9月25日(金)より全国公開される映画『しびれ』の90秒予告編が解禁された。
内山拓也監督のオリジナル脚本となる同作は、監督の故郷である冬の新潟を舞台に、居場所とアイデンティティを模索する主人公の人生を自伝的作品として描いたもの。自分の居場所を探す孤独な少年が、大きな愛を知るまでの20年間を映し出す。青年期の大地役を北村匠海、母の亜樹役を宮沢りえ、父の大原役を永瀬正敏が演じるほか、少年期の大地役として、榎本司、加藤庵次、穐本陽月が出演する。
今回解禁された予告編には、大地が母親からの手紙を読むシーンや、母の亜樹と暮らした日々の断片が収められている。
あわせて、同作のテーマソングがSADFRANKの“Hymn To Love”に決定した。同楽曲は、NOT WONKの加藤修平(Vo / Gt)によるソロプロジェクト・SADFRANKが、2020年にエディット・ピアフの楽曲“愛の讃歌(英題:Hymn To Love)”をカバーしたもの。同作を撮影するにあたり、内山監督はキャストやスタッフへの世界観の共有としてピアフ版の同楽曲を聴いてもらっていたことが明かされている。
さらに内山監督は、「楽曲自体は恋人に宛てたものですが、この普遍性は時代や国境を超えて、家族、親子、友人、国など様々な解釈がなされ、愛についての象徴として広く届いており、自分にとっては“母”への愛として浸透しています。『しびれ』は“愛の讃歌”であると思っています」とコメント。また、SADFRANKの“Hymn To Love”は内山監督が北村に渡していた役作りのためのプレイリストにも収録されており、2人にとって創作の「源」でもあった楽曲だという。
なお同作は、2月に開催された『第76回ベルリン国際映画祭』ではパノラマ部門に正式出品され、5月に開催された『第4回横浜国際映画祭』では作品賞にあたるグランプリ、最優秀監督賞、最優秀男優賞、優秀女優賞の4冠を達成した。
映画『しびれ』

9月25日(金)TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督・原案・脚本:内山拓也
出演:北村匠海 宮沢りえ
榎本 司 加藤庵次 穐本陽月
奥野瑛太 赤堀雅秋 赤間麻里子 / 永瀬正敏
企画・制作:カラーバード
製作幹事・制作プロダクション:RIKIプロジェクト
配給:NAKACHIKA
<ストーリー>
日本海沿いの町に暮らす少年、大地は、幼少期に暴君のようだった父の影響から言葉を発しない。今は母の亜樹と暮らしているが、夜の仕事で生計を立てざるを得ない亜樹はほとんど家に帰らず、生活は苦しい。やがて亜樹と共に叔母の家に身を寄せるが、どこにも居場所はなく、ひとりで過ごしては内気になっていった。大地は父の行方を求めて生家を訪ねることを決意。これを境に、彼の運命は大きく揺らいでいくーーー。心のよるべなき貧困、誰にも見つからぬように生きる孤独の中のささやかな救い、母への複雑な感情。流されるままに生きているようで、歩みを止めない大地。そんな彼がかすかな光を手繰り寄せ、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間が、少年の姿を追い続け、リアリズムに根ざした視点で綴られていく。
Ⓒ2025「しびれ」製作委員会