2024年12月末にプレデビューした、himesha(ヒメシャ)、de_hana(ディハナ)、kamión(カミオン)、a’mei(エイメイ)からなる4人組ガールズグループ、cosmosy(コスモシー)。近年、XGやHANAを筆頭に、「K-POP以降」の美学を持った日本発のガールズグループが次々と登場するなかでも、その存在感はひときわ異質だ。
異世界ファンタジーから抜け出してきたようなビジュアルに加え、モキュメンタリー風の映像センスも、「考察」を誘う現代的な奥行きを備えている。何より活動の拠点を韓国に置き、現地でキャリアを重ねてきた点もユニークだ。
そんな彼女たちが現在放送中の読売テレビ・日本テレビ系ドラマ『親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜』の主題歌でもある新曲“Stay Alive”を引っ提げて、満を持して日本デビューを果たした。現実と空想の境界を行き来するようなフィクショナルな世界観とは裏腹に、実際の4人は、よく笑い、よく喋り、活動が楽しくて仕方がない様子の、等身大の若者たちだった。日本での新たなスタートを切ったcosmosyの素顔に迫った。
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緻密なMV撮影の裏側と、韓国の音楽番組で得た経験
─まず皆さんの自己紹介をお願いしてよろしいでしょうか?
de_hana:cosmosyのもちもちうさぎ、de_hanaです。私の魅力は、見た目とのギャップがある低音ボイスです。
a’mei:cosmosyメンバーの中では末っ子、a’meiです。3歳の頃からダンスを習っていて、デビュー前はダンスバトルにも出たり、ダンスの講師もやってました!
himesha:cosmosyのhimeshaです。グループではクール担当なんですけど、普段はそんなこともないっていう、反転魅力(ギャップ)の持ち主です(笑)。
kamión:cosmosyのにゃんこ、kamiónです。大阪出身で喋るのが大好き、あとグループで一番のK-POPオタクです!

cosmosy(コスモシー)
NTTドコモ・スタジオ&ライブとSony Music Entertainment Koreaが手掛ける4人組ガールズグループ。2024年末のプレデビュー以降、日韓を拠点に現実と異世界が交錯する壮大な世界観を展開。2025年には「Googleの『Year in Search 2025』において『Global Breakout Searches:K-Pop Debuts』に日本から唯一選出される」など、国内外で急速に注目を集めているグローバルグループ。2026年7月期のプラチナイト新木曜ドラマ『親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜』の主題歌に新曲“Stay Alive”が起用。
─cosmosyはコンセプトが独特ですよね。“Physics〜物理的な〜”や“zigy=zigy”のMVなどを拝見して、モキュメンタリー風の演出や考察を誘う伏線など、すごく新しいグループが出てきたように感じました。皆さんはそうしたフィクショナルな世界観の中で表現することをどう捉えていますか? また、実際の撮影はどのように進んでいるのでしょうか。
de_hana:撮影の時はグリーンバックで、CGも特殊効果などが加わってない状態で撮っているんです。だから、完成したMVを初めて見るときは、自分たちでも驚きます!
a’mei:MVは、撮影前のミーティングで「今回はこういうコンセプトで、こういう役割」という説明はあるんですけど、実際の撮影は時系列ではなく、バラバラに撮ることもあるので、撮影中は頭の中がハテナでいっぱいになります(笑)。
himesha:デビュー曲の“Lucky=One”の時なんかは、本当に衝撃的でした。でも、最近は慣れてきて「独特なのが普通」くらいの感覚になってきてます(笑)。
kamión:私は毎回、cosmosyのMVのクオリティーに圧倒されてます。こんなにすごいものを、自分たちが一緒に作れているということが、まず嬉しいですね。とくに“Silence ~ body and soul ~”のMVはすごく撮影に時間がかかったんですけど、出来上がった映像を見ると、1秒ごとに新しい画面に切り替わるような凝った編集になっていて達成感がありました。「どんだけ編集に時間かかってるんやろ?」とか考えると、本当にありがたいですね。
─活動の拠点を韓国に置き、現地の人気音楽番組『Music Bank』にも出演されていますよね。ベテランから新人までが出演するK-POPアーティストの登竜門のような番組ですが、緊張はしませんでしたか?
kamión:一番最初に出たときは緊張してたかも。
de_hana:“Lucky=One”の時はね、衣装もそうだし。
kamión:エルフの格好で登場するんですけど、他のグループはエルフじゃないし(笑)。挨拶しても「なんか耳が長い!」ってびっくりされたりね。でも、2回目以降の出演の時は、ファンの方もいるし、緊張は減りました。いつも前に来てくれているお馴染みのファンの方を見ると、安心しますね。
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新曲“Stay Alive”でのラップへの挑戦と、日本デビューへの思い
─新曲“Stay Alive”は、ドラマ『親愛なる夫へ〜完璧な妻の嘘〜』の主題歌にも抜擢されました。夫婦心理サスペンスというドラマの内容も相まって、スリリングかつアダルトで、クールな雰囲気と鋭いラップが印象的でした。今回ラップに挑戦してみていかがでしたか?
de_hana:今回のラップ担当は私とa’meiなんですけど、私がラップをやるのは初めてで。以前から「de_hanaはラップが向いてそう」と言ってくれるファンの方がいたので、「いつかcosmosyでラップをやりたい」と思ってラップのレッスンにもチャレンジしていたんです。今回ようやくラップを披露することができて、すごく嬉しいですね。
─ラップは難しくなかったですか?
de_hana:以前から練習をしていて、レッスンを重ねてきたので、楽しんでレコーディングできました。私は声が低いので、エミネムとかジョイナー・ルーカスとか、男性のラッパーの曲で練習していました。

─かなりイカつい人選ですね(笑)。
a’mei:cosmosyでラップするのは“zigy=zigy”以来で、2回目だったんですけど、ずっと練習を続けてたので、今回その成果をやっとお見せできてすごく嬉しかったです。私も難しいとは感じなくて、楽しくレコーディングできました。de_hanaと私の声質が違うから、組み合わせのバランスがいいと思います。
─そんな“Stay Alive”を引っ提げて日本デビューを果たしましたが、今のお気持ちはどうでしょうか?
a’mei:いきなり日本デビューするのではなく、韓国やアメリカでのステージ経験を積んだ上でのデビューなので、より良いパフォーマンスができる状態で日本に来られたと思います。

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ダンス、ごっこ遊び、K-POP。4人の原点とアイドルを志した理由
─cosmosyとしてフィクショナルで大人っぽい世界観を表現されている皆さんですが、幼少期はどんな子どもだったのでしょうか?
de_hana:私はごっこ遊びが好きな子どもでした。当時はAKB48さんが流行っていたから、保育園でも「あなたはともちん、あなたは……」と、AKBごっこをやっていて。私はまゆゆさんが好きだったので、じゃんけんで役を取り合って、まゆゆさん役になれなかったら泣いてました(笑)。
kamión:こだわり強いな(笑)。
a’mei:私は自己紹介させていただいた通り、3歳の頃からダンスをやっていたのもあって、とにかく体を動かすのが好きな子どもでした。小学生の時も、中学生になっても、休み時間に鬼ごっことかして。元気で明るい子どもだったと思います。
himesha:私もダンスは3歳からやっていて。小学校の頃は、学校から帰ってきたらすぐ遊びに行って、夕方はダンスに行って……と、元気で忙しい小学生でしたね。いろんなジャンルのダンスを習いましたが、カッコいい、男の子っぽいダンスが好きだったから、中学からはヒップホップに絞って踊っていました。

