濱口竜介監督の特集上映『突然、偶然、必然』が、5月22日(金)より東京と京都の4劇場で順次開催される。
同企画は、6月19日(金)より全国公開される濱口監督の最新作『急に具合が悪くなる』を記念したもの。8ミリ青春群像劇『何食わぬ顔』(2002)から、ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞(審査員大賞)受賞作『悪は存在しない』(2023)まで、濱口監督の20年以上におよぶ全17作品が一挙に上映される。
公開は、5月22日(金)から東京・Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、6月5日(金)から東京・下北沢のシモキタ – エキマエ – シネマ『K2』、東京・神保町のシネマリス、京都・出町座の4劇場で予定されている。
開催に寄せて濱口監督からのコメントも公開されている。
濱口竜介 コメント
「映画っつーのは、映画館で見るもんです」
これは今からはや18年前、自作『PASSION』のユーロスペースでの1日限りの上映における舞台挨拶で、出演者の一人、渋川清彦さんが口にした言葉だ。聞いた当時も「そうだそうだ」と思ったものだが、ここまで反芻する言葉になるとは思わなかった。
今年、6/19に予定されている新作の『急に具合が悪くなる』全国公開に合わせて、色々な劇場で、過去作の特集上映を組んでいただけることになった。こんなにありがたいことはない。どの作品もいつか、どこかで、誰かが見たらいい、ぐらいのことしか考えてはいなかったけれど、唯一、できれば映画館で見て欲しいと願っていた。そうでないと自分の映画は、きっとあまり面白くないと思う。
気づけば四半世紀、それなりに闇雲に、言ってみれば愚かに、映画づくりを続けてきた。過去作のどの作品にもどこかしら、新作『急に具合が悪くなる』との類似点を見つけられるだろうけれど、それだけでなく、過去作同士が驚く(呆れる)ほど、似た相貌を示すこともある。それは単純に「ほかに手が思いつかない」という能力の限界を示すものだし、「次こそは、もっとうまくやれるかも知れない」と自分に期待をかけ続けた結果でもある。どの作品づくりも、自分の新たな愚かさを発見する旅だった。そんなものに付き合ってくれた、すべてのキャストとスタッフに、ただただ御礼を申し上げたい。もちろん、こうして映画を上映いただくすべての劇場、そして、そこまで来てくれる観客のあなたにも。本当に、ありがとうございます。
どうか、いい出会いがたくさんありますよう。
『濱口竜介監督特集上映《突然、偶然、必然》』

【上映劇場】
5月22日(金)〜 Bunkamuraル・シネマ 渋谷宮下
6月5日(金)〜 シモキタ-エキマエ-シネマ K2
神保町シネマリス
京都出町座
主催:NEOPA
配給協力:コピアポア・フィルム
協力:Incline、Sunborn、ENBUゼミナール、サイレントヴォイス、ビターズ・エンド
【上映作品】
『何食わぬ顔(long version)』(2002)
『PASSION』(2008)
『永遠に君を愛す』(2009)
『THE DEPTHS』(2010)
『親密さ』(2012)
『なみのおと』(2011)
『なみのこえ 新地町』(2013)
『なみのこえ 気仙沼』(2013)
『うたうひと』(2013)
『不気味なものの肌に触れる』(2013)
『ハッピーアワー』(2015)
『天国はまだ遠い』(2016)
『寝ても覚めても』(2018)
『偶然と想像』(2021)
『ドライブ・マイ・カー』(2021)
『Walden』(2022)
『悪は存在しない』(2023)
映画『急に具合が悪くなる』

公開日:6月19日(金)全国ロードショー
監督:濱口竜介
脚本:濱口竜介、ルディムナ玲亜
原作:宮野真生子・磯野真穂著 『急に具合が悪くなる』(晶文社)
出演:ヴィルジニー・エフィラ、岡本多緒、長塚京三、黒崎煌代
製作:Cinéfrance Studios、オフィス・シロウズ、ビターズ・エンド、Heimatfilm、Tarantula
配給:ビターズ・エンド
フランス=日本=ドイツ=ベルギー合作 / 196分 / カラー / 1:1.5
コピーライト:© 2026 Cinéfrance Studios – Arte France Cinéma – Office Shirous – Bitters End – Heimatfilm – Tarantula – Gapbusters – Same Player – Soudain JPN Partners
