石田ゆり子主演の『連続ドラマW マイ・スイート・ホーム』が、10月31日(土)22:00よりWOWOWプライムおよびWOWOWオンデマンドにて放送と配信が開始する。
同作は、『最後から二番目の恋』などで知られる岡田惠和が脚本、監督は映画『ブルーピリオド』『傲慢と善良』などを手掛けた萩原健太郎が務めるオリジナルのヒューマンドラマ。WOWOWのドラマで初主演を務める石田は、子どもたちが独立し、夫と豊かで穏やかな生活を送る専業主婦・上原春花役を演じる。

疎遠になっていた友人・冬美の訃報をきっかけに、春花たちは彼女が生前に口にしていた「一度でいいから自分じゃない人になりたい」という願いを思い出し始めた、お互いのパートナーをシャッフルする2週間の「お試し生活」を通して、還暦を目前にした大人たちが、自身の人生や居場所を見つめ直していく様子をユーモアと温かな眼差しで描いている。
あわせて、キッチンに立つ春花をとらえたティザービジュアルが解禁。さらに、主演の石田、脚本の岡田、監督の萩原、プロデューサーの植田春菜からのコメントが公開された。
石田ゆり子 コメント
かねてより岡田惠和さんの描かれる世界の大ファンでしたので、この作品への出演のお話しをいただいたとき、わぁ!
と胸がトキメキました。そして企画書、役設定、あらすじを読み、なんて面白くて切なくて可愛いお話なんだろうと思いました。
50 代が終わろうとしている世代。何を喋ったとしてもその言葉の後ろに人生が滲み出てしまう。そのことが重たくもあり、ありがたくもあると、最近ずっと思っていました。そんないい歳をした大人たちが、こんなことを思いつき、そして実行してしまうことの可笑しさと切なさ。
どこか海外のコメディのようでもあり、ファンタジーのようでもありますが、この役を演じ終えた今は、他の誰でもない自分の人生を心から愛おしく思える春花の気持ちに心から共感しています。
春花はいわゆるスーパー主婦という設定です。きちんと家を守り完璧に家事をこなし、夫の身の回りの世話をする。主婦としての自負と、社会に出て働いてバリバリ活躍している親友たちへの密かなコンプレックス。ちょっと面白い優等生として生きてきた自分への自己分析は、なんとなく私自身も共感できる部分もあり、面白いなぁと思いました。
この物語は、長い交響曲を全員でエンドレスで奏で続けているような心地よさがあります。それぞれ同じだけのソロパートがあり、全員が聞き役になり、語り部になる様はきっと見ていて飽きないんじゃないかなと思います。素晴らしいキャストの皆さんとこの作品でご一緒できたこと、ほんとに幸せでした。私が一番頼りなかったのではないかと撮り終えた今でも思いますが、撮影中の二ヶ月間、とても幸せな時間が流れていました。
夫婦をシャッフルするというそんなこと誰が思いつくんだろうということを実践する六人ですが、岡田惠和さんの作品ならではのユーモアとチャーミングさに溢れた物語です。秋の夜長にぜひ、ご覧ください。
岡田惠和(脚本家) コメント
大人たちの、妻たちの、夫たちの青春物語を書きたいと思っていました。登場人物たちはアラ還なんて呼ばれる年齢ですが、いくら年を重ねたって人生への悩みはなくなりません。
むしろ「自分はどう生きるべきなのだろうか、これでいいんだろうか」という悩みに、「自分はこのまま人生を終えるのかな」という、どうにもならない辛さが加わるだけ、より悩み多き年齢の登場人物たちです。
そんな大人たちの、明るくせつなく愛らしい物語です。きっと今を生きるすべての人たちに共感していただけるドラマになっていると思います。
主演を石田ゆり子さんにお願いし、出演を快諾していただいたときは、嬉しかった。
常識人としてきちんと生きていた、やるべきことをやってきた誇りを持った女性が、軽く誤作動して、暴走します。
どんな風に演じていただけてるのか、観るのがとても楽しみです。
石田さんを中心に、素敵な名優さんたちに出演していただきました。豊かで新鮮なお芝居がたくさん観れることをお約束します。
ベテランの名優たちを、異なる世代の萩原健太郎監督がどんな風に演出されたのか。これも楽しみです。自分の新しい代表作になる予感が強くしております。
萩原健太郎(監督) コメント
ずっと忘れられないテレビドラマがあります。「17 才 – at seventeen -」。14才の自分にとってバイブルのようなド
