多領域コレクティブ「STUDY」による演劇作品『STUDY|-●▶︎■-』が、6月19日(金)から6月21日(日)まで東京・北千住のBUoY 地下スペースで上演される。
2025年1月に発足したSTUDYは、劇作家 / 演出家の川村智基(餓鬼の断食)、振付家の櫻井拓斗、サウンドアーティストの池田翔、ドラマーの本多悠人の4名をコアメンバーとした、協働クリエーションプロジェクト。演劇、ダンス、音楽それぞれの領域で独立して活動する表現者が集い、ジャンルの境界領域を即興と滞在制作の手法を通じて探求している。
初の演劇作品となる同作は、本多悠人が書き下ろした12曲の楽曲をもとに、失恋に悩む1人の男の大スペクタクル恋愛単像悲喜劇を、7人の男女が数多のメディアを用いて立ち上げる実験作。メインビジュアルは、2025年に映像・グラフィック・アート部門でベストデビュタント賞を受賞した、画家の真田将太朗が担当した。出演者にはコアメンバーの4人に加え、真田と、関西を中心に活動する俳優の川口隼弥、箱崎このみが名を連ねている。
この公演は1人の男の失恋の話です。
本多悠人
今回音楽を担当したのは私ですが、劇の構造としてはできるだけ音楽に抗うようにポップに、あっけらかんとしていて欲しいと注文をしました。これは心情と態度の矛盾がネガティブな環境には伴う、という私の考えからくるものです。常に人間は矛盾しています。心を見つめることは非常に辛いことです。しかし、どうでしょうか。私たちと一緒であれば、見つめられるのではないでしょうか。矛盾と愛が飽和する東京にて、皆様をお待ちしております。
STUDYの現場では、普段あまり近い距離で接することのない領域同士が混ざる性質上、思った通りにいかないことも多いですが、そのズレや噛み合わなさにこそ面白さがあると感じています。
池田翔
本作は、失恋というかなり個人的な出来事を、言葉、身体、音楽、美術、演技がそれぞれ別の角度から扱っていく作品です。
構造としてはとても強く組み立てられている一方で、そこで扱われている感情はかなりぐちゃぐちゃしている。
その整理されきらなさが、この作品の魅力だと思います。ぜひ劇場で体感していただけたら嬉しいです。
咄嗟に言葉が出ない瞬間を恥じるとか、人を愛せるはずの自分を見失うとか、そういう危うさを経験しないことの危うさに気づくかどうかで、人生の濃さは大きく変わると思います。ただ身体と声だけが、取り返しのつかない時間に置かれる。その心地よさが、今の君には必要じゃないかな。
真田将太朗
2025年1月に演劇以外の作品をしたいからと作った“STUDY”が、いつの間にか演劇に戻ってきました。
川村智基
本作はディレクションを務める本多のオファーで、とんでもないラブコメ。つまり僕の十八番です。
ただ、いつもと全く異なるのはそれが一人の視点のみで進行するというところ。
冷や汗が目に入らぬよう、全員の力を借りながら必死にとり組んだ本作。マジでこれまでの僕の作品の中で一番明快かつ、バキバキな構造を持った演劇へと仕上がりました。
人間の必死な姿って、笑って泣けるやないですか。小難しさとかなく、マジでそんな感じです。
どうぞ、お気軽に遊びに来てくださいね。
分野横断的な企画の性質上、STUDYでは本番に何が立ち上がるか稽古が終わるまで未知数で、毎回変な汗をかきますが、楽しく参加しています。
櫻井拓斗
今回は、山田太郎という1人の人物を7人で演じる単像劇という形の作品になりました。
本多の書き下ろした楽曲と詞を原作に1から立ち上げたこの芝居は、とことん青臭く、気恥ずかしい山田の人間味が魅力的な作品です。
ご来場心よりお待ちしております。
てんやわんやで作り出すこの作品、毎度新しいことをSTUDYしていくこの感覚。
川口隼弥
身体がボロボロになりながらも、このメンバーとなら乗り越えていけるワクワク感が楽しくて、今回も限界を超えて奮闘しました!
笑えるってかもう笑うしかない!ってほどのバカさ度合いの身体と音楽を全身で浴びちゃってみんな笑って泣けちゃうんじゃない?!
是非! 会場にお越しください! お待ちしております!
今回の制作期間は5日間と、前回の豊岡公演よりも2日短いものでした。
箱崎このみ
その分、1日1日の密度はさらに高まり、さっき決まったことがすぐに次の展開へと変わっていきました。
プランが飛び交う中で、「とりあえずやってみよう」と体当たりで進んでいく日々。
悩んで停滞したときは、たくさんご飯を食べるか、急な仮眠タイム!
やっぱりどこか不思議な制作現場でした。
全員の個性と、コアメンバーの作風や能力が絡み合い、結合して、ひとりの失恋が恐ろしいスピードで作品として組み立てられていきました。
結果、驚くほどのスピード感とエネルギーを持った作品に仕上がりました。
衝撃の1時間をぜひ観に来てください。
『STUDY|-●▶︎■-』

原案:本多悠人
・公演日
6/19(金)13:00-◎/19:00-
6/20(土)13:00-★/17:00-
6/21(日)12:00-★/15:00-
◎→公開ゲネプロ会
★→アフタートーク回(詳細近日公開)
※公開ゲネプロは、終演後アンケート回答が必須となります。
※公開ゲネプロは、記録撮影がございます。
※各回上演開始時刻45分前受付開始、30分前開場です。
※全席自由席です。
※45分前より先着順にて整理番号を記載した券を配布致します。
※ご入場はご予約優先/整理番号順です。
・上演時間
約65分(想定)
・チケット料金
【前売】
・本番回 大人:3500円 U25:2500円
・公開ゲネプロ 大人:2000円 U25:1000円
【当日】
各種+500円
※U25チケットは年齢を確認できる証明書を当日受付にてご提示ください。
・会場
北千住Buoy 地下スペース
〒120-0036 東京都足立区千住仲町49‐11
・あらすじ
これは、失恋ソングです。
これは、未練です。
僕だって大人です。 でも時間を好きに巻き戻したり、始めたり、好き勝手したいんです。
これは前を向くための作品なんかじゃありません。 でも、落ち込んでほしくもないんです。
愛してます。 愛していました。
(文責:本多悠人)
・キャスト(順不同)
池田つばさ
川口隼弥
川村智基(餓鬼の断食)
櫻井拓斗
真田将太朗
本多悠人
箱崎このみ
・スタッフ
原案:本多悠人
構成/演出:STUDY
テキスト:川村智基(餓鬼の断食)
振付:櫻井拓斗
作曲:本多悠人
舞台監督:馬詰洋史(劇団さいおうば)
音響:池田翔
当日運営:宮嵜明理
メインビジュアル:真田将太朗
主催:moment of us
協力:餓鬼の断食
協賛:QuanTRIOS合同会社
助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[スタートアップ助成]
・お問い合わせ
momentofus.prod@gmail.com