グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
5月10日は、アパレルブランド「WHIZLIMITED」の下野宏明さんからの紹介で、HIDDYさんが出演。トイブランド「SECRET BASE」ディレクターとして原宿でオリジナルTOYを作りながら、たこ焼き屋「いちひく」のオーナーでもあるHIDDYさんに、世界的流行となっている「ソフビ」や、他とは違うたこ焼きのこだわりなどについて伺いました。
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投資の対象にもなる世界的流行の「ソフビ」
Celeina(MC):プロフィールを紹介させていただきますね。大学在学中に裏原宿の大ブームを体験され、ご自身もバイトとして当時日本一有名であった渋谷のトイショップ「ZAAP(ザップ)」でバイトを開始。大学卒業後、ZAAPが閉店した際、どうしようと悩んでいたところ、原宿の先輩たちの軽いノリに感化されて、2001年12月24日、クリスマスイブですね、バウンティハンターのヒカルさんの命名による「SECRET BASE」というお店を原宿にオープンされました。早くからオリジナルTOYを制作販売すると同時に、海外の友人が作るアートやおもちゃも販売されているということで、以来20年以上にわたり日本国内外に様々なコネクションを作り、ヒディーさんにしか販売できないTOYを数多く製作されてきました。そして昨年、事務所の前の場所が空いたからと大家さんに頼まれ、なんと、たこ焼き屋さんをオープンされたということです。オープン当初から原宿の様々な業界人の交流場所として、ホットスポットになっているということです
タカノ(MC):何からお話すれば良いのかわかんないですね(笑)。
HIDDY:自分でも思うんですよね。一言で何って言われても(笑)。
タカノ:カリスマですよね。
HIDDY:僕らの若いとき、カリスマっていう言葉もなかったですもんね。言うと、原宿の面白いおじさん。下の子からしたら、あの人何をやってる人なんやろっていう(笑)。あの人は毎日楽しく生きてるって、めっちゃ言われるんすよ。
タカノ:フィギュア業界では、名が知られてるといいますか。
HIDDY:ただ、長くやってるだけなんで。
Celeina:ここ数年、フィギュア業界が世界的なブームになっているとお伺いしてます。
HIDDY:日本の「ソフビ」っていう言葉が、世界的に流行ったって感じですね。「ソフビ」だけ、カタカナで書いたりとか。
タカノ:ソフビ、どの国が盛り上がってるとかあるんですか?
HIDDY:アメリカはもちろん、香港やったり、台湾、アジアがすごいですね。フランスもそうですし、世界的に順々にソフビが流行ってますね。
Celeina:スニーカーっぽい感じで、投資の対象にもなっているみたいな噂も聞きつけてます。
HIDDY:めちゃくちゃ調べてるじゃないですか。
タカノ:ソフビ、今は何が人気なんですか?
HIDDY:メイドインジャパンのソフビやったら、言い方悪いけど、何でも人気です。スニーカーで言うとナイキとアディダスとプーマさんのような感じ。ソフトビニールに関しては、90年代の原宿でデザインを始めた一発目にTシャツを作るみたいに、今、世界中で、若い子がデザイン始めたら一発目にソフビを作る。
タカノ:なるほど。HIDDYさん、今、おすすめのソフビとかありますか?
HIDDY:それは僕、無いんですよ。基本的に、自分が作ってるのが一番面白いんちゃうかなと思ってしまってるタイプなんで。番組から持ってきてって言われて、ソファに置いてきてしまうというね。興味なさそうでしょ(笑)。
タカノ:誰か持ってきて(笑)。
HIDDY:自分の宣伝すんのも嫌やし、自分が好きなもん作ってるから。でも、せっかくのラジオですし。見えないですが(笑)。
Celeina:(ソフビを見て)言葉で伝えさせてください。
タカノ:すごいかわいい。
Celeina:かわいい。シンプソンズのキャラですね。半分骸骨っていうのが最近のHIDDYさんのスタイルなんですか?
