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ブランド「TOUROU」の小川晴香は、地元の伝統工芸をジュエリーという形で広げる

2025.1.13

#FASHION

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11月26日は、「COSME no IPPO」の大澤美保さんの紹介で、ジュエリーブランド「TOUROU」の小川晴香さんが登場。伝統工芸品の技術を利用したブランド「TOUROU」の立ち上げや苦労、こだわり抜かれたアイテムについて伺いました。

伝統工芸を残すために立ち上げたブランド「TOUROU」

Celeina(MC):小川さんはファッションブランドのPRをされながら、2022年にジュエリーブランド「TOUROU」を立ち上げられています。立ち上げのきっかけは、地元の伝統工芸品を残していきたいという思いからだったんですよね?

小川:「TOUROU」は日本の伝統工芸技術を使ったジュエリーブランドで、地元の秋田県の工芸品である秋田銀線細工を展開しています。秋田銀線細工を取り上げようと思ったきっかけは、職人さんが減少しているという記事を見たことでした。

Celeina:秋田銀線細工は、具体的にどのようなものなのでしょうか。

小川:江戸時代にポルトガルから伝わってきた工芸技術で、武家のお嫁さんの花嫁道具や刀の装飾に使われていたと言われています。現在は装飾品やジュエリーとして利用されていますね。

タカノ(MC):地元の状況がきっかけでブランドを立ち上げられたということですが、ブランドを立ち上げるまでに躊躇はなかったのでしょうか。

小川:思い切ってヒョイっと、やり始めてしまいました。

Celeina:ブランドの立ち上げは職人さんへのコンタクトから始まったんですか?

小川:ファッションPRをやるなかで、漠然と地元に貢献していきたいと考えていたんですよ。その際に職人さんの減少に関する記事を読んで、ジュエリーだったら何かしらの形で手伝えるかもしれないと思ったんです。普段は積極的なわけではないんですけど、パッとアイデアが浮かんですぐに連絡しましたね。

タカノ:秋田銀線細工をジュエリーのデザインに落とし込んでいらっしゃいますが、使用している秋田銀線細工は職人さんが作っていらっしゃるんですか?

小川:全て職人さんに作っていただいているので、日ごろから伝統工芸品を身に着けていただけるアイテムになっています。一見普通のアクセサリーなんですが、よく見ると日本の職人技が堪能できるかなと。

Celeina:伝統工芸は敷居が高い印象もあるのですが、職人さんにモダンなジュエリーを作ってもらうというお願いはスムーズに受け入れてもらえたのでしょうか?

小川:最初にコンタクトをとった際は、突然のお願いだったこともあり、なかなか上手くいかなくて。でも、今一緒にやってくれている佐藤さんと出会ったのが大きかったんですよね。佐藤さんは違う種類の伝統工芸の職人さん同士のコミュニティを作っていたり、新しいことや楽しいことをやりたいと考えていらっしゃる方で。その思いが私の思いと合致して、寄り添っていただくことになりました。

タカノ:波長や考えの合致する職人さんとの出会いが大きかったんですね。

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