9月9日(土)から23日(土)まで東京・京橋の国立映画アーカイブで開催される『第45回ぴあフィルムフェスティバル2023』のラインナップが発表された。
『ぴあフィルムフェスティバル』(PFF)は、「映画の新しい才能の発見と育成」をテーマに、インディペンデント映画の面白さを広く伝えるため、1977年にスタートした映画祭。自主映画を対象とした日本初の本格的なコンペティション「PFFアワード」をメインプログラムとするほか、映画祭でしか観ることのできない特集上映企画を実現する招待作品部門も展開されている。
コンペティション部門「PFFアワード2023」では、577本の応募作品の中から入選した22作品をスクリーン上映し、監督を迎えてのトークも上映後に実施。9月22日(金)には5名の最終審査員の選ぶグランプリ他8賞が発表されて表彰式が行われ、翌23日にはグランプリと準グランプリが上映される。なお、入選作品はインディーズ映画のサブスクリプションサービスDOKUSO映画館、およびU-NEXTでのオンライン配信も行われる。
招待作品部門では、「イカすぜ!70~80年代」として大森一樹、斎藤久志、日比野幸子などを特集。ほかにも、本人をゲストに迎えた上映を含む「アルノー・デプレシャン監督特集」、ピーター・バラカンによる音楽映画シリーズ「ブラック&ブラック」、岡田詩歌監督による第29回PFFスカラシップ作品『恋脳Experiment』の世界初上映などが実施される。コンペティション部門および招待作品部門の上映作品とタイムテーブルは、公式サイトから確認が可能となっている。なお、今年は10月14日(土)から22日(日)まで、京都・三条の京都文化博物館でも開催予定。東京分のチケットは、8月19日(土)よりチケットぴあで発売開始となる。