グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
7月12日はカレー好きユニット「タンドリーズ」のアービンさんの紹介で、高円寺のお店「ウィムジカル」店主の角川昌弘さんが登場。カレーにまつわるグッズを販売するブランド「カリーメイソン」も手掛ける角川さんのカレーとの出会いや、自身でお店を初めてしまうほどのカレーへの情熱についてお聞きしました。
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先輩のおかげで出会った運命のエチオピア
タカノ(MC):アービンさん曰く「自分よりやばいカレーマニア」って(笑)。
角川:マニアなのかもしれないですけど、僕はちょっと変わってて。いろんなカレー屋さんを食べ歩いてるわけではなく、一つのカレー屋さんに夢中になって、それを今でも追い続けてる感じです。
Celeina(MC):そこも紐解いていきましょう。まずは簡単なプロフィールをご紹介させていただきます。元々、BEAMSで勤務されていて32歳で独立されたんですよね。
40歳になってから、神保町にあるカレー屋さん「エチオピア」に突然ハマり、ほぼ毎日通い詰める。そんな中「カリーメイソン」という言葉が天啓の如く頭に浮かび、導かれるようにアパレルやカレー屋のグッズ製作などをスタート。コロナ禍に知人がやっていたお店を引き継ぐかたちで、高円寺に「ウィムジカル」をオープンされたということです。
タカノ:どういうこと?(笑) まずはエチオピアについてから。
角川:先輩のアトリエが神保町にあって、「俺が好きなカレー屋があるから」っていうんでお昼に連れて行ってもらった店が「エチオピア」だったんですよ。それまではカレーはラーメンとかと同じぐらいの感覚だったんですけど。衝撃を受けて、そこから通い詰めて1年目はほぼ365日行ってましたね。

タカノ:そんなに行ったんですか⁈
角川:多い時は1日2回とか。だから合計で1500回ぐらいは食べたかもしれないです。でも、未だにハマった理由がわからないんですよね。食べても、食べても食べても何かわからない。
タカノ:言語化できない魅力ってことなんですか。
角川:食べた直後に「また食べたい」っていううのがずっと続いてる感じです。
タカノ:「エチオピア」ってすごいスパイシーなんですよね。ちょっとシャバシャバ系というか。
Celeina:めちゃくちゃ気になる! 私、食べたことないんです。
角川:プロのカレー屋さんが通うカレー屋さんですね。なので、僕みたいな素人が行ってもわかるわけないんですけど。
タカノ:辛さの段階が選べるじゃないですか。角川さんはどうですか?
角川:最近は30倍ぐらいにして。本当に好きな人は0番に戻るんですけど、裏で100倍があったりとか。
タカノ:えーそうなんですか! 裏メニューとかあるのは知らなかった。
Celeina:めっちゃ気になるけど、私辛いものがあまり得意じゃなくて、市販のカレーで言ったら中辛が限界なんですよ。何辛くらいでいけばいいですか?
角川:中辛だったら。0〜5くらいでいけるんじゃないかな。
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カリーメイソンという天啓を授かる
タカノ:エチオピアでカレーを食べてたら天の声が聞こえてきたってことですか?
角川:元から都市伝説的なものは好きだったんですよ。大井町でフリーマーケットをやってるときに、突然「カリーメイソン」というワードがふと降りて。知り合いのグラフィックデザイナーの方に「ちょっとカリーメイソンという名前が浮かんだから、いい感じのロゴを作ってくれ」って言ったのが始まりです。
タカノ:すごいですね。そんなことあるんだ。
Celeina:カリーメイソンのTシャツも。
角川:ニューヨーク大学のパロディーなんですけど、スプーンが入っていて。

Celeina:そこにカレー要素が。
角川:ぱっと見、カレーってわからないデザインが好きなので。
タカノ:よく見るとっていうね。
Celeina:おしゃれ。
角川:いえいえ。恥ずかしいじゃないですか、カレーだと(笑)。
タカノ:ちょっとわかる(笑)。
Celeina:その言葉が降りてきて今は「カリーメイソン」というブランドをやられているんですね。
角川:自己満足でやってたら、口コミでどんどん広がっていっちゃって、カレーのイベントにも呼ばれたりとか。
タカノ:アパレルだけではなく、他にも活動があるってことですか?
角川:はい。カレー屋さんのグッズも作ったり。それこそ「エチオピア」のオフィシャルグッズを作ってるんですよ。
Celeina:えー凄い!
角川:あとはTシャツを作りたいカレー屋さんがいたら、僕が作ってあげたりとか。
Celeina:ミュージシャンとかだと、「あのデザイナーさんに頼めば間違いない」っていう方がいるじゃないですか。そのカレー業界版ですね。
角川:僕はもうカレー業界の傍らでわちゃわちゃ遊んでるタイプの人間で。
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好きが高じてノリでカレー屋をオープン
Celeina:そして高円寺にあるショップ「ウィムジカル」。こちらも気になります。
角川:そこでずっとアンティークショップをやってた友達が、家族でスイスに移住しちゃったんですよ。「空くけどどう?」って言われて、ノリで始めて。それから手探りで内容を考えて、開いてるのか開いてないのかよくわかんないお店をやってる感じです。

