の特集などもラインナップ。
恒例となったSHIBUYA SKYの屋上を会場とする屋外音楽映画上映では、タジキスタンの民族音楽一家をカメラに収めた『パパ・アラエフの音楽王国』を国内初上映するほか、『ジギー・スターダスト』『ガリーボーイ』『ブリング・ミンヨー・バック!』も上映される。
なお、『イメージフォーラム・フェスティバル2023』は11月17日(金)から19日(日)まで京都で、11月23日(木)から26日(日)まで名古屋でも開催される。京都会場、名古屋会場のプログラムは順次発表となる。