石川県・金沢21世紀美術館が、2027年5月から2028年3月までを予定に長期休館することが明らかになった。
「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に設立され、現代美術を中心とした展覧会 / プログラムを展開している同館。キュレーター / 美術批評家の長谷川祐子が館長を務め、開館時に200点だった美術館のコレクションは、開館20周年を迎えた2024年時点では約4200点に達している。令和6年能登半島地震の影響により一時展覧会(有料)ゾーンなどが閉鎖されていたが、約半年後に再開して現在に至っている。
長期休館は、2月25日(火)に発表された「令和7年度(2025年度)当初予算」内で言及されており、「金沢21世紀美術館の快適な鑑賞環境の確保に向けた大規模修繕の実施設計を完了」するために、文化スポーツ部門の「金沢21世紀美術館魅力向上整備事業費」として9,620万円の予算額が計上されている。
また、同館に関連する予算としては、10月18日(土)から開催予定の『SIDE CORE』などの展覧会開催費、同館を会場のひとつとして11月に開催される『第6回金沢・世界工芸トリエンナーレ開催費』を計上。そのほか、同館の所蔵品をデジタルアーカイブとして追加予定の「金沢ミュージアムプラス」運営費、石川県立美術館と国立工芸館で合同開催する企画展『ひと、能登、アート』運営費などが計上されている。
なお、金沢21世紀美術館では、企画展『すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー』を3月16日(日)、『コレクション展 3』を5月11日(日)まで開催中。
『すべてのものとダンスを踊って―共感のエコロジー』
期間:
2024年11月2日(土) – 2025年3月16日(日)
10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館
料金:
一般 1,400円(1,100円)
大学生 1,000円(800円)
小中高生 500円(400円)
65歳以上の方 1,100円
※本展観覧券は同時開催中の「コレクション展」との共通です
※( )内はWEB販売料金と団体料金(20名以上)
※当日窓口販売は閉場の30分前まで
休場日:
月曜日(ただし11月4日、2025年1月13日、2月24日は開場)、11月5日、12月29日~2025年1月1日、1月14日、2月25日
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
コレクション展 3
期間:
2025年2月1日(土) – 2025年5月11日(日)
前期:2月1日(土)~3月23日(日)
後期:3月25日(火)~5月11日(日) 10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)
会場:
金沢21世紀美術館
前期:展示室1〜4、デザイン・ギャラリー、長期インスタレーションルーム
後期:展示室1〜6、デザイン・ギャラリー、長期インスタレーションルーム
料金:
一般 450円(360円)
大学生 310円(240円)
小中高生 無料
65歳以上の方 360円
※( )内は団体料金(20名以上)
※当日窓口販売は閉場の30分前まで
休場日:
月曜日(ただし2月24日、5月5日は開場)、2月25日、5月7日
美術奨励の日:
会期中の毎月第2土曜日(2025年2月8日、3月8日、4月12日、5月10日)
金沢市民の方は本展を無料でご覧いただけます。本人確認書類(免許証・保険証・住民票など住所の確認できる公的書類)を総合案内でご提示ください。
お問い合わせ:
金沢21世紀美術館 TEL 076-220-2800
※リクリット・ティラヴァニ作品(展示室3)は調整中につきしばらくご覧になれません。