10月2日(金)から全国公開される映画『本当にあった話(の話)』より、15点の場面写真が一挙に解禁された。
商業デビューを果たす武井佑吏が監督を務める同作は、「実際に起きた殺人事件」というフィクションを題材に、虚構が現実を、妄想が真実を飲み込んでいく戦慄と興奮を、毒気混じりのユーモアで描く。物語は、世間を震撼させた「配偶者入れ替え連続殺人事件」から数十年後の現在を舞台に始まる。事件を題材にした禁断の舞台で主演に抜擢された演技経験のない夛田(ただ)は、自身の経験を役に重ねるうちに、次第に虚構と現実の境界を見失っていく。
主人公の夛田を水上恒司が演じるほか、相手役の女優・米良を黒木華、夛田の元妻・アリサを山下美月、脚本家の垣内を小池栄子、演出家の加藤を佐々木蔵之介がそれぞれ演じる。夛田を取り巻く4人はいずれもまっとうな意見を言う静的な役どころだが、心の内には「グロテスクな本音」を秘めている。
公開された場面写真では、夛田の舞台上で不気味な笑顔を浮かべる姿や倒れた米良を前に佇む姿などが切り取られている。また、舞台の題材の本を手に取る垣内、稽古場で熱のこもった演技指導を行う加藤、カフェで向き合う夛田とアリサなど、物語を取り巻く人物たちが夛田によって次第に翻弄され、「化けの皮」が剥がれていく不穏な空気が収められている。
映画:『本当にあった話(の話)』

2026年10月2日(金)よりテアトル新宿 ほか 全国ロードショー
水上恒司 黒木華 山下美月 大東駿介 山本浩司 / 小池栄子 / 佐々木蔵之介
原作 鴻池留衣『本当にあった話(の話)』(文藝春秋) 音楽 Maika Loubté
監督・脚本・編集 武井佑吏
製作 石井紹良 岸善幸 髙橋紀行 太田和宏 プロデュース 中村優子 企画・プロデューサー 杉田浩光
撮影・編集 渡邊雅紀 照明 志村昭裕 録音 豊田真一 美術・装飾 遠藤善人
製作委員会 murmur テレビマンユニオン KDDI 東京テアトル 制作プロダクション テレビマンユニオン
配給 東京テアトル/murmur
©鴻池留衣/文藝春秋/2026「本当にあった話(の話)」製作委員会
<物語>
「化けの皮、剥がれちゃってますよ?」
1999年。厳格な家庭に縛られてきた近田貴子は、恋人との結婚を否定され、ある計画に踏み出す。それは、立派な経歴を持つ男と結婚し殺害、その人生を恋人に引き継がせ“夫婦”として生きる計画だった。しかし、貴子の歪んだ欲望は止まらず、殺人は繰り返されていくー。
そんな世間を震撼させた〈配偶者入れ替え連続殺人事件〉から数十年。事件を元にした禁断の舞台が作られることになり、夛田が主演を射止める。だがそこからがこの舞台の悪夢の始まりとなるーこの男は一体何をしでかすのか?