映画『Anatomy of a Fall』(英題)の邦題が『落下の解剖学』に決定。公開日も2月23日(金・祝)に決まり、本予告映像やポスター画像が解禁された。
フランスで公開され、瞬く間に100万人動員の大ヒットを記録した同作。監督を務めたジュスティーヌ・トリエは、『第76回カンヌ国際映画祭』で⼥性監督として『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン、『チタン』のジュリア・デュクルノーに続く3人目となるパルムドール受賞を果たした。また、同作は1⽉8⽇(⽉)に受賞発表が行われる『第81回ゴールデングローブ賞』のドラマ部門作品賞、ドラマ部門主演女優賞、脚本賞、外国語映画賞の4部門にもノミネートされている。
主演を務めたのは、『約束の宇宙』や『ありがとう、トニ・エルドマン』で知られるザンドラ・ヒュラー。脚本には、ジュスティーヌ・トリエ監督に加え、『ONODA 一万夜を越えて』で監督を務めたアルチュール・アラリが参加している。
カンヌで審査員長を務めたリューベン・オストルンドから「強烈な体験だった」と絶賛された同作は、雪山の山荘で男が転落死した事件をめぐるヒューマンサスペンス。ザンドラ・ヒュラー演じるベストセラー作家の妻・サンドラに殺人容疑が向けられるが、現場に居合わせたのは視覚障がいのある11歳の息⼦だけ。真相を追っていく中で、夫婦の秘密や嘘が暴露され、登場⼈物の数だけ「真実」が現れる。
解禁されたポスターは、「これは事故か、自殺か、殺人か──」というキャッチコピーと共に、倒れた足が映し出された不穏な仕上がりになっている。予告には、夫の死をきっかけに仲むつまじい夫婦像が徐々に崩れ、表の顔とは違う真の姿が暴かれていくさまが切り取られている。
落下の解剖学(英題:Anatomy of a Fall)
2024年2月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開
出演:ザンドラ・ヒュラー、スワン・アルロー、ミロ・マシャド・グラネール
監督:ジュスティーヌ・トリエ『ヴィクトリア』
脚本:ジュスティーヌ・トリエ、アルチュール・アラリ
原題:Anatomie d’une chute|2023年|フランス|カラー|ビスタ|5.1chデジタル|152分|字幕翻訳:松﨑広幸|G
配給:ギャガ
公式サイト:https://gaga.ne.jp/anatomy/
ストーリー
人里離れた雪山の山荘で、男が転落死した。
男の妻に殺人容疑がかかり、唯一の証人は視覚障碍のある11歳の息子。これは事故か、自殺か、殺人か。
事件の真相を追っていく中で、次第に私たちのあらゆる価値感が崩れていく―。