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HALLEYが語る、芳醇なサウンドの背景と世界基準な感性

2023.10.3

HALLEY『Daze』

#PR #MUSIC

ジャーナリングのように綴るリリック

―テヒョンさんが曲を書くようになったのはいつ頃ですか?

テヒョン:高1ですね。小6のときに1年間タイに住んでいて、帰ってきて初めてギターを買ってもらったんです。ダニエル・シーザーの“Best Part”が流行っていたときで、「音楽は模倣から始まる」というからコード進行を丸パクリして作ろうと思って。自分でちょっとアレンジも加えてみたりして作ったのが始まりです。

―最初に「早く音源を出したいという欲があった」とおっしゃっていましたけど、それはどういう想いからですか。

テヒョン:コロナで大学が半年くらい休みで、その後もオンラインに切り替わったので、その期間、ずっとDTMの勉強をしていたんです。当時GarageBandで作った曲がまだプラットフォームに残っているんですけど、それが自分としては超ロークオリティで(笑)。それ以降、もっとちゃんと作って出したいという欲があったんですよね。でもHALLEYと出会うまでは、こういう音楽性を共有できる友達が周りに全然いなくて。

―歌詞にしたいことは、高校生の頃から変わっていると思いますか。それとも、根っこは一緒だという感覚ですか。

テヒョン:変わってない気がしますね。いつからか英詞になったという変化はあるんですけど、そのときから恋愛したときの感情とかを書き留めてよくラブソングを書いていたし。バンドではそういう曲もあれば、ハッピーな歌詞を書くこともあるし、自分との対話も多いですね。

―まさに。自分との対話ですよね。自分のために自分のことを歌にしている。そういう姿勢を曲から感じます。

テヒョン:そうですそうです。高校のときの英語の先生が大きな影響をくれました。そのときから英語の詩を読んだり書いたりする習慣が生まれて、その延長線でこういうふうな歌詞を書いているんだと思います。日記を書いてる感じですね。ジャーナルです。

―「日記」と「ジャーナル」って微妙に違いますよね。「ジャーナル」は自分のメンタルの整理とか、自分が何を考えているかを把握するためにやる意味が強いというか。テヒョンさんにとって音楽を作ることは、そういう感じに近いということですよね。

テヒョン:たしかに。吐き捨てるように書くことが多いですね。言い聞かせたり、思ってないことをわざわざ書いたり。“Clear Mind”でいうと、<What’s in the past is all for the best.>(過ぎ去るべきことだったんだきっと。)とか、ちっとも思ってないけど、そういうふうに思った方が楽になるからおまじないっぽい感じで書きました。

“Set Free”は、1段落目はすでに存在していた歌詞で、曲ができたときに付け足したんですよ。だから昔思っていたことと、それに対する自分の新しい返答が入っていたりして。Aセクション、Bセクションで雰囲気が変わるから、自分の感情も変化しないといけないなと思って、変化した感情を組み込んでみました。だから相反してる内容ですよね。自虐的な話をした上で、救われている自分を書いています。

―Bセクションの「you」は、「誰か」とも捉えられるけど、「自分自身」とも捉えられる書き方をされていますよね。

テヒョン:それは意図してますね。僕の中では歌っている相手がいるんですけど、聴いてくれる人が感じなきゃいけないものもあったりするし。「he」「you」とかを使って、対象がないようにすることは多いですね。

―それでいうと、“Breeze”の最後の一行<We know he’s the only king.>(結局、彼が私たちの唯一の王なんだよ。)の「he」も、今言ってくれたみたいに、誰を当てはめるかはあなた次第ということですよね。

テヒョン:そうです。誰が自分の人生の王になるのか――僕はクリスチャンなので「he」となるとそういう存在が出てくるけど――自分自身でもいいですし、人じゃなくてもいい。この音楽を聴いたときに思い出す誰かや何かが導いてくれるんだという感覚で聴いてくれればいいのかな、なんて思ったりしていますね。

―それこそ“Breeze”のグルーヴの中で聴くと、音楽が私たちを導いてくれるものであるとも取れるし。

テヒョン:素敵な解釈ですね。ミュージックビデオではそよ風がストーリーの真ん中にあって、そよ風こそ自分を助けてくれるような存在だよね、というふうに解釈できると思います。

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