露と枕の舞台『橘に鶯』が11月13日(水)から17日(日)まで、東京・王子小劇場で上演される。
「優しい悲劇」を標榜している露と枕は、2018年4月に主宰の井上瑠菜が旗揚げ。「弱いからこそ愛おしい、変わらないから愛おしい」をコンセプトに活動している。
同公演は「変化と伝統」をテーマに、老舗化粧品店の伝統である不老長寿の存在「おくしさま」の役割を若くして受け継いだ女性・かなめと、変化を恐れない快活な老婦人・トキの、出会いから死別までの日々を描く。
脚本 / 演出を務めるのは、主宰の井上。出演者には、小林桃香(露と枕)、村上愛梨(露と枕)、前田隆成(ハコボレ)、成瀬志帆、喜田裕也(はちどり空港)、山口快士、曽根大雅(東のボルゾイ)、島田雅之(かはづ書屋 / studio4093)、大塚由祈子(アマヤドリ)、大沼百合子(J.CLIP)が名を連ねている。
― 守るためには、変わらなければならない。
主宰・井上瑠菜
組織かもしれないし、家族かもしれない。自分より弱い存在、あるいは、自分自身かもしれません。
「守るべきもの」が増えるほど、すべてを守れなくなる。そして、今までやってこられた形に固執してしまうのです。
しかし、守りの姿勢こそが責められることもあります。人も、世界も、目まぐるしく変化して前に進んでいくから。
時には、守りたかった人にまで置いていかれてしまう。
本来、人は、変わることを求めるものです。
変化を捨て、その場に立ち止まり続ける人を見たとき、背負いすぎてしまったのだなと、守ってあげられる自分でありたいと願っています。
「変化」への恐怖と、選択の難しさ、苦しみ。すべてを乗り越えて正しく背負える自分になること。そうして老いていく美しさを紡げればと思います。
露と枕Vol.9『橘に鶯』
●コピー
「―いつの日か、高らかに老いを鳴く」
●作・演出
井上瑠菜
●出演
小林桃香(露と枕)村上愛梨(露と枕)
前田隆成(ハコボレ) 成瀬志帆 喜田裕也(はちどり空港) 山口快士 曽根大雅(東のボルゾイ)
島田雅之(かはづ書屋/studio4093) 大塚由祈子(アマヤドリ) 大沼百合子(J.CLIP)
●公演会場
王子小劇場(〒114-0002 東京都北区王子1-14-4 地下1階)
●公演日時
2024年11月13日(水)~17日(日)全9ステージ/上演時間120分予定
13(水) 19:00
14日(木) 14:00/19:00
15日(金) 14:00/19:00
16日(土) 14:00/19:00
17日(日) 12:30/17:00
●料金
劇場観劇
【一般】予約:3,800円 当日券:4,000円
【団体応援チケット(特典付)】6,000円
【割引料金(要予約)】学割:3,000円 高校生以下:1,000円 ※いずれも要学生証
配信観劇
【ディレイ配信】3,000円+手数料(カンフェティ・ストリーミングシアターにて11月25日より視聴可能)
●スタッフ
舞台監督:水澤桃花(箱馬研究所) 照明:緒方稔記(黒猿) 音楽:Kijibato Yusho Sunagawa 音響:堀江潤 舞台美術:里森恵 衣装:村上愛梨 小道具:小林桃香 配信映像:北林佑基(世田谷センスマンズ) 制作・宣伝美術:月館森 制作協力:清水瑞希 協力:大上貴摩瑳 ハコボレ COME TRUE はちどり空港 東のボルゾイ かはづ書屋 studio4093 アマヤドリ J.CLIP 株式会社 SDP 箱馬研究所 黒猿 株式会社サウンド・エディター堀江 世田谷センスマンズ 助成:公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京【東京ライブ・ステージ応援助成】
企画製作 :露と枕