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映像作家・演出家の島本幸作のモノ作りは「1をなんとかゼロに戻す」こと

2024.4.26

#MUSIC

ゼロから1を作るのではなく、1をなんとかゼロに戻す

Celeina:やっぱり、実際にご自身で手を動かして、物作りをしていきたいという思いが強かったのでしょうか?

島本:そういう風に言っていただけるとカッコいいんですが、実際は、自分で手を動かして作るくらいしか出来ないな、と思っていました。それと、「モノ作り」というと、一般的には「ゼロから1を作る」みたいな印象があると思うんですが、僕の場合は「1を何とかゼロに戻す」っていう感じなんです。

タカノ:どういうことですか?

島本:「意味をなくす」みたいな。

タカノ:いやいや。分かるような、分からないような感じです(笑)。

Celeina:ところで、島本さんは音楽も制作されていると伺っています。

島本:冒頭で紹介してもらった、BERVATRAですね。これは音楽家・Twothとしても活動している須田伸一くん(友達③)とのユニットです。

タカノ:気になっているのでみんなで聴いてみたいと思います。

Celeina:これは何の音を録っているのでしょうか?

島本:これは時報(☎︎117)ですね。BERVATRAはサンプリングを軸に、音楽をその場で作る、というプロジェクトなんです。この曲もマイクで時報を録音→録った音ループさせ重ねる→更に加工する、という手法で即興で作りました。

Celeina:この曲を実際に作ったときのひらめきは覚えていらっしゃいますか?

島本:いや、ひらめきとかはなかったですね。それどころじゃないというか。音をループさせても「36分50秒をお知らせします。」って声がずっーと繰り返されるだけなんです、延々。それだと音楽にならないので「このままはキッツイな、何か変化させなきゃ。」って必死にやっているだけでした、僕は。ひたすら交通整理している気分というか。やったことないですけど交通整理。

Celeina:BERVATRAの楽曲を聴いていただいておりますけれども、楽曲名は”ENIGMA LIST”なります。

島本:時報は英語でTIME SIGNALなので、そのアナグラムで”ENIGMA LIST”にしました。文字も音と同じように組み替えたかっただけで、曲名も特に意味ないです。

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