HIDDY:当時もあったんですよ。中に入れるという手法は。ただ、クリアーの骸骨をみっちり入れるっていうのは、僕が一番最初に始めたんちゃうかな。
タカノ:へえ。某バーガーショップのピエロのキャラクターが。
HIDDY:それは、ニューヨークの絵描きさんが太らして、描いたやつなんすよ。
タカノ:それも半分スケルトンになる。あと『ドロヘドロ』のギョーザの妖精。
HIDDY:そうなんです。昔はオリジナルのおもちゃも作ってたんですけど、もう、めっちゃ飽きて、そろそろ、そういうライセンスというか決まったものを買ってみて、自分なりに、どうやったらアレンジできるかなっていうのを考えて。そのときに、僕、めちゃくちゃ漫画読むんで、『ドロへドロ』やったらどうや? って言われて。主役やってもしゃあないから、この餃子のおっさんやってみようと。
タカノ:最高なんですよ。僕も大好きなキャラなんですけれども、質感がすごい面白いですね。プニプニしたような。
HIDDY:そうなんです。ちょっと柔らかいんですよ。みんなの持ってるフィギュアとはちょっと違うかもしれない。硬いとか細いとかでもない。どっちかというと緩い。
Celeina:気持ち良いですね。
タカノ:時間も無くなってきちゃうので、曲、行きましょう(笑)。HIDDYさんの選曲は?
HIDDY:10-FEETの“2%”をお願いします。
ソースをかけず出汁とスパイスで珈琲に合わせるたこ焼き
タカノ:たこ焼きの話、聞きたかったんですよ。
Celeina:そうなんですよ。リサーチしたら、めっちゃカッコ良い、たこ焼き屋とはちゃうってなったんです。
HIDDY:そうなんですよ。それを目指したんです。
タカノ:なるほど。ロゴとかも超かっこよくて。
Celeina:Instagramでも、コーヒーとたこ焼きが一緒に写ってる写真があって。このペアリングってのは何なんですか?
HIDDY:仲良い先輩にめちゃオシャレな人がいて、その人がコーヒー大好きで。たこ焼きやるんやったら、コーヒーやったら良いやんって。粉もんやから。パンも粉で、たこ焼きも粉やから合うんちゃうって。そしたら、その先輩がすごいプレゼントしてくれて。コーヒー屋さん、紹介してやるから、その人とやったらいいやんって言われたら、それが猿田彦珈琲だったんですよ。その人が社長やったんです。僕、最初は猿田彦珈琲を普通に売れると思ってたんです。でも、わざわざ、たこ焼きに合う味を作ってくださって。
Celeina:たこ焼きブレンドを。
HIDDY:まさしく。
Celeina:しびれますね!
タカノ:いいですね。たこ焼き自体は、どういう味のラインナップがあるんですか?
HIDDY:たこ焼きはソースかけないんですよ。みんなソースに騙されてんのよ。ソースかけたら何でも美味しいみたいになってるじゃないですか。それは、1回やめようと。その代わりに出汁めっちゃふんだんに入れてるんで、そのままそれで食べて。足らない人は、新しくスパイスをかけようと。
タカノ:どういう味のスパイスがあるんですか?
HIDDY:梅とパクチーとかつおです。
Celeina:パクチー合いますか?
HIDDY:合います。しかも、ウチのパクチー、パクチー食べられへんっていう人も食べれるんですよ。持ってきたら良かった。100本ぐらいプレゼントしたのに。言うてくださいよ!(笑)
タカノ:いや(笑)。でも、食べに行きます。
Celeina:行きたい!
HIDDY:来てください。そこでラジオやりましょう。
タカノ:ラジオ、めっちゃ向いていると思います。原宿一面白い人っていうの納得しました、僕(笑)。
Celeina:今日、体現されました(笑)。さあ、「FIST BUMP」は、グータッチでつなぐ友達の輪ということで、お友達を紹介してもらっていますが、HIDDYさんがご紹介してくだるのは、どういった方でしょうか?
HIDDY:めっちゃ面白い人です。ロックのTシャツを語らしたら、右に出る子いないんちゃうかなっていうぐらいのロックTシャツコレクターですね。名前は村越雄大(むらこし ゆうだい)っていいます
タカノ:村越さんは元々のお知り合いですか?
HIDDY:気づいたら知り合いになってたタイプですね。
Celeina:一言で表すと?
HIDDY:「ねずみ男」です。
Celeina:どういうことなんですか?(笑)
HIDDY:いや、ねずみ男ってジャイアンみたいなもんですよね。嫌なこともするけど意外に毎回おっても鬱陶しくない、嫌われへんっていうか。古く言えば昭和の男。
タカノ:ねずみ男も人気者ですからね。
Celeina:はい。明日はロックTシャツコレクターの村越雄大さんにつなぎたいと思います。トイブランド「SECRET BASE」ディレクターにして、たこ焼き屋「いちひく」のオーナー、HIDDYさん、ありがとうございました!
HIDDY:本当にすいませんでした(笑)。ありがとうございました。
GRAND MARQUEE
J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann