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アーティストの内田智速は、動かないものに同化する「NEO-CHILL」で自由な発想を探る

2024.9.4

#ART

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

6月20日は、家電蒐集家の松崎順一さんの紹介で、アーティストの内田智速さんが登場。伝統とモダンを組み合わせた和物のアイテムや凧作りを始めたきっかけ、動かないものと同化する「NEO-CHILL」の活動について伺いました。

伝統とモダンがミックスされた和物のアイテム

Celeina(MC):昨日ご出演いただいた松崎さんからは、凧を揚げてらっしゃるとお聞きしています。

内田:昨日の放送を聞いていて、「言ったな」と思っていました(笑)。

Celeina:内田さんは山口県生まれ。文化服装学院卒業後、パリへ留学し、オートクチュールを勉強。帰国後は、デザイナーとして活動されています。現在はNIL名義で和物を中心としたグッズ制作をされているとのことで、今日はスタジオにたくさんのアイテムをお持ちいただきました。

タカノ(MC):こちらは手ぬぐいですね。

Celeina:アイテムのモチーフがモダン!

内田:これはレコードとミラーボールがモチーフですし、こっちはMC LASと鎮座DOPENESSのコラボ(”アルプス(山い)”)を記念して作ったものです。

タカノ:手ぬぐいだから和風な雰囲気で面白いです。

内田:今までにないような感じもありつつも、江戸注染という伝統的な技術を使っています。

手ぬぐいで作った浴衣も

「ネオ和凧」を始めた理由

タカノ:今日は、昨日話題に上がったもお持ちいただいています。

内田:これは内田家の家紋が描かれた凧なんですけど、お墓参りの時に揚げていますね。あとは、UFO柄だったり、レコード屋さんの袋をリメイクしたりした凧もあります。

タカノ:こちらは全部1点もので手作り?

内田:そうですね。自分や友達が持っていた袋を使って作りました。これは販売していないんですが、凧を作るワークショップも開催していて。オリジナルのキットを使用して皆で凧を作って、揚げています。

Celeina:お見せいただいた凧は、「ネオ和凧」と呼ばれているんですよね?

内田:自分では言わないですけど、そうやって称していただいていますね(笑)。日本橋にある凧の博物館に通い、そこのスタッフの方に色々と教えてもらっていて。最近だと四国から材料を取り寄せたりもしています。

タカノ:凧作りをしようと思ったきっかけは何だったのでしょう。

内田:もともと絵を描いていたんですけど、きちんと作品にしようと思った時に凧が良いなと。ずっと下を向いて作業をしているので、上を向くことを求めていたんですよ。川も近いし、散歩がてらに凧を揚げれば、1日も景気よく始まるかなって。

Celeina:毎朝揚げていらっしゃるんですね⁉ 凧はお正月のイメージが強いんですけど。

内田:風がない日や雨の日は揚げられないですけど、ぼちぼちやっています。あとは、最近「NEO-CHILL」ということをやっていて、それに付随する音楽として三味線を始めたんですよ。その練習も川沿いで併せてやっていますね。

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