ラマで、高校生になったら彼らのような青春を味わいたいと強く憧れたのを覚えています。あれから 32年が経ち、「17才」を手がけられた岡田惠和さんのオリジナル脚本を監督するという奇跡のような機会を得ました。しかも今度は 60才を目前に控えた女性 3 人とその夫たちの話です。岡田さんの描く 17才に憧れた 14才の少年が、45才の中年になり今度は岡田さんの描く 59才に命を吹き込める幸運に、感謝と共に身が引き締まる思いです。大の大人達がバカみたいな小さい大冒険に挑んで、忘れていた感情に出会い、そして、不在の温かさを知る物語です。いつか60代を迎える全ての世代が憧れる、そんなドラマを目指しました。石田ゆり子さん扮する春花をはじめ、6人が必死に自分の人生と向き合う姿は時に切なく、時に可笑しくもあります。ぜひテレビの前で泣いて笑って楽しんでください。
植田春菜(プロデューサー) コメント
岡田さんに 「WOWOW でどうしても書いてみたいものがある」と仰って頂き、久しぶりにWOWOWで書いて頂いたのが本作です。物語のユニークな仕掛けとなる“パートナーのシャッフル”。驚きと共に、なんて面白いことを思い付くのだろう!と、最初にアイディアを伺った時のわくわくを今でも鮮明に思い出せます。この仕掛け部分だけ聞くと、禁断の行動のように思えるかもしれませんが、彼女たちは至って真面目にこの思い付きを実践し、生活を変え、共にする相手が変わる中で、自分自身の生き方を反芻したり、逆に、これまで知らなかった夫や友人の姿を知ることになります。「そうきましたか!」と、こちらの想像をいつもはるかに超えるアイディアが盛り込まれた脚本を岡田さんにあげて頂く度に、本当に楽しく、そして深い感動を覚えました。岡田さんの真骨頂とも言えるこの会話劇を、萩原監督に撮って頂く中で、改めて「ひとつひとつの台詞と台詞に相関性があり、本当に巧みな会話劇ですよね…」と、俳優部含めて何度も話したことも印象深いです。私自身は春花たちよりも下の世代であり、“いつでも変われる自分でいたい”と願いながら生きていますが、この物語に出てくる登場人物たちの姿に、変わらなくてもいいこともあるのかもしれないな、と、もう少しだけそのままの自分を認めてあげても良いのかもしれないと思えることができました。萩原監督には、この巧みな会話劇の行間を埋めるクリエイティブを発揮頂き、監督にメガホンを撮って頂いたことで、世代を超えて感じ入ることができる世界に広げて頂きました。 「あの時の自分の言動や決断は正しかったのか」と悔いたり悩んだりすることも多いのが人生だと思いますが、それでもこれからの自分自身の人生にちゃんと期待が持てる、そんなドラマになっていると思います。是非、彼女たちの物語を最終話まで見届けて頂きたいです!笑って泣ける、いい時間を必ず過ごして頂けると思います。
『連続ドラマW マイ・スイート・ホーム』(全 6 話)

放送配信:10 月 31 日(土)午後 10 時~ 放送・配信スタート <第1話無料放送>
WOWOW プライム/WOWOW オンデマンド
脚本:岡田惠和
監督:萩原健太郎
主演:石田ゆり子
音楽:山田勝也 橋本和昌
プロデューサー:植田春菜 平部隆明
制作協力:オフィスクレッシェンド
製作著作:WOWOW
【ストーリー】
すでに子どもたちも独立し、夫と豊かで穏やかな生活を送る主婦・春花(石田ゆり子)には、深い友情で繋がっている友人がいた。東京・葉山・軽井沢、住まいも職業も三者三様だが、今ではそれぞれのパートナーも交えながら、定期的に集っている。春花、夏希、秋絵。そして、疎遠になっているもう一人の友人、冬美 ——。
『春夏秋冬』は、学生時代からいつもずっと一緒だった。
ある日突然もたらされた、冬美の訃報。3 人は冬美に想いを馳せながら、レールを外れることなく真面目に生きてきた、そろそろ還暦を迎える自分たちのこれまでや、これからどうありたいかを再確認していく。「一度でいいから自分じゃない人になりたい」。生前、冬美が言っていた願いを思い出す 3 人。そうして、天国の冬美が笑ってくれそうなバカな思いつきを、みんなでやってみることにした。それはお互いのパートナーをシャッフルする、二週間の“お試し生活”だった。