11月29日(金)に公開される映画『正体』の主演キャストが発表された。
同作は、染井為人の同名小説を原作としたサスペンスエンターテイメント。日本中を震撼させた殺人事件の容疑者として逮捕、死刑判決を受けた収監中の主人公・鏑木が脱走。変装と潜伏を繰り返しながら日本中を駆け巡る488日間におよぶ逃走の中、各地で鏑木と出会った人々によるそれぞれ全く違う証言から、鏑木の「正体」を追う内容となっている。『青春18×2 君へと続く道』や『余命10年』を手がけた藤井道人が監督を担った。
7月11日(木)に初めて公開決定が発表され、同時に山田孝之、吉岡里帆らメインキャストも解禁された同作だが、これまで主演を務めるキャストの情報は伏せられていた。第1報のティザービジュアルでは鏑木役の人物の後ろ姿のみが写され、SNS上で話題を集めた。
今回、発表された主演キャストの「正体」は横浜流星。藤井監督の長編作品では『青の帰り道』『ヴィレッジ』に続く3度目の出演で、2度目の主演作となる。解禁に合わせ、藤井監督と横浜よりコメントも到着。同作は、公私ともに交流がある藤井監督と横浜が4年前から温めていた企画であるという。
18年前に映画を作り始めてから、沢山の素敵な出会いがありました。
藤井道人監督コメント
その中でも俳優・横浜流星との出会いは、僕にとってとても大きなものでした。
お互い売れずに苦汁を飲んでいた時期を経て、お互いを鼓舞し合って、沢山の時間を過ごして今の関係があります。
「流星主演で映画を作ろう!」
そんなことを合言葉に、我武者羅に駆け抜けてきました。
いまから4年前、その記念すべき1本目の作品として企画を立ち上げたのが映画「正体」です。
原作の染井先生は同世代ということもあり、会ったその日に意気投合しました。
染井先生が僕らのために多くの時間を割いてくださり、作品の話をたくさんできたこと、本当に感謝しております。
原作を提案してくれたプロデューサー、敬愛するキャスト、スタッフの4年間の想いが1本の映画になりました。
ある殺人事件の指名手配犯が脱走した
日本各地を潜伏し逃走を続けるその男に出会った4人。
姿を変え7つの顔を持つ“正体”不明の指名手配犯
人と人との繋がりが希薄になっている今だからこそ、沢山の方に観ていただきたいです。
どうぞ、公開まで楽しみにしていてください。
『正体』は監督と共に目標を決め、 非常に思い入れのある作品です。
主演・横浜流星コメント
人生は一筋縄ではかない。
人が人を欺き、陥れ、間違いが起き、 理不尽で、”正義”が通用しないことが多々ある。
状況は違えど、誰もが感じた事があると思います。
それでも彼は信念を持って生きます。
彼の生き様に何かを感じてもらえたら嬉しいですし、何故脱獄したのか、真意は何なのか、
劇場で彼の正体を目撃して頂きたいです。
さらに、新たな特報映像も公開された。逃走生活の中で次々とキャラクターを変え、5つの顔を持つ指名手配犯・鏑木を体当たりで演じる横浜の多彩な表情が印象的だ。
『正体』
■原作:染井為人『正体』(光文社文庫)
■出演:横浜流星 吉岡里帆 森本慎太郎(SixTONES) 山田杏奈 / 山田孝之
■監督:藤井道人
■脚本:小寺和久、藤井道人
■配給:松竹
■公式サイト:https://movies.shochiku.co.jp/shotai-movie
公式X: https://twitter.com/shotai_movie
公式Instagram: https://www.instagram.com/shotai_movie
■撮影時期:2023年7月初旬~8月初旬 2024年1月下旬~2月下旬
■完成スケジュール:9月上旬完成予定
■公開:11月29日(金)
(C)2024映画「正体」製作委員
<STORY>
日本各地を潜伏し逃走を続ける、5つの顔を持つ指名手配犯
彼と出会い、信じる、疑う、恋する、追う4人--彼は凶悪犯か、無実の青年か?
殺人事件の容疑者として逮捕された鏑木(横浜流星)が脱走した。潜伏し逃走を続ける鏑木と日本各地で出会った沙耶香(吉岡里帆)、和也(森本慎太郎)、舞(山田杏奈)そして彼を追う刑事・又貫(山田孝之)。又貫は沙耶香らを取り調べるが、それぞれ出会った鏑木はまったく別人のような姿だった。間一髪の逃走を繰り返す488日間。彼の正体とは?鏑木の計画とはーー。