6月7日(金)に全国公開される、プリンスの真実に迫るドキュメンタリー映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』より、プリンスが逝去した8年前にミュージシャンたちから寄せられたコメントが紹介された。
1980年代、自伝的映画『パープル・レイン』、同映画サントラのメガヒットで、一躍世界的スーパースターとなったミュージシャン・プリンス。公式発売されたアルバムのトータルセールスは1億5千万枚。12枚のプラチナアルバムと30曲のトップ40シングルを生み出し、7度のグラミー賞を受賞。2004年にはロックの殿堂入りを果たすなど、生涯ロック / ポップス界の頂点に君臨し続けた。
そんな成功の最中、2016年4月に57歳の若さで急逝したプリンス。当時、訃報を受けマドンナやエルトン・ジョンなど、名だたるアーティストたちがコメントを寄せた。
彼は世界を変えた。本物の先駆者だったわ。なんてことなの、非常にショック。
マドンナ
とても悲しいニュースだ。これまで見たことがないほどの素晴らしいパフォーマーで、他の追随を許さないような音楽の天才だった。
エルトン・ジョン
僕はモーツァルト、デューク・エリントン、チャーリー・パーカー、そしてエルヴィスにも会ったことがない。でも、プリンスには出会ったんだ。
ボノ(U2)
革命的で過去30年間で最もエキサイティングなアーティストの一人だった。彼の才能は無限だった。
ミック・ジャガー
音楽において最もインスピレーションを受けた一人であり、友人であり、天才だ。
ジョン・ボン・ジョヴィ
プリンスの音楽は、僕の音楽人生に多大な影響を与えました。彼の才能と情熱にはいつも驚かされ、尊敬しています。心からの哀悼の意を表します。
久保田利伸
彼のギタープレイは、まさに革命的でした。プリンスがいなければ、今の音楽シーンは存在しなかったでしょう。彼の死は、音楽界にとって計り知れない損失です。
布袋寅泰
プリンスは僕のヒーローの一人でした、彼の音楽は、僕の人生に大きな影響を与えました。
YOSHIKI
なお、公式サイトでは同作の公開に寄せて、スガ シカオ、及川光博、荒木飛呂彦、ピーター・バラカン、西寺郷太(NONA REEVES)、中川敬(ソウル・フラワー・ユニオン)、m.c.A・Tといった著名人からのコメントも公開されている。
映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』では公民権運動の渦中、ジェームス・ブラウン等の黒人ミュージシャンも時折訪れた地元のブラックコミュニティ「ザ・ウェイ」での音楽的な原体験、恩師や家族が語る幼少期のエピソードや、チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズなど、プリンスを敬愛するミュージシャンの貴重なエピソードも多数収録。プリンスが如何にして誕生したのか、そして突然の悲劇まで、彼の生涯を辿るドキュメンタリーとなっている。
映画『プリンス ビューティフル・ストレンジ』
出演:プリンス、チャカ・カーン、チャックⅮ、ビリー・ギボンズ他
監督:ダニエル・ドール
原題:Mr. Nelson On The North Side
2021年/カナダ/英語/68分/16:9フル/ステレオ 提供:キュリオスコープ、ニューセレクト 配給:アルバトロス・フィルム
公式サイト:https://www.prince-movie.com/