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編集者・米原康正が雑誌だけでなくブランドやギャラリーまで「編集」する理由

2023.9.15

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

8月3日は、アイドルグループ「ミームトーキョー」のNENEさんさんからの紹介で、編集者・アーティスト・キュレーター・DJの米原康正さんが出演。伝説のギャル雑誌『egg』のクリエイティブディレクターを務めるなど1990年代以降の女子アンダーグランドカルチャーの扇動者でもある米原さんに、『egg』の裏側や、2000年代後半に中国へ拠点を移した理由、最近、立ち上げたブランドやギャラリーの話などを伺いました。

1990年代から原宿の誰もが知る編集者

タカノ(MC):お2人はお友達?

Celeina(MC):そうなんです! 良いですか、お友達と呼んで?

米原:全然OK。

Celeina:ありがとうございます。フレッシュな感じで米原康正さん、ヨネさんのバックボーンに触れていきたいと思っているんですが。

タカノ:もう、すごい方ですから。

Celeina:そうですよ。1990年代、原宿を歩いていたら誰もが知る、じゃないですか。

米原:今もそうだよ(笑)。

Celeina:間違いないです。そのときから今までずっとです。ヨネさんは編集者、アーティスト、キュレーター、そしてDJと、たくさんの顔をお持ちじゃないですか。キャリアの最初って何だったんですか?

米原:基本的に今もそうなんだけど、編集者っていうのがベースにあって。他のものは、その編集するいろんな分野の一つと思ってもらった方がいいかな。編集っていろんなものがあって、それを自分のフィールドの中で一つにまとめて人に見せるっていうことをやっているので、キュレーションもDJもみんな編集だと思っていて。だから、他の仕事をするときも「編集です」って言っちゃってるんだけどね。

Celeina:へえ。もしかして、写真を撮るときも編集がメイン?

米原:基本的に、人を選ぶところから、どういう写真を撮るかっていうところまで全部自分でやっているので、僕は編集だと思っている。

タカノ:精神性も含めてみたいな。

米原:だから、やっぱり好きじゃないと撮らないっていう部分もあったりするし。

タカノ:気になっていたのが、伝説のギャル雑誌『egg』。こちらのクリエイティブディレクターをやられていたのは、いつ頃なんですか?

米原:1994年に相談を受けて「どんな子が気になりますか?」っていう部分からはじまって。僕、ZEEBRAじゃないけど、渋谷とか六本木とかの悪い人は大体友達で(笑)。その頃ストリートで一緒に遊んでた女の子たちが、普段はアメカジをサイズダウンさせた感じで、制服になるとルーズソックスにミニスカートだったんだよ。当時、メディアが扱う女子高生って、膝下のスカートにおさげで決まっていたので、これはおかしいなと思って、街で人気のある女の子たちがちゃんと出られるようなメディアを作りたいなってとこが最初だね。

Celeina:ヨネさん、ありがとうございます! ヨネさんの動きがあったから今があるんです。

タカノ:文化を作ってる方ですからね。凄いですよね。

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