Disney+「スター」の独占ドラマ『SHOGUN 将軍』のサウンドトラックが、2025年に開催される第67回グラミー賞の「最優秀映像作品スコア・サウンドトラック」にノミネートされた。
同作は、1975年に発表されたジェームズ・クラベルのベストセラー小説『SHOGUN』を、真田広之が主演とプロデューサーを務め映像化したもの。関ヶ原の戦い前夜の日本を舞台に、徳川家康や石田三成ら歴史上の人物にインスパイアされた、天下獲りに向けた陰謀と策略の「謀り事」を壮大なスケールで描いている。2024年9月に開催されたエミー賞では、作品賞、主演男優賞、主演女優賞をはじめとした主要部門を総なめし、エミー賞史上最多となる18部門を制覇した。
サウンドトラックは、アカデミー賞受賞歴を有するアッティカス・ロス(Atticus Ross)をはじめ、レオポルド・ロス(Leopold Ross)、ニック・チューバ(Nick Chuba)の世界的音楽家3人が担当。「日本の伝統音楽を劇中曲に生かしたい」という熱い要望を受け、栃木県那須在住の雅楽作曲家で、音楽プロデューサーでもある石田多朗が総合音楽アレンジャーを務めた。




このほかに日本からは、坂本龍一の長編コンサート映画『Opus』の音源作品が「最優秀ニューエイジ / アンビエント / チャント・アルバム」、宅見将典が「最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス」、ニューヨーク在住のソプラノ歌手・袴塚愛音が「最優秀クラシック合唱」、デザイナーの倉島孝弘が「最優秀ボックス/スペシャル限定パッケージ」、バイオリニストの高山明美が「最優秀クラシック・ソロ・ボーカル・アルバム」にノミネートされた。第67回グラミー賞の授賞式は2025年2月2日(日)(日本時間2月3日)にロサンゼルスのクリプト・ドットコム・アリーナで開催される。