グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
11月14日はファッションブランド「PHINGERIN」のマーケティング&ロジスティック担当のジェイ高橋さんからの紹介で、「on nile design studio」の瀧田杏司さんが登場。スタジオを立ち上げたきっかけや、こだわりのTシャツ、壊れることが前提のキーホルダーの制作秘話などを伺いました。
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きっかけは幼馴染との「着たい服がないよね」という会話
Celeina(MC):まずは、「on nile design studio」について伺っていきたいなと思います。こちらはグラフィック、ファッション、空間プロダクトなど様々な分野を研究するメンバーで構成されているそうですが、今着ていらっしゃるパーカーは「on nile design studio」のものですか?
瀧田:そうです。
Celeina:on nileの文字が胸に小さくプリントされているデザインで、シンプルでかわいいですね。
瀧田:ありがとうございます。
Celeina:「on nile design studio」の立ち上げの経緯から教えてください。
瀧田:友達と一緒に始めたんですが、「最近着たい服ないよね」みたいな会話をして、自己満足で始めたのが立ち上げの経緯です。
タカノ(MC):着たい服がないなら自分で作っちゃおうと。
瀧田:その方が早いんじゃないかと思いました。
タカノ:そんな簡単に立ち上げられるものなんですか?
瀧田:最初は細々と静かにやっていました。なので、余裕で始められました。
Celeina:そのお仲間とはどこで出会ったんですか?
瀧田:小学4年生の時に同じクラスだった幼馴染なんです。
Celeina:幼馴染で大人になっても趣味が一緒ってレアケースですね。
瀧田:ありがたいことに。
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タグを手縫いすることで、家内制手工業の味を表す
タカノ:瀧田さんご自身が、ものづくりに興味を持ったきっかけはありましたか?
瀧田:幼い頃からレゴブロックでずっと遊んでいたので、当時から手を動かして作るのが好きだったなという記憶はあります。あとは中学生の時に、ダンボールで船を作って川に行って遊んでいました。ものづくりはその頃から好きですね。
タカノ:それがブランドにまで繋がっていると考えたら、すごいですよね。
Celeina:先ほど瀧田さんが着てらっしゃるパーカーのお話をしましたが、他にも、「on nile design studio」のアパレルをお持ちいただきました。
瀧田:パーカーと黒のTシャツですね。

Celeina:バックプリントがレゴ感ありませんか?
瀧田:六角形を2個繋げたロゴで、好きなように組み合わせられるんです。
タカノ:レゴブロックにインスパイアを感じますね。タグもとてもかわいいんですよ。
瀧田:タグは曲がっているんですが、全部自分たちでやっているので、家内制手工業のぎこちなさを表そうかなと思いました。
Celeina:1つ1つ縫い付けも手作業でやられているんですね。このシルクスクリーンも自分で刷っているんですか?
瀧田:スクリーン作りはお願いして、刷るところだけ自分たちでやっています。
Celeina:私もシルクスクリーンで刷ってTシャツを販売したことがあるんですが、1枚1枚刷るのは大変なんですよ。初めてシルクスクリーンを刷ったときに何回も失敗して。シルクスクリーンを手刷りで作るのは大変ですよね。
タカノ:シルバーのタグにオレンジ色の刺繍が入っていて、斜めになっているとか、よく見るとそれぞれに個性があって、1枚1枚ちょっと違うんですよね。毎回テーマを決めているとのことですが、今季はどんなテーマなんでしょうか?
瀧田:今季は展示会が来週あるので(現在は終了)、それを今メインで作っています。展示会は自己紹介みたいな意味を含めているので、作りたいものを作って出そうと思っています。
Celeina:展示会では先ほど紹介したTシャツも受注はありますか?
瀧田:あります。このパーカーも展示会から出そうかなと思っています。