2025年2月28日(金)より公開される映画『ANORA アノーラ』の日本版ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
第77回カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞し、審査員長を務めたグレタ・ガーウィグから「真実味がありつつも予想だにしない作品」と評された同作。NYでストリップダンサーとして働く「アニー」ことアノーラが、ロシア人御曹司のイヴァンと1週間1万5000ドルで「契約彼女」になり、衝動的に結婚式まで挙げるも、ロシアの両親から猛反対を受け、階級意識や偏見に抗う様子を描いた物語となっている。
監督はショーン・ベイカー。多くの国際映画祭で喝采を浴びた『タンジェリン』(2015年)、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』(2017年)など、幾度となくアメリカ社会の「声なき声」をすくいあげ、丁寧かつユーモラスに描写してきたが、『ANORA アノーラ』では身分違いの恋という古典的なシンデレラストーリーを21世紀ならではの描写でリアルに映し出した。アニー役は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019年)や『スクリーム』 (2022年)で好演した新星マイキー・マディソン、イヴァン役は「ロシアのティモシー・シャラメ」の愛称で親しまれるマーク・エイデルシュテインが演じている。

今回解禁された予告編は、アニーとイヴァンの運命的な出会いからスタート。「契約彼女」になる瞬間やラスベガスでの豪遊、そして結婚式を挙げるシーンなど、幸せの絶頂を迎える様子が次々と映し出されていくが、直後に2人の運命は一転。結婚に猛反対するロシアの両親から差別的な言葉を突きつけられたアニーは必死に抵抗し、最後には電話越しに「くたばれ!このゲス野郎!」と言い放つなど、逆境に立ち向かう姿が収められている。
『ANORA アノーラ』

監督・脚本・編集:ショーン・ベイカー 製作:ショーン・ベイカー、アレックス・ココ、サマンサ・クァン
出演:マイキー・マディソン、マーク・エイデルシュテイン、ユーリー・ボリゾフ、カレン・カラグリアン、ヴァチェ・トヴマシアン
配給:ビターズ・エンド ユニバーサル映画
2024 年/アメリカ/カラー/シネスコ/5.1ch/139 分/英語・ロシア語/R18+
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2025年2月28日(金)新宿ピカデリー TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー
【STORY】
NYでストリップダンサーをしながら暮らす“アニー”ことアノーラは、職場のクラブでロシア人の御曹司、イヴァンと出会う。彼がロシアに帰るまでの7日間、1万5千ドルで“契約彼女”になったアニー。パーティーにショッピング、贅沢三昧の日々を過ごした二人は休暇の締めくくりにラスベガスの教会で衝動的に結婚!幸せ絶頂の二人だったが、息子が娼婦と結婚したと噂を聞いたロシアの両親は猛反対。結婚を阻止すべく、屈強な男たちを息子の邸宅へと送り込む。ほどなくして、イヴァンの両親がロシアから到着。空から舞い降りてきた厳しい現実を前に、アニーの物語の第二章が幕を開ける。