『第81回ゴールデングローブ賞』の受賞結果が、日本時間の1月8日(月)に発表された。
ドラマ部門の作品賞を受賞したのは、「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの生涯が描かれ、2024年に日本公開も決定している『オッペンハイマー』。クリストファー・ノーランが監督賞、ルドウィグ・ゴランソンが作曲賞を獲得したほか、キリアン・マーフィーがドラマ部門の主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.が助演男優賞を受賞し、5冠となった。


ミュージカル / コメディ部門の作品賞は、1月26日(金)より日本公開される『哀れなるものたち』が受賞。同作出演のエマ・ストーンは主演女優賞に輝いた。ドラマ部門の主演女優賞は『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』のリリー・グラッドストーンが受賞。『The Holdovers(原題)』のダヴァイン・ジョイ・ランドルフが助演女優賞、ポール・ジアマッティがミュージカル / コメディ部門の主演男優賞に選ばれた。


2月23日(金)に日本公開される『落下の解剖学』は非英語映画賞に選出され、ジュスティーヌ・トリエとアルチュール・アラリが脚本賞を受賞。アニメ映画賞には、スタジオジブリ制作の『君たちはどう生きるか』が輝いた。また、主題歌賞と、2024年から新設された興行成績賞は『バービー』が受賞した。



第81回ゴールデングローブ賞 結果まとめ(映画部門)
監督賞
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
セリーヌ・ソン「パスト ライブス/再会」
クリストファー・ノーラン「オッペンハイマー」(受賞)
グレタ・ガーウィグ「バービー」
マーティン・スコセッシ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ヨルゴス・ランティモス「哀れなるものたち」
アニメ映画賞
「君たちはどう生きるか」(受賞)
「マイ・エレメント」
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
「すずめの戸締まり」
「ウィッシュ」
作品賞(ドラマ部門)
「落下の解剖学」
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
「パスト ライブス/再会」
「The Zone of Interest(原題)」
「マエストロ:その音楽と愛と」
「オッペンハイマー」(受賞)
作品賞(ミュージカル / コメディ部門)
「AIR/エア」
「American Fiction(原題)」
「バービー」
「The Holdovers(原題)」
「May December(原題)」
「哀れなるものたち」(受賞)
非英語映画賞
「落下の解剖学」(受賞)
「枯れ葉」
「Io capitano(原題)」
「パスト ライブス/再会」
「雪山の絆」
「The Zone of Interest(原題)」
作曲賞
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」(ダニエル・ペンバートン)
「哀れなるものたち」(Jerskin Fendrix)
「君たちはどう生きるか」(久石譲)
「オッペンハイマー」(ルドウィグ・ゴランソン)(受賞)
「The Zone of Interest(原題)」(Mica Levi)
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(ロビー・ロバートソン)
主題歌賞
Addicted to Romance「She Came to Me(原題)」
Dance the Night「バービー」
I’m Just Ken「バービー」
Peaches「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」
Road to Freedom「ラスティン:ワシントンの『あの日』を作った男」
What Was I Made For?「バービー」(受賞)
主演女優賞(ドラマ部門)
アネット・ベニング「ナイアド ~その決意は海を越える~」
ケイリー・スピーニー「プリシラ」
キャリー・マリガン「マエストロ:その音楽と愛と」
グレタ・リー「パスト ライブス/再会」
リリー・グラッドストーン「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(受賞)
ザンドラ・ヒュラー「落下の解剖学」
主演女優賞(ミュージカル / コメディ部門)
アルマ・ポウスティ「枯れ葉」
エマ・ストーン「哀れなるものたち」(受賞)
ファンテイジア・バリーノ「カラーパープル」
ジェニファー・ローレンス「マディのおしごと 恋の手ほどき始めます」
マーゴット・ロビー「バービー」
ナタリー・ポートマン「May December(原題)」
助演女優賞
ダヴァイン・ジョイ・ランドルフ「The Holdovers(原題)」(受賞)
ダニエル・ブルックス「カラーパープル」
エミリー・ブラント「オッペンハイマー」
ジョディ・フォスター「ナイアド ~その決意は海を越える~」
ジュリアン・ムーア「May December(原題)」
ロザムンド・パイク「Saltburn(原題)」
主演男優賞(ドラマ部門)
アンドリュー・スコット「異人たち」
バリー・コーガン「Saltburn(原題)」
ブラッドリー・クーパー「マエストロ:その音楽と愛と」
キリアン・マーフィー「オッペンハイマー」(受賞)
コールマン・ドミンゴ「ラスティン:ワシントンの『あの日』を作った男」
レオナルド・ディカプリオ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
主演男優賞(ミュージカル / コメディ部門)
ジェフリー・ライト「American Fiction(原題)」
ホアキン・フェニックス「ボーはおそれている」
マット・デイモン「AIR/エア」
ニコラス・ケイジ「Dream Scenario(原題)」
ポール・ジアマッティ「The Holdovers(原題)」(受賞)
ティモシー・シャラメ「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」
助演男優賞
チャールズ・メルトン「May December(原題)」
マーク・ラファロ「哀れなるものたち」
ロバート・デ・ニーロ「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」
ロバート・ダウニー・Jr.「オッペンハイマー」(受賞)
ライアン・ゴズリング「バービー」
ウィレム・デフォー「哀れなるものたち」
脚本賞
「落下の解剖学」(ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ)(受賞)
「バービー」(グレタ・ガーウィグ、ノア・バームバック)
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」(エリック・ロス、マーティン・スコセッシ)
「オッペンハイマー」(クリストファー・ノーラン)
「パスト ライブス/再会」(セリーヌ・ソン)
「哀れなるものたち」(トニー・マクナマラ)
興行成績賞
「バービー」(受賞)
「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3」
「ジョン・ウィック:コンセクエンス」
「ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE」
「オッペンハイマー」
「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」
「テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR」
「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」