kamión:私は小学生の時からK-POPが好きでした。小学5年生の頃からダンスも始めたので、学校でも私がリーダーみたいになって「これ踊ろうや!」ってみんなにTWICEさんの曲を広めたりして。あと、関西出身なのでNMB48さんも好きで、握手会に行ったりもしていました。
─アイドルが大好きだったんですね。TWICEは何の曲が好きでしたか?
kamión:デビュー曲の“ウアハゲ~(Like OOH-AHH)”を、私のお姉ちゃんが踊っていたんですよ。その影響で私もハマりだした感じでした。
─ごきょうだいの影響って大きいですよね。皆さんのご家族はどんな方でしたか?
de_hana:私は弟がいるんですけど、小さい頃は一緒に森にカブトムシを捕りに行ったり、あとはフィギュアで戦いごっことかしてました。
a’mei:私も弟がいて、弟もちょっとダンスをやってましたね。aespaさんのファンなんですけど、新曲が出るたびに「この曲良くない?」って連絡が来たりして、すごく私のことが好きみたいです(笑)。あと、うちはお母さんがスパルタで、「腕立てと腹筋〇〇回!」みたいな。でも、最近はむしろ過保護ですね(笑)。
himesha:私の両親は、とにかく私のことを自由に育ててくれました。私がやりたいって言ったことは全部やらせてくれたし、cosmosyのお話が来た時も背中を押してくれたし、いつも味方でいてくれる存在です。
kamión:うちも家族はみんな仲良しで、私は姉と弟がいる真ん中っ子なんですけど、弟が私のこと大好きで、私とのツーショットをLINEのアイコンにしてますね。あと、cosmosyが新曲を出すと、お父さんから絵文字を頑張っていっぱい使った長文のLINEが来ます(笑)。

─皆さんが真剣にアイドルを目指し始めたきっかけを教えてください。
de_hana:お母さんがよく、車で海外ドラマを流していたのを私がマネして歌っていて。それを聞いたお母さんが、ミュージカルの応募用紙を見せて「こんなんあるよ」って提案してくれたんです。元からダンスや歌に憧れの気持ちがあったので、そこからミュージカルを習い始めました。
それで、高校に進学するくらいの時期に、K-POPに急にハマりだして。アイドルの世界は、歌もダンスもビジュアル的にも、自分がやりたいことが全部できる環境なんじゃないかと思って。お母さんに「無謀な挑戦やけどやらせてほしい」とお願いして、K-POPのスタジオに通わせてもらってオーディションを受け始めた感じですね。
a’mei:私はもう、きっかけも思い出せないくらい物心つく前からダンスをやっていたので。小6のときにK-POPをすごく好きな友達がいたから、ちょっとだけK-POPのことも知っていて。「BLACKPINKっていうグループはカッコいいなー」とは思っていたんですけど、「アイドルになりたい」とはとくに考えていなかったんです。
それから、モデルの仕事とかもしてる頃に、スカウトを受けて。自分の将来をどうしようか悩んでいる時期でもあったので、「この際、挑戦してみよう!」と思って、この道を選びました。

himesha:私もずっとダンスをやっていました。音楽が日常的にずっと側にあったので、「ダンスが好き」という以前に、音楽がまず大好きでした。とくにエド・シーランさんが好きで、ライブにも行ったことがあります。
そこから「誰かの日常の一部にある音楽を、自分が提供する側になれたら素敵だな」と考えるようになって。歌には自信がなかったですが、アイドルになりたいと思い始めました。それが最初ですね。
kamión:私は保育園の頃から『きらりん☆レボリューション』っていうアニメが好きで、主人公の月島きらりちゃんに憧れていました。それでアイドルのマネをして、歌って踊っていたんですけど、本気でアイドルを目指すには自信がなくて……。
でも、お姉ちゃんが背中を押してくれて『日プ』(※)を受けることにしました。その頃から「小さい頃から本当にアイドルが好きだし、自分はアイドルになるために生まれてきたんや!」くらい自分に言い聞かせて。今度は自分が誰かに夢を与えられるようなアイドルになりたくて、今、一生懸命やってます!
※日プ:オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』(2023年放送 / Lemino)
