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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

【第3回】粉川心から類家心平への手紙

2026.5.12

#MUSIC

類家心平(るいけ しんぺい)
青森県八戸市に生まれる。小学校のブラスバンドでトランペットと出会う。高校卒業後海上自衛隊音楽隊でトランペットを担当。退官後に上京し高瀬龍一氏にジャズトランペットを師事。2004年SONYJAZZからジャムバンドグループ「urb」でデビューする。その後「菊地成孔ダブセクステット」や「DC/PRG」に参加しフジロックフェスティバル等の出演で注目を集める。自身の名義では「RS5pb」でアルバムをリリース、海外のジャズフェスティバルからも招待を受け高い評価を得る。ピアニスト中嶋錠二とのデュオのアルバムもリリース。また岡本太郎記念館で収録したソロパフォーマンスによる作品をリリース。アニメと映画版の「坂道のアポロン」ではトランペットの吹き替えを担当する。ギタリスト大友良英率いるバンドONJQではヨーロッパや中華人民共和国のツアーに参加し各地で好評を得る。従来のトランペットの持つ音の出し方に加えエアリーなトーンやフリーキーなトーンも自由に操りジャズからアーバンギャルドな音楽、セクションワークからフリーインプロビゼーションまで多彩な活動を繰り広げる。

心底尊敬出来る人と、一緒に音を鳴らせている瞬間ほど、この人生を肯定してやれる時間はありません

今回はコラボアーティスト第3弾の類家心平さんについて語っていこうと思います。

類家さんは、僕が2025年に立ち上げたリーダーバンドSHIN KOKAWA sublime bandのメンバーでもあり、すっかり長いお付き合いになってきたので忘れがちでしたが、そもそも完全なるマイアイドルの一人です。

最初に類家さんの音を知ったのは菊地成孔さんのやっていたDC/PRGや、ダブ・セクステット。ずっと聴いていたので、初めて一緒にセッションイベントで音を出す時はブルブル震えてステージに向かったのを覚えています。

そのセッションライブは5年ほど前、jizueを辞めてソロドラマーになったばかりの頃でした。元住吉のPOWERS2というお店で、当時尖ったブッキング担当だったナオキさんの企画。類家さん、柏倉隆史さん(toe)、別所和洋くん(パジャマで海なんかいかない)、僕の4人で何も決めずに即興セッションするというイベントで、ソロ活動を始めて最初のビッグイベントでした。

アイドルだらけのメンツの中、自分に何が出来るのか。どうやってこのソロ道を切り拓いていけば良いのか。色んなことを考えながら不安と期待がマックスで、気合いだけは満タンで臨んだ思い出深いイベントです。それから類家さんとは色んなところでデュオさせてもらったり、お互いのバンド同士で対バンしたり、2ndアルバムにも参加してもらったりと沢山の時間を重ねていき、今ではバンドメンバーとしてお付き合いさせてもらっているという最高の音楽人生です。

自分が心底尊敬出来る人と、一緒に音を鳴らせている瞬間ほど、この人生を肯定してやれる時間はありません。何せ音楽が全ての人生ですからね。

そんな積み重ねがあったので、このコラボはかなりスムーズに進んだ一つでした。以心伝心感の中、何の違和感や迷いもなく完成しました。直しのラリーも特になく、あがってきた3曲の素材はどれも素晴らしくパワフルで、ドラムを入れる時もどれもワンテイクで出来たと記憶しています。

今回初めての試みとしては、ジャズスタンダードである”Afro Blue”を収録したことです。スタンダード曲の中でも特に好きなこの曲を類家さんのパワフルなプレイと一緒に完成させられたことはとても嬉しかったし、素晴らしい完成度になっていると思います。是非、他の曲も合わせてバンドメンバーならではの絡み合いをお楽しみ下さいませ。

粉川心


次回は粉川から魚返明未(SHIN KOKAWA sublime band)への手紙を5月19日(火)に公開予定。

粉川心(SHIN KOKAWA)長期プロジェクト「13artists×3works」

■プロジェクトコンセプト:身体的負荷の先にある「強いアート」の本質 この途方もない量の制作と連続リリースの背景には、粉川自身の「身体値の限界突破」というテーマがあります。比叡山延暦寺の極限の修行「千日回峰行」から着想を得ており、便利な時代にあえて「質より量」という過酷なアプローチを選択。圧倒的な制作量とライブの継続を通じて、身体 的な負荷の先に見える「強いアート」の本質を突き詰める試みです。また、13週間にわたる活動 そのものをひとつの表現とし、アーティストとしての影響力を拡大しながら、持続可能で心地よいビ ジネスモデルを構築・実証していくという「アートとビジネスの両立」も重要なテーマとして掲げています。

■参加アーティスト(全13組 / 順不同・敬称略)
・zezeco (青木ロビン / manukan)
・ermhoi
・類家心平
・魚返明未
・Noriyuki Inoue (jizue)
・THE BED ROOM TAPE (景山奏 / NABOWA)
・オオヤユウスケ (Polaris)/anzu
・高橋佑成
・早雲
・Momose Yasunaga
・伊藤えり
・八幡亜樹
・Yasutaka Okada (kott)

各種リンク
HP: https://penguinmarket.net/artist/shinkokawa/
Instagram:https://www.instagram.com/drum_shinkokawa/
X(旧Twitter):https://twitter.com/Drum_ShinKokawa
SPOTIFY:https://open.spotify.com/intl-ja/artist/3Vg6ZWLfFLXKgHoE4xbE3k
APPLE MUSIC:https://music.apple.com/jp/artist/shin-kokawa/1575903464

収録曲:
1.Afro Blue
2.Echoes of Thought  
3.Dream of Fragments  
配信リンク:https://linkco.re/duDfQAbC

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