タカノ:どんなものが売られてるんですか?
角川:カリーメイソンのものも置いてあるし、僕のアウトドアブランドの商品も。36チャンバーズオブスパイスのレトルトカレーとか、スペーススパイスのスパイスキットを全種類置いたりしています。あとはカトラリー、食器とかそういうものですね。
タカノ:高円寺のどのあたりですか?
角川:高円寺ってお寺があるんですけど、そこの斜向かいで。駅からは5分くらいですね。
タカノ:カレー好きの方に限らずね。
角川:ぜひ。一見さんはほぼ来ないんですよ。何も知らないで来た人は頭の中がハテナになってます。「何屋なんだ」という。ショップインショップで齋藤浩三郎商店という古着屋もやっているんですけど、本当によくわからないお店をやってます。
タカノ:気になることだらけですね。
Celeina:それではここで1曲お送りしたいんですけれども、角川さんが選ぶ、この時間にラジオで流したい曲はなんでしょうか?
角川:エルビス・コステロの “Oliver’s Army” です。中学生のときに聴いてから未だに聴き続けてますね。ちょっとテンションを上げたいときに聴きたい曲です。
タカノ:エチオピアみたいですね。
角川:そうですね(笑)。ハマるとずっとなんですよね。
Celeina:それではみんなでテンション上げていきましょう。
タカノ:今日はたくさん持ってきていただいて。
角川:カリーメイソンの初めてセット的な感じで、まずはTシャツを。これはRed Hot Chili Peppersのパロディでレッドホットチリパウダー。
Celeina:なるほど(笑)。
角川:僕が作ってるレトルトカレーも。あとは、レトルトカレーが1個入る、スパイスポーチもあります。
Celeina:レトルトカレーを連れて、お出かけするんですね(笑)。
角川:タカノさんはサウナ好きと聞いたので、カリーメイソンで初めて発売したサウナTシャツを。
タカノ:ありがとうございます。イラストのみんなが汗かいてるんですね。パンクバンドのTシャツみたいで可愛い。
角川:他にもステッカー、キーホルダー、ポケットミラーとかいろいろ。
タカノ:多岐に渡りますけど、こちらもお店で買えるんですか?
角川:もちろん買えます。
Celeina:ウィムジカルの営業時間は?
角川:営業時間は13時から19時なんですが、不定休です。
Celeina:今日は閉まってますか?
角川:齋藤浩三郎がいるので、今日は営業します。夜には僕もいます。
Celeina:そして、今週末に横浜赤レンガで開催されるイベントにもご参加されるということで。
角川:『CURRY & MUSIC JAPAN 2023』に物販で出展します。Tシャツとか僕が作ったレトルトカレーを売っておりますので、ぜひお声掛けください。
Celeina:「FIST BUMP」グータッチで繋ぐ友達の輪ということでお友達をご紹介してもらってるんですが、角川さんがご紹介してくださるのはどんな方でしょうか?
角川:カリーメイソンの一派でもあるんですけど、流しの美容師で間借りカレーもやってるカレージョッキー、CJです。
タカノ:カレージョッキーさんっていうお名前なんですね?
角川:そうですね、CJですね。
タカノ:ちょっと今週カレー過ぎない?(笑)
角川:彼は全国津々浦々、いろんなところで流しの美容師をやりつつ、カレーを作ってます。
Celeina:流しの美容師でカレー屋。面白そう。
タカノ:一言で言うと?
角川:カレー業界のニューエイジ、異端児ですね。
Celeina:ありがとうございます。明日は流しの美容師で、カレー屋さんでもあるカレージョッキーさんに繋ぎます。角川さんありがとうございました。
角川:ありがとうございました。

GRAND MARQUEE

J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann