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映画監督の清水康彦は、自分に何が求められているかを深く理解することを大切にする

2024.12.26

#MOVIE

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

11月20日は、音楽レーベル「TALTO」の代表・江森弘和さんの紹介で、映画監督の清水康彦さんが登場。監督を務めたDISH//の”プランA”やヨルシカの”太陽”のMVについてや、仕事への取り組み方などについて伺いました。

有名作品から結婚式の余興ビデオまで、オファーは選ばずに全部やる

Celeina(MC):清水さんはMVやCM、ファッション、ドラマ、映画などジャンルを問わず幅広い映像作品を手がけていらっしゃいます。映画だと『CUBE 一度入ったら最後』『スクロール』。TVドラマでは『ペンション・恋は桃色』。MVでは嵐、AKB48、桑田佳祐、Cornelius、Superfly、チャットモンチー、東京スカパラダイスオーケストラ、BUMP OF CHICKEN、RADWIMPSなど。そして企業ファッションではAdidas、NIKE × UNDERCOVERから楽天市場まで。すごく幅広い活動をされています。

清水:ほかにも、東京都にまつわる映像とか、自分の生まれ故郷である福井県にまつわる映像とかにも関わっています。あとは高校のOB会の映像や、知り合いの知り合いの結婚式の余興のビデオとかもやったりしています。

Celeina:お忙しくないんですか?

清水:忙しいけどやります。

タカノ(MC):清水さんのInstagramのプロフィールに「わりとなんでもやります」と書いてあるのですが、それにしてもやりすぎじゃないですか?

清水:どうなんですかね。何でもやりたいというか、何でもやれる人になりたいんです。

Celeina:これはお願いされたら断れないとかそういうわけではなく、何でも興味を持ってやりたいな、という感じですか?

清水:断れないというか断らないです。自分で選んでいると、自分を選んでいるみたいな感じになるというか。何か物を選ぶというのは、あまりしないかもしれないですね。

タカノ:かっこいい姿勢ですね。

演者のやりやすさが、出来たものに繋がってくると思う

タカノ:アニメ『逃げ上手の若君』の主題歌になったDISH//の”プランA”の映像を見させていただいたのですが、パキッとしていて、映像と音楽がすごく気持ちいいタイミングで切り替わるんですよ。

清水:最近人間ドックをやったんですけど、聴覚が異常に良いらしくて。そういうのも関係あるかもしれないですよね。

Celeina:お仕事に活きていますね。

タカノ:これはメンバーの方からの熱烈オファーがあったそうですね。

清水:『スクロール』という映画に出てもらった北村くんが、一緒に仕事をしたときに気持ち良かったらしくて、「また他の現場でもどうですか?」と言われましたね。

Celeina:一緒にお仕事した時に気持ち良かったというのは、どういうことなんでしょうね。

清水:基本的にはやりやすかった、ということではないのかなと思います。

Celeina:清水さん的に、演者さんがやりやすいように何か心掛けていることはありますか?

清水:それが、出来たものに繋がるかなと思っています。制作する過程だったり、集まった人たち全員が納得しているかどうかだったり、そういうのも含めて気にしていますね。

タカノ:大事ですよね。DISH//の”プランA”のMVは、どうやってイメージを作ったのですか?

清水:特に北村くんなんですが、DISH//のメンバーの皆さんや、ソニーさんの担当の方たちは、すごくアイデアを持っていたので、それを地蔵みたいに聞いて、自分は「なるほど」と言っているだけでした。それが理解できるかできないか、ということが大事かなと思っていて。当然自分が良いアイデアを出すことも大事ですけど、そもそもこちらの意見が求められているかどうか、というところも含めて、分かることというのが大事だと思います。

Celeina:まずは聞くのに徹するという感じですか?

清水:聞く場合は聞くし、話すことを求められているタイミングだった場合は話します。その場で決めていますね。

Celeina:空気を読むということですね。

清水:空気を読める人です(笑)。

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