2月7日(金)に公開される映画『野生の島のロズ』(原題:The Wild Robot)の本編映像が解禁された。
2016年から出版されているピーター・ブラウンの『野生のロボット』シリーズを原作とした同作は、野生の島で起動した最新型アシストロボットの「ロズ」にひょんなことから愛情が生まれ、動物たちと共に生き、島の危機を乗り越えていく物語。監督 / 脚本は『リロ&スティッチ』や『ヒックとドラゴン』などを手掛けてきたクリス・サンダース、製作は『ボス・ベイビー:ファミリー・ミッション』や『カンフー・パンダ』シリーズのジェフ・ハーマンが担っている。また、日本語吹替版には、ロズ役を綾瀬はるか、お調子者でずる賢く臆病だが、ロズの相談相手として友情を育んでいくキツネのチャッカリ役を柄本佑、ロズに育てられ立派に成長していく雁(ガン)のキラリ役を鈴木福、ロズをサポートするオポッサムの母親・ピンクシッポ役をいとうまい子が務める。
2月3日(月)に解禁された本編映像は、「チャッカリの子育てレクチャー」と題されたもの。ロズに泳ぎ方と飛び方の習得時間を尋ねられたチャッカリが「オレの母ちゃん流で教えてやろう」と雛鳥のキラリを水中へ蹴り飛ばすシーン、ロズに救出されて陸に戻ったキラリが、貝にはさまれたりイソギンチャクの触手に捕われたりするなど次々と危険な状況に遭う様子、ロズがチャッカリに丸のみされたキラリを助け出す場面などが含まれている。
監督のクリス・サンダースは作品について、「大自然に迷い込んでしまうハイテクロボットの物語なので、自然の表現は可能な限り有機的なものにする必要があった。CGアニメーションの技術は、エキサイティングなカメラの動きを可能にしたが、その代償として手描きキャラクターの温かみが失われた。だから絵画的なスタイルを選び、徹底的なリアリズムよりも印象派的なディテールを強調し、深みのある絵を描くことに焦点を当てた」と語る。さらに、「本作の背景は人の手によって描かれている。『バンビ』のようなディズニー古典の動物描写から、宮﨑駿監督による『となりのトトロ』の独特な雰囲気の森、モネの絵画にいたるまで、インスピレーションは様々なものから得た。『長ぐつをはいたネコと9つの命』や『バッドガイズ』でのドリームワークスの技術的な進歩も活用した」と、製作時の参考作品なども明らかにしている。なお、『野生の島のロズ』は日本時間2月9日(日)に発表される第52回アニー賞には9部門で10ノミネート、日本時間3月3日(月)に発表される第97回アカデミー賞では3部門にノミネートされている。
また、公開日の2月7日(金)から11日(火・祝)まで、東京ミッドタウン日比谷の1Fアトリウムにて、『野生の島のロズ』アートギャラリーが開催されることが決定。数々のシーンが制作陣や声優キャストのコメントつきで展示される。そのほか、「等身大ロズ」や、NTTドコモが開発する人の感覚を拡張する「FEEL TECH」とのコラボレーションで、ロズの劇中での感覚を疑似体験できるコーナーが設置予定となっている。
『野生の島のロズ』

■監督・脚本:クリス・サンダース ■製作:ジェフ・ハーマン■音楽:クリス・バワーズ
■原作:「野生のロボット」福音館書店刊(ピーター・ブラウン 作・絵、前沢明枝 訳)
■原題:THE WILD ROBOT
アメリカ/カラー/2024年/102分/スコープサイズ/ドルビーデジタル/字幕翻訳:林完治/吹替翻訳:桜井裕子
■配給:東宝東和、ギャガ
■コピーライト:Ⓒ2024 DREAMWORKS ANIMATION LLC.
■日本語吹替えキャスト:綾瀬はるか(ロズ)、柄本 佑(チャッカリ)、鈴木 福(キラリ)、いとうまい子(ピンクシッポ)千葉 繁(クビナガ)、種﨑敦美(ヴォントラ)、山本高広(パドラー)、滝 知史(サンダーボルト)、田中美央(ソーン)、濱﨑 司(赤ちゃんキラリ)
■本国声の出演:ルピタ・ニョンゴ(ロズ)、ペドロ・パスカル(チャッカリ)、キット・コナー(キラリ)、キャサリン・オハラ(ピンクシッポ)、ビル・ナイ(クビナガ)、ステファニー・シュウ(ヴォントラ)、マット・ベリー(パドラー)、ヴィング・レイムス(サンダーボルト)、
マーク・ハミル(ソーン)ほか
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2月7日(金)全国ロードショー