12月22日(金)より公開される映画『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』より、撮影の舞台裏、監督やキャストらのインタビューを収めた特別映像がYouTubeで解禁された。
北米ではA24の配給で大ヒットを記録した同作は、母を亡くした女子高校生がSNSで流行りの「#90秒憑依チャレンジ」に参加し、そのスリルと快感にのめり込んでしまったことから、かつてない事態に発展していくホラー映画。2023年の『サンダンス国際映画祭』で上映され大きな話題を呼び、アリ・アスター、ジョーダン・ピール、サム・ライミ、スティーブン・スピルバーグ、スティーブン・キングなど著名な映画監督から称賛を浴びた。
解禁された映像の冒頭では、主人公ミア役のソフィー・ワイルドなど「憑依チャレンジ」にハマっていく若者たちを演じた出演者が、ゲームのルールを紹介。呪物の「手」や、チャレンジ中を撮影するダイナミックなカメラワークなどが映し出されている。
監督を務めたのは、オーストラリア出身の人気双子YouTuber、ダニー&マイケル・フィリッポウ兄弟。2人のYouTubeチャンネル「RackaRacka(ラッカラッカ)」は、ブラックで尖ったコメディや、日本アニメの実写版制作などエッジの効いた動画が高評価を集め、現在680万人のチャンネル登録者数を誇る。同作で長編映画監督デビューを果たし、すでに続編『Talk 2 Me』(原題)や、『ストリートファイター』の実写映画化を手掛けることも決定している。
映像では、監督たちの初々しさが残る過去映像や、「RackaRacka」で発表してきたエッジの効いたアクションやスプラッターホラー作品など、活動の軌跡となる映像も収録。ダニーは、同作の物語の出発点となった身近な少年のエピソードも語っており「1人がドラッグを服用後床でけいれんしていて、仲間は笑いながら撮影してた。印象的であると同時に怖いと感じた。ここから生まれたんだ」と回想している。プロデューサーのサマンサ・ジェニングスは、「ティーンが憑依体験でハイになる。それがゲームやスリル、感情のはけ口になり、その結果心理的に沈んでいってしまう」と映画が描くこのゲームの危険性を述べている。
また、東京を拠点に活動するカルトTシャツチーム・weberとのコラボTシャツの発売も決定した。呪物の「手」が前面に押し出されたデザインと、ミアを襲う恐怖心を煽るようなシーンとタイトルロゴをあしらったデザインの2種類が用意され、weber onlineにて12月22日(金)12時から90時間限定で受注販売。一部の上映劇場でも12月下旬より販売される。