グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
12月18日は、「東京ディープチャイナ研究会」代表の中村正人さんからの紹介で、「羊齧協会」の菊池一弘さんが登場。「羊齧協会」を設立した経緯や「羊フェスタ」を始めとする羊肉の美味しさを発信する活動内容、最近は食材としても注目されている羊肉の魅力についても伺いました。
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東京では羊肉をあまり食べないことを知り、魅力を広める活動を始めた
タカノ(MC):「羊齧(ひつじかじり)協会」という協会名がパワーワードですよね。
大島(MC):コピーライティングのセンスが冴え渡っているんですよ。
菊池:私がつけたらしいですが、酔っ払ったときに言って決まったらしくて、なぜこういう名前をつけたのか、誰も覚えていないんです。
大島:羊肉って歯ごたえのあるイメージがあるので、他のお肉と違って「齧り」というワードが口の中に再現される素敵な名前だなと思いました。
菊池:ありがとうございます。
タカノ:お酒を飲まれているときに思いついたネーミングということは、立ち上げのきっかけはお酒の席だったんですか?
菊池:そうですね。岩手県の遠野という町が父方の出身なんですが、普通に羊を食べるんですよ。その後北京に4年住んでいましたが、そこでも羊を普通に食べるんです。それで東京に出てきたときに、スーパーに羊が売ってないなと思って東京出身の友達に聞いたら、あんな硬くて臭いものは東京の人は食べないからと言われて。そこで「え?」と思ったのが、設立の遠因になっています。
大島:食べるのが当たり前だったっていうところからですか?
菊池:そうです。22歳ぐらいまでどこでも売っている肉だと思って生きていたので。
大島:僕は東京生まれ東京育ちなので、その環境がちょっとうらやましいなと思ってしまいます。
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会員数3000人超えの「羊齧協会」の3つの活動
タカノ:ラム肉は特別なものという感じがありますよね。
大島:観光に行ったときに食べるご馳走というイメージがあります。この活動自体は具体的にはどんな活動をされているんですか?
菊池:3つの活動がありまして、1つ目は月1でレストランイベントを開催して、羊肉の美味しさを一般の人に伝えています。2つ目は毎年11月の第1週の週末に、『羊フェスタ』という消費者主導で行う羊好きの食フェスをやっています。3つ目は、こういう団体をやっているとお問い合わせとかをいただくので、できるだけ羊に対する正しい情報を伝える啓発活動をしています。意外と会員数が3000人ちょっといまして。
タカノ:そんなにいるんですか!
菊池:そうなんです。びっくりされるんですけど、協会って言っても1人なんだろうなと思われているので。
タカノ:例えば「東京ディープチャイナ研究会」はFacebookでグループを作られていますが、「羊齧協会」はどういう形式なんですか?
菊池:基本的にイベントですね。大体50人から80人ぐらいが集まるイベントを月1でやっていまして、所属されている方はそこに来ます。年に1回の『羊フェスタ』は、大体2日で3万人から5万人集まるので、そこで久しぶりに顔を合わせたりもします。FacebookだったりXだったりでコミュニケーションは取れるんですが、リアルとWEBの融合みたいな形で進めています。
大島:思っていたよりも大規模なんですね。
タカノ:菊池さん、本業は他にあるんですよね?
菊池:そうですね。
タカノ:もう趣味の範囲を超えていますよね。
菊池:そうなんです。ちょっと悩みですね(笑)。
大島:ご自身の活動の規模としては、時間にすると割合はどれくらいなんですか?
菊池:時間にすると羊の方が大体2、3割なんですけれど、取引先から「羊の人だ!」と言われたりして、そこから全ての話が羊に引っ張られることがありますね。ありがたいことなんですが。