グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
4月18日は、映像ディレクター東市篤憲さんからの紹介で、Sumally代表の山本憲資(やまもと けんすけ)さんが出演。スマホ収納サービス「サマリーポケット」を展開するSumallyの経営者でありながら、アート、音楽、食、舞台などへの造詣も深く、2020年の夏より軽井沢へも移住した山本さんに、最近オススメの作品や軽井沢に移住を決めた経緯などを伺いました。
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月額275円から荷物を預けられる「サマリーポケット」を展開
Celeina(MC):プロフィールを簡単にご紹介させていただきます。山本さんは1981年生まれ、神戸市出身ということで、広告代理店、雑誌編集者を経てSumallyを設立。スマホ収納サービス「サマリーポケット」を展開されています。
タカノ(MC):山本さん、東市さんが、山本さんを一言で表すと「面白い人」って。
山本:どうなんでしょうか。大して面白くないと思いますよ(笑)。
タカノ:本当にハードル高い紹介のされ方ですけれども(笑)。結構、東市さんとも会われて?
山本:そうですね。僕、軽井沢に住んでいて、東市さんも結構遊びに来てくださいまして。ちょっと前に東市さんも軽井沢にお住まいを借りられて。東京以外でも一緒に遊んだりする割と長い先輩・友達です。
Celeina:Sumallyでスマホ収納サービス「サマリーポケット」を展開されてるということで。サマリーポケットというのが、専用ボックスに荷物を詰めて送るだけで、スマートフォンやパソコンで管理ができる便利な収納サービスということで大人気なんですけれども。こちら、どのように生まれたサービスだったんですか?
山本:Sumallyというスタートアップを立ち上げて経営をしておるんですけれども、最初、Sumallyという自分のフォローをしている人の欲しいもの・持ってるものがどんどん流れてくるTwitterみたいなソーシャルメディアがまずありまして。Sumallyだと、ユーザーのページでその人の欲しいもの・持ってるものが一覧で見られるんですけれども、そこから、さらに拡張する形で、本当に持ってるものも預かって手元で可視化できたら面白いんじゃないかみたいな。まずSumallyがあって、そこから次に拡張するような形で始まったのがサマリーポケットというサービスです。2015年にはじめて、もう8年目ぐらいですかね。おかげさまで、たくさんの方に使っていただいていて、日々、頑張っております。
タカノ:これ、すごく便利で。月額料金で。
Celeina:すごく手軽なお値段設定で。
山本:275円から入っていただけます。まだ冬物の衣替えが終わってないという方もいると思うので、衣替えにはぴったりです。冬物は収納に困るので。
タカノ:そうですよね。ジャケットとか、すごいかさばるんですよ。サマリーポケットをご利用すれば。
山本:倉庫に着くと、1点ずつ写真を撮らせていただいて。手元で、何を預けたかが可視化できて、そこからクリーニングに出すこともできます。必要なときは、1つずつ取り出したりもできます。
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軽井沢に拠点を移した理由とその意義
タカノ:そんな山本さん、軽井沢に拠点を移されたということで、なぜ軽井沢に?
山本:軽井沢は好きで定期的に行ってたんですけど、自分の拠点が欲しくなって。1年ぐらい古い家を探して、2019年末にちょっといいなと思った手頃な価格の家があったので購入しました。月2回ぐらい、週末に1ヶ月に6泊くらい行けたらいいかなと思ってリノベーションの準備をし始めたところに新型コロナの蔓延がはじまりました。うちの会社も2020年の春ぐらいから全員リモートワークになりまして、今もそのまま、全社リモートワークという形を続けております。そういう形であれば、軽井沢をメインに住んでみるのも面白いかなというので。薪ストーブとかもしっかり入れて、冬も快適に過ごせるようにリノベーションをして、通年過ごせるような形に小屋をアップデートしまして。普段から森の中で暮らしております。
タカノ:今日も軽井沢から、ありがとうございます。他の記事で読んだんですけれども、すごくオシャレなお部屋で。
山本:そこまでオシャレではないと思うんですけど(笑)、自分で考えるのが好きで。昔、東京で買ったマンションもフルスケルトンから自分で部材などを選んで作ったんですけど、また15年ぶりぐらいにリノベーション欲が湧いてきて、床材から壁材から照明から、割と全部、自分で選びました。建築家は入れずに、施工会社にはもちろん入っていただいてるんですけど。
Celeina:自然の多い場所に引っ越して変わった部分はありますか。
