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YouTubeやポッドキャストで活躍。佐伯ポインティは日常的でヘルシーな猥談を発信する

2025.6.3

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

4月7日は、番組からの推薦で、ポッドキャストやYouTubeで活躍する佐伯ポインティさんが登場。「猥談」についての発信を始めたきっかけや、お悩み相談に答える際に心がけていることなどについて伺いました。

暴力的でなくヘルシーな日常のエロを取り上げる、「猥談系」ジャンルを確立

Celeina(MC):動画をよく拝見させていただいています。

ポインティ:ありがとうございます。

タカノ(MC):お会いしたかったです。佐伯ポインティさんは、2017年に猥談系 YouTuberとして『waidan TV』を開始。昨年スタートされたポッドキャスト『佐伯ポインティの生き放題ラジオ!』も大人気です。このポッドキャストは1位を獲ったこともあるんだとか?

ポインティ:そうなんです。チャートで1位をいただいたのは、めっちゃ嬉しかったです。

Celeina:最高順位1位を獲ったのはいつ頃ですか?

ポインティ:あまりはっきりとは覚えていないんですけど、始めて数ヶ月経った頃だと思います。

Celeina:快挙ですよね。ポインティさんは「猥談系」というジャンルを確立されていますが、そもそも猥談に注目したきっかけは何だったんでしょうか?

ポインティ:暴力的じゃない、男尊女卑でもない、ヘルシーで日常的なエロにまつわる事業をやりたいなと思って、そこまで具体的なプランを決めずに会社から独立したんです。その頃ちょうどバーの1日店長をやる依頼があったんですが、コンセプトがあった方がいいなと思ったので、短くてわかりやすい「猥談バー」という名前をつけて、バーの中でのルールも作ってやってみたら、すごく反響が大きかったんです。その後コロナ禍に猥談のYouTubeを始めました。そういった形で、ずっと猥談に関するコンテンツを作っていますね。

タカノ:ポインティさんがやっていると、 猥談も軽やかな感じがありますよね。

Celeina:ちょっと込み入った話も軽やかに受け止めつつ、さらに新しい目線からのアドバイスをくれたり、性にまつわる情報を世界に向けて発信してくださっていたりするのが、女性視聴者としてすごく嬉しいし、気持ちいいんですよね。

ポインティ:ありがとうございます。視聴者層は女性が7〜8割くらいで、すごく多いです。

タカノ:女性が聞いているのは何でなんですかね? やっぱり女性の悩みが多いんでしょうか。

ポインティ:あまり言及したことはないですし、あくまで推測なんですけど、多くの好意においては、男性が主導権を持って進めて、女性は好意を受ける客体的な存在になるんだと思うんです。もちろん、それが全てではないんですけど。例えると、料理人と食べに来たお客さんの関係というか。そうすると、料理人はあまりレビューをせずに、食べる側がレビューしますよね。

すごく分かりやすく言うと、「彼氏のセックスがこうなんだとね」という話と、「彼女のセックスがこうなんだよね」という話が出た時に、彼女側は友達と「彼氏にはそういうところがあるんだね」みたいな話で盛り上がれる。でも彼氏側は、「料理人側に問題があるんちゃうか」みたいな感じの話になりやすい。性体験のエピソードを話す時に、基本的にレビュアーの方が話しやすいし、盛り上がりやすい、ということなんじゃないかと思います。

タカノ:なるほど。 その着眼点はすごいですね。

ポインティ:最初はここまで考えていたわけじゃなくて、結果的にそうなっていました。クラスに何人かいる耳年増な人というか、猥談が好きな人って思い当たると思うんですよ。 「この人色ごと好きやな」みたいな人が性別関係なくいると思っていて、そういう人がいっぱい来るかなと最初は考えていましたね。

リスナーからの相談には、なるべく新しい視点の回答をできるように心がけている

Celeina:ポッドキャスト『佐伯ポインティの生き放題ラジオ! 』でも、リスナーさんからのお悩み相談を受けていらっしゃる印象があります。こちらはどんなお悩みが多いですか?

ポインティ:もう多岐にわたりますね。それこそ恋愛や猥談の相談も来るんですけど、自分の趣味にまつわることから、親や転職とか、人生の大きい意思決定にまつわるものまでいろんな相談が来ます。

Celeina:印象的だったものはありますか?

ポインティ:色々あるな。ポッドキャストをまとめて『おいでよ ポインティの相談天国』という本にしたんですよ。

Celeina:今日持ってきていただいていますね。

ポインティ:これは主に前半の回に来た相談の中で、印象的だったものや、まとめておきたいものを50通入れているんですが、ジャンルは様々なんです。例えば「面白い小説の書き方って何ですか?」と聞かれたことがあるんですけど、「小説家じゃないのに!」と思ったりして(笑)。でも一応、こういう感じかなと答えたりしました。あとは、「仕事できない上司がいて困っちゃう」とか、「友達になりたいんだけど、そもそも友達って何?」とか、色々とありましたね。

タカノ:ポインティさんの切り返しが巧みですよね。何か心がけていることとか、悩みを受けるにあたって大切にしていることはどんなことですか?

ポインティ:一発目に思いつく答えって、普通に自分でもわかっているし、周りの友達にも言われていると思うんですよ。 例えば、「モラハラ気味の彼氏がいて、でも大好きでどうしよう……」みたいな相談があった時に、「別れた方がいい」というのは相談者自身も思っているし、友達も言うと思うんですよ。

でもそういうわかっていることを、自分は言わないようにしています。わかっていることを言うのって、相談者の人に対して「もしかしてわかってないんじゃないの?」というメッセージにもなってしまうと思うんですよね。ちょっと舐めているというか。だからそういうのはしたくなくて。相談してくる人は、そんなことはわかっているのを織り込み済みで、どうしたらいいんだろうって悩んでいるわけですよ。人が悩む時ってA方向とB方向に引っ張られて葛藤して、どっちに行けばいいかわかんないからここにいるしかない、みたいな状態になっている。そこで、できればC方向が示せたらなという考え方をしています。全然そうできていない相談もあるんですが。

タカノ:相談者の方を1回受け止めて、褒めるところは褒めてからアドバイスされているのがすごくいいなと思います。

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