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お風呂と街灯×Trooper Salute・小宮颯斗対談。異才2人が語るポップスの本質

2026.8.19

お風呂と街灯”点”

#PR #MUSIC

現役京都大学生のシンガーソングライター・お風呂と街灯が新曲“点”を発表した。2月にリリースしたEP『Dawning / Window』以降の楽曲は、爆弾ジョニーやbetcover!!の活動などで知られるRomanticがプロデュースを担当してきたが、7月にリリースされた“点”では、Trooper Saluteの小宮颯斗(Key)がプロデュースを務めている。

お風呂と街灯がTrooper Saluteのファンだったことから実現したというコラボレーションは、クラシックピアノやボカロをルーツに持つ同世代だからこその好相性を発揮。

明るすぎる自販機の光もいずれは小さな点になっていく──そんな、「些細なことで世界は変わる」という希望を描いたお風呂と街灯らしい物語性の強い楽曲を、没入感のあるサウンドデザインに落とし込んだ小宮の手腕はさすが。内省の先にわずかな光を見出す世界観はTrooper Saluteとも共振するものがあると言えよう。

結果的に2026年のJ-POPのあり方を照らし出してもいるような“点”の制作過程について、お風呂と街灯と小宮にその詳細を語ってもらった。

「小宮的発想のびっくり箱」に期待した、プロデュース依頼の背景

ーお風呂くんが小宮くんにプロデュースを依頼した経緯を教えてください。

お風呂:普段からTrooper Saluteの曲を聴かせてもらっているんですけど、2025年の10月にKhakiの企画『(ァ)柿印企画ライブ _ 1』でライブを初めて観て、感銘を受けたんです。で、2026年の6月から3か月連続で新曲をリリースしてるなかで、今は強く学びたい欲があって。自分で編曲するのももちろん好きなんですけど、今年は自分の味じゃないものも取り入れて、より一歩進まなきゃいけないなと思っているので、その学びの一環という意味でも、小宮くんに依頼させていただいたという感じですね。

ーライブを観て感銘を受けたのは、特にどんな部分でしたか?

お風呂:まずはもうムサシ(Vo / Gt)さんの声が良すぎて。ちょっとレトロな雰囲気があって、「聴いたことのない声だぞ」みたいな。で、楽曲も1曲ごとに性格が変わる感じもあって、「どんな風に作曲してるのかな?」っていうのも気になり始めたし、僕は鍵盤奏者なので、そうなると一番最初に目が行くのが小宮くんのピアノ演奏で。音色をめっちゃ使い分けて曲の構造を理解しているピアノが鳴っていると思ったんです。そこが最初に魅力を感じたところでした。

お風呂と街灯(おふろとがいとう)
大阪在住の現役学生アーティスト。お風呂と街灯は、3歳から触れているクラシックピアノを基軸に、名前のつけられない気持ちを持ったどんな人にも、平等に降り注ぐ雨のような少し切なくもワクワクする音楽を奏でるアーティスト。2026年2月には初めてのEP『Dawning/Window』をリリース。3ヶ月連続デジタルリリースの第2弾として7月には、Trooper Salute・小宮颯斗にアレンジメント / プロデュースを依頼した楽曲“点”をリリース。

ー小宮くんは話があった時点ではお風呂と街灯のことはどの程度ご存知でしたか?

小宮:フライヤーとかで名前は見たことがあったんですが、曲はまだ聴いてなくて、オファーをいただいてから初めて曲を聴きました。まず再生数が一番上の“ある日の哲学”を聴いて、次に最近出してたEP『Dawning / Window』を聴いたんですけど、「全然雰囲気が違う」と感じて。つまり今は音楽的にいろいろチャレンジしていて、その延長線で僕に声がかかったのかなと。

でも、いろんな方向性の曲があるなかで、パーソナルが出る作詞作曲の部分は一貫してるなと思ったんですよね。どんなアレンジでも、そのアレンジの雰囲気に寄せてちゃんと歌い分けていて、ボーカリストとしての面もすごくいいなと思ったので、せっかく声をかけていただいたなら、やってみることに決めました。

ーお風呂と街灯の最近の楽曲には爆弾ジョニーやbetcover!!などでも活躍されてきたRomanticさんがプロデュースで参加されていました。今年からバンド編成でのライブも本格化しているし、バンドと接点のある人にプロデュースをしてもらいたい考えがあった?

お風呂:バンド的な思考は好きですね。僕はシンガーソングライターですけど、「シンガーソングライターとサポートミュージシャン」みたいな形式のライブは好きじゃなくて。シンガーソングライターだけど、メンバーを抱えてライブをするなら、それはもうバンドメンバーだと思ってるから、その人たちとちゃんと会話をしなきゃいけない。そういうバンド的な思想はすごく大事だと思ってるんです。なので、根本の部分でそういうことを大事にしていそうな人というか、バンドという活動に対して、自分なりに哲学を持ってる人がいいなって思ってる自分がいたかもしれないです。

ー小宮くんから見たRomanticさんの印象も聞いてみたいです。

小宮:僕は浪人生のときにbetcover!!に出会って、そこで初めて知ったんですけど、最近でいうと叶芽フウカさんとかのアレンジもやられたりしてますよね。ロマンさんはバンドでやるときはエゴを出しすぎないというか、プレイヤーとしてはすごく堅実なプレイをされる方っていう印象があるのに、アレンジになったら「これロマンさんがやってそうだな」ってすぐわかる。それぐらい複雑なコードワークを使ったり、曲ごとにちゃんとフックになるようなシンセの音を使ったり、独特なアレンジをする方なので、そこのギャップも好きですね。

ーじゃあロマンさんの次に自分っていうのは、光栄でもありプレッシャーでもあり。

小宮:プレッシャーでしかなかったです(笑)。

小宮颯斗(こみや はやと)
名古屋発のシンフォニックインディロックバンド・Trooper Saluteのキーボードを担当。楽曲の制作やアレンジの中心を担っている。2026年6月には1stアルバム『友達がいました』をリリース。

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