山本:どうですかね。森の中で寝られるってすごく贅沢で、毎日グランピングしてるみたいな気になったり。不便を味わいたいわけではないので、ちゃんと光ファイバーを引いたりとか、快適な、便利に暮らせる状況自体はしっかり整えていて。そういう環境で、森に囲まれてるっていうのは本当に贅沢だなと日々感じております。
Celeina:アートや音楽、食、舞台などもお好きということで、執筆活動も行われてるそうですが。
山本:仕事が一番好きなんですけど、アートや観劇も好きで、割と観に行ってます。音楽も、クラシック音楽は特に好きで、よくコンサートに。食べるのも、地方のレストランとかにわざわざ食べに行ったりとか。舞台も、現代のものも好きなんですけど、文楽とか歌舞伎とかも好きで。
Celeina:毎週末、なんかしらインプットされてるっていうのを伺ってるんですが。
山本:そうですね。割りとフラフラとどこかに出かけてることも多くて。先週末は京都に行っておりまして『KYOTOGRAPHIE』という毎年京都で開催されていて今年11年目になる写真フェスティバルのプレビューに行ってきました。二条城というお城の古い空間に、高木由利子さんという日本を代表するファッション写真家の作品が展示されていたのは、見応えがありました。あと「京都市交響楽団」という京都のオーケストラの常任指揮者に、沖澤のどかさんという、僕も2年前にもインタビューさせてもらった女性指揮者が就任されて。その方が指揮するコンサートがあってそれも聴きいてきました。今回は彼女にもインタビューもさせていただいたんですけど、そんなことを交えながら京都に行ってました。
タカノ:そんなカルチャーに対する造詣が深い山本さんに、この時間にラジオでみんなで一緒に聴きたい曲を選んでもらいました。どんな曲でしょうか?
山本:僕、真心ブラザーズのライブにもよく行くんですけども、前の前の『Cheer』というアルバムに入っている“サンセットハンター”という曲がすごく時間に合うので、挙げさせていただきました。
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経営者としてのオンとオフの切り替え
Celeina:引き続き、山本さんにお伺いしていきたいんですが、アート、音楽、食、舞台など様々なカルチャーをインプットされているということで、今リスナーさん、そして我々にオススメしたい作品はありますか?
山本:先週末に『名探偵コナン』の一番新しい映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』を観てきまして。名探偵コナンの映画って、子どもの頃から毎年観ていて、大体、公開週の週末に観に行くって決めているんですけど、近年の中では最も出来が良かったんじゃないかと。灰原哀ちゃんが大活躍をする、大人が観るに堪える完成度で、結構、感動しました。
Celeina:気になりますね。
タカノ:今回の作品の魅力は?
山本:キャラクターの設定が深いところと、初めて観る人も、よく観てる人の両方が楽しめる感じも好きで。すごく面白かったので、僕、1981年生まれなんですけど、同じ世代の人も、久しぶりに観に行ってみても面白いんじゃないかなと。
Celeina:山本さんにもう一つだけ。経営者としてオンとオフの切り替えとかってどうされてますか? 常にお仕事のことを考えちゃうのかなと思って。
山本:やっぱり経営の方は、効率を考えたり、合理的であったりとかっていうことを徹底的に追求していくと、それはそれで、スポーツ的な楽しみがあるんですが、人生全部がそれだと息苦しくもなるときもある。やっぱり、合理性とかではない、すごい高い解像度の追求をしている人たちが作るものに触れる部分もあった方が、自分の中でのバランスは取れるなというのもあって、クラシック音楽や現代アートが好きだったり。自分の中では、そうやってバランスをとっているところもあるかもしれないと思います。
タカノ:カルチャーをインプットすることで、人生のバランスをとってるという。
Celeina:「FIST BUMP」はお友達を紹介してもらっていますが、山本さんが紹介してくれるのは、どんな方でしょうか?
山本:さっきからクラシックの話もしてるんですけれども、指揮者の坂入健司郎さんをご紹介できればと思います。坂入さんは元々、音大ではなく普通の大学を出られた後に会社員をやってらっしゃったんですね。「ぴあ」で長く働いてらっしゃって、その間もちろん指揮者としても活躍されていらっしゃるんですけども、一昨年から、指揮者として独立されて、ますますご活躍されています。
タカノ:坂入さんを一言で表すと、どんな方ですか?
山本:これから、益々のご活躍が期待できる方なのではないかなと。
タカノ:はい。ありがとうございます。明日は指揮者の坂入健司郎さんにつなぎます。
Celeina:「FIST BUMP」今日は、Sumally代表の山本憲資さんでした。ありがとうございました。
山本: ありがとうございました。
GRAND MARQUEE
J-WAVE (81.3FM) Mon-Thu 16:00 – 18:50
ナビゲーター:タカノシンヤ、Celeina Ann