映画『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』(原題:Dreamin’ Wild)が2025年1月31日(金)に日本公開される。
同作は、『アメリカン・ユートピア』『ブロークバック・マウンテン』などで製作総指揮を務めたビル・ポーラッドが2014年の『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』以来8年ぶりに監督 / 脚本を担当した長編作で、実在の兄弟デュオ「ドニー&ジョー・エマーソン」が辿った驚くべき実話をもとに描かれる物語。1979年、ワシントン州の田舎町で、音楽を愛する10代のドニーと兄のジョーはデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。2人がレコーディングしたアルバム『Dreamin’ Wild』は世間から見向きもされなかったが、30年の時を経てコレクターに再評価され、「埋もれた傑作」として人気を博す。しかし、思いがけない成功は、ドニーの目を背けてきた過去や感情を呼び起こすことになる。2022年の第79回ヴェネチア国際映画祭でアウト・オブ・コンペティション部門に選出されるなど話題を呼んだ同作が、Filmarksの映画レーベル「SUNDAE」の第4弾作品として日本公開されることが決定した。
主人公のドニーを演じるのは、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』で第89回アカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ケイシー・アフレック。ドニーの妻ナンシー役は『(500)日のサマー』でヒロインを演じたズーイー・デシャネルが務め、青年期のドニーを『ハニーボーイ』『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』などの話題作に出演した若手実力派俳優ノア・ジュプが演じる。
日本版のオリジナルティザービジュアルを手掛けたのは、Mrs. GREEN APPLE『Soranji』やELLEGARDEN『The End of Yesterday』ほか数多くのジャケットアートワーク、2017年のYOHJI YAMAMOTOとのコラボレーションなどで知られるイラストレーター / 漫画家のサイトウユウスケ。プレイヤーでレコードを聴いているドニー(ケイシー・アフレック)を中央に、背後には音楽に熱中する10代の頃のドニーとジョーの姿、左下には家族との思い出が刻まれた家が描かれ、映画の世界観を伝えている。一足先に同作を鑑賞したサイトウの感想コメントも到着した。
当時のレコードを誰かに掘り起こされることでそこにパッケージされていた十代の自分と出会うことになる。きっと誰の心にも十代の自分がいて、そいつはきっといつも自分を見ている。「どうだい、そっちはうまくやってるかい?」そんな言葉が聞こえた気がした。
サイトウユウスケ
合わせて、同作の場面写真も解禁された。ギターを手にして複雑な表情を浮かべるドニーと、彼に寄り添うような妻のナンシーの姿が切り取られている。
『ドリーミン・ワイルド 名もなき家族のうた』
監督・脚本・製作:ビル・ポーラッド(『ラブ&マーシー 終わらないメロディー』)
出演:ケイシー・アフレック、ノア・ジュプ、ズーイー・デシャネル
2022年/アメリカ/カラー/2.35:1/5.1ch/111 分/G/英語/原題:Dreamin’ Wild
配給・宣伝:SUNDAE
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2025年1月31日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
【STORY】
1979年、ワシントン州の田舎町でレコーディングされた1枚のアルバム「Dreamin’ Wild」。10代のドニーは兄とデュオを結成し、父が建てたスタジオで数々の楽曲を生み出した。情熱を注ぎ込んで作った音楽だったが、世間からは見向きもされず、夢に手が届くことはなかった。それから約30年後――。ドニーは、コレクターにより発見されたアルバムが再評価され、“埋もれた傑作”として人気を博していることを知る。しかし、思いがけない成功は、目を背けてきた過去や感情を呼び起こし…。