企画展『ひと、能登、アート』が、2025年11月から2026年3月まで石川県金沢市内の3つの文化施設で開催される。
能登半島地震と奥能登豪雨の復興支援事業として行われる同展は、東京・上野の東京国立博物館(以下、東博)が中心となり、東京所在の各文化施設が連携し、それぞれが所蔵する文化財を金沢市内各施設で展示。11月15日(土)から12月21日(日)まで石川県立美術館、12月13日(土)から2026年3月1日(日)まで金沢21世紀美術館、12月9日(火)から2026年3月1日(日)まで国立工芸館で開催される。
同展は、事業趣旨に賛同する各施設が励ましの想いとメッセージをこめた文化財から構成される。東博からは黒田清輝の『湖畔』(重要文化財)、菱川師宣の『見返り美人図』、高村光雲の『老猿』(重要文化財)を石川県立美術館、横尾忠則の『寒山拾得 ≪2023-06-27≫ 』を金沢21世紀美術館、仁清の『色絵月梅図茶壷』(重要文化財)を国立工芸館で展示予定。



シカゴ・コロンブス世界博覧会事務局寄贈 東京国立博物館蔵


また、能登・七尾に生まれた桃山絵画の巨匠・長谷川等伯の『松林図屛風』(国宝 / 東博蔵)を題材とした映像コンテンツ事業や、教育普及事業が石川県内で開催される予定となっている。

