9月25日(金)に全国公開される映画『しびれ』のポスタービジュアルと特報映像が解禁された。
同作は、『佐々木、イン、マイマイン』や『若き見知らぬ者たち』を手掛けてきた内山拓也監督の最新作。内山監督の故郷である新潟を舞台に、自分の居場所を探す孤独な少年が、大きな愛を知るまでの20年間を描いた、監督の自伝的作品となっている。
孤独な少年期をくぐり抜け、自分のもとを離れた父への静かな怒りと、女手一つで自分を育てた母に憎しみと愛を感じている主人公・大地を演じるのは、北村匠海。水商売で日銭を稼ぎ、世間的には育児放棄と呼ばれるような生活を送るものの、息子を愛している母・亜樹役を宮沢りえ、暴君のように振る舞っていたが、時が経ち悲哀に満ちた余生を送る大地の父・大原役を永瀬正敏が演じる。また少年期の大地役に、榎本司、加藤庵次、穐本陽月の3人がキャスティングされ、赤間麻里子が出演することも発表されていた。
今回公開されたポスタービジュアルは、主人公・大地と母・亜樹が物語の舞台となる新潟の海岸にて、2人で寄り添い、まっすぐ前を見つめ、刹那的な幸福を噛み締める瞬間が切り取られている。併せて解禁された特報映像は、車を走らせる大地を捉えたシーンから始まり、一切の台詞が発されないまま子供の頃の過去の大地の記憶の断片が映し出され、「母が嫌いだった。それでも今は寂しい。」というコピーが印象的に挿入される。
また、新たなキャストとして、亜樹の恋人役で奥野瑛太、大地と亜樹の暮らしに関わる建設会社の社長役で赤堀雅秋が出演していることも明らかになった。新キャストの姿も捉えられた新たなスチール写真11点も公開。
映画『しびれ』

9月25日(金)
TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほか全国公開
監督・原案・脚本:内山拓也
出演:北村匠海 宮沢りえ
榎本 司 加藤庵次 穐本陽月
奥野瑛太 赤堀雅秋 赤間麻里子 / 永瀬正敏
企画・制作:カラーバード
製作幹事・制作プロダクション:RIKIプロジェクト
配給:NAKACHIKA
<ストーリー>
日本海沿いの町に暮らす少年、大地は、幼少期に暴君のようだった父の影響から言葉を発しない。今は母の亜樹と暮らしているが、夜の仕事で生計を立てざるを得ない亜樹はほとんど家に帰らず、生活は苦しい。やがて亜樹と共に叔母の家に身を寄せるが、どこにも居場所はなく、ひとりで過ごしては内気になっていった。大地は父の行方を求めて生家を訪ねることを決意。これを境に、彼の運命は大きく揺らいでいくーーー。心のよるべなき貧困、誰にも見つからぬように生きる孤独の中のささやかな救い、母への複雑な感情。流されるままに生きているようで、歩みを止めない大地。そんな彼がかすかな光を手繰り寄せ、息をのむような大きな愛を知るまでの20年間が、少年の姿を追い続け、リアリズムに根ざした視点で綴られていく。