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NEWS EVENT SPECIAL SERIES

カルチャーフェス『INSPIRE TOKYO 2024』レポート。音楽&マーケットに18万人が集結

2024.7.26

#MUSIC

今年で開催3年目を迎えた『J-WAVE presents INSPIRE TOKYO 2024 -Best Music & Market- supported by TimeTree』は、都市型カルチャーフェスとしてユニークな、チャーミングな存在だ。インバウンドでにぎわう原宿と再開発で活気づく渋谷の真ん中、代々木公園イベント広場とケヤキ並木に、雑貨、ファッション、アートなど多様なショップが集結し、世界各国のグルメを揃えたキッチンカーがずらりと並ぶ。野外ステージではフリーライブが開催され、隣の国立代々木競技場第一体育館では「LIVE FIELD」と題して、J-WAVE一押しのアーティストが熱いパフォーマンスを繰り広げる。7月13〜15日の3日間にわたって開催された、フリーダムな活気に満ちたフェスの模様を、興奮がさめないうちに書き残しておこう。

Photo by アンザイミキ

都市型で気軽に参加できるカルチャーフェス

『INSPIRE TOKYO』のチャームポイントその1は、なんたって立地と環境の良さだ。原宿からも渋谷からも歩いてすぐ、広大な緑に囲まれた代々木公園の一角に出現した「MARKET FIELD」は、縁日やフリマを思わせるにぎやかさで、そぞろ歩きしているだけで気分がいい。子供連れの親子、年配のカップル、外国人観光客等、たまたま通りがかったであろう人たちが、田名網敬一描き下ろし絵柄の無料配布うちわをパタパタ扇ぎながら、フリーライブを観たり、気に入った店を覗いたりしている姿も楽しい。フェス=若者向けというだけではない、出入り自由の開かれた雰囲気が『INSPIRE TOKYO』のチャームポイントだ。

代々木公園イベント広場、野外ステージのFREE LIVE
大滝詠一氏が主宰する「ナイアガラ・レーベル」とJ-WAVEがタッグを組んだナイアガラ盆踊り

もちろん音楽のクオリティの高さと、パフォーマンスの充実度は折り紙付きだ。初日の7月13日、「LIVE FIELD」にラインナップされたアーティストは、シンガーソングライター、ダンサー、俳優としても活躍するNOA、「メインダンサー+バックボーカル」のスタイルで絶大な人気を集める超特急、2年連続出演となる4人組ボーイズグループのOWV、女性アイドルグループの王道を歩く日向坂46、韓国からやってきたボーイズグループの新星、BOYNEXTDOORの5組。それぞれのファンの声援で盛り上がりつつ、初見のグループに対しても温かい拍手が贈られたと聞く。そんなピースフルな連帯感も、『INSPIRE TOKYO』の大切なチャームポイントの一つだ。

NOA
超特急
OWV
日向坂46
BOYNEXTDOOR

クラフトに雑貨、アートに触れられるマーケットエリア

渋谷側からケヤキ並木の入口を入ってすぐ、まず現れるのが「TAKUMI BORDERLESS –Outdoor KOGEI-」と題したエリア。「アウトドア×匠の技」をテーマに、全国から集まったクラフトマンたちのショールームだ。キャンプやアウトドアと日本の伝統工芸を結びつけるアイディアが面白い。食器、フライパン、包丁など、料理好きにアピールするアイテムも豊富で、個人的にもとても楽しいエリアだった。

Photo by アンザイミキ

その先に登場するのは、雑貨とアートのエリア。インテリア、アパレル、アクセサリーや輸入雑貨など、オーガニックな質感と無国籍情緒漂うショップが軒を連ね、フリマを覗くような気分で見ているだけでも楽しい。可愛い刺繡の入った猫のハンカチが目に留まる。その先には、美大生などアーティストの卵たちが出店したアートエリアがあり、子供たちが絵を描いたり布を染めたり、親子参加型のワークショップもある。すぐ隣のキッチンカーエリアでは、アイスやドリンク、かき氷が大人気だ。関東の梅雨明けはこの数日後のことだったが、気分はもう夏だ。

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