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カトパコの音楽愛が世界を熱狂させる。YOASOBI、King Gnuメンバーも共鳴する魅力

2026.7.6

CA7RIEL & Paco Amoroso『FREE SPIRITS』

#PR #MUSIC

40歳差の奇跡のコラボ。スティングも認める「型破りなエンタメ魂」

そして表題曲にして、もっとも話題を呼んだコラボレーション。スティングとコラボレートした“Hasta Jesus Tuvo Un Mal Dia”だ。

説明不要のレジェンドかもしれないが、あらためて紹介しておこう。スティングは、ロックバンドThe Policeのボーカル兼ベーシストとして世界的な成功を収めた後、ソロアーティストとして長いキャリアを築いてきた音楽家だ。代表曲は“Englishman in New York”、“Shape of My Heart”など。多彩な音楽性を、都会的に洗練されたセンスでまとめあげる、ジェントルなロックスターとして長年支持されている。

また、「技術よりも勢い」が重視されたパンク~ニューウェイブの時代にポリスは登場したが、彼らはもともとジャズやプログレッシブロックの素養を持つ、技巧派ミュージシャン集団だった。この点も、ラップを始める前はバンド青年だったカトパコの出自と重なる。

なによりスティングは、ポリス時代からレゲエなどの要素を積極的に取り入れ、その探究心は後に、ジャズやクラシック、アフリカや中東のミュージシャンとのコラボレートに発展していく。そんな貪欲な音楽的雑食性は、40歳差のカトパコとの共演でも、まるで違和感がない。

ちなみにスティングは、カトパコとのコラボと前後して、アルゼンチンロックの生ける伝説チャーリー・ガルシアとも共演している。75歳のレジェンドと、孫世代の新鋭。同じ国の音楽シーンの歴史と未来、その両方に手を伸ばしているようで実に興味深い。

そして単なる1曲のセッションで終わることなく、アルバム全体の「ギミック」にも、スティングを巻き込んでしまうのがカトパコ流。

前述の通り『FREE SPIRITS』は、自己啓発やウェルネスなどのテーマを通してカトパコ達が内面と向き合ったコンセプトとなっている。先駆けて公開されたティーザーは、スティング自身が架空の「フリースピリッツウェルネスセンター」なる組織のトップとして登場。シリアスな口調で、カトパコの2人の危険な現状と、彼らが受ける更生プログラムを語る……というもの。流行りのモキュメンタリーホラー風、というよりも『ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル』的なユーモアで、転んでもただでは起きない悪ガキぶりを見せつけてくれた。

また、この『FREE SPIRITS』のリリースに合わせて、2026年の4月には彼らが緊急来日。下北沢某所にて、ファンのためのサプライズイベントを開催した。インストアイベントの時以上に濃い空間にて、軽快なトークと熱狂的なライブを披露。残念ながら筆者は参加できなかったが、ファンの誕生日を祝って“ハッピーバースデー・トゥー・ユー”を歌い、最後には会場全体で入り乱れてのダンスタイムに流れ込むなど、彼ららしい型破りなファンイベントであったことは、公式のレポートや映像からもうかがえた。

Photo by Kazumichi Kokei
Photo by Kazumichi Kokei

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