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内装会社「THERE」の渡邉藍は、ぼんやりしたイメージを話し合いの中で具現化する

2024.11.16

#OTHER

グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。

10月10日は、漫画家のうえはらけいたさんの紹介で、内装会社「THERE」の渡邉藍さんが登場。挑戦を続ける空間デザインのモットーや、イメージを空間に落とし込んでいくプロセスについてお聞きしました。

話し合いを重ねてぼんやりしたイメージを具現化する

Celeina(MC):渡邉さんは現在空間デザインをされていますが、大学までは音楽を勉強していたとお聞きしています。

渡邉:クラシックのサックスをやっていました。

Celeina:なぜ音楽から内装へと方向転換されたのでしょう。

渡邉:具体的に考え始めたのは大学2年生の頃だったんですが、もともと音楽も美術も好きだったんですよ。仕事をするにあたって、インテリアや建築の仕事が良いなと思って、そういった世界に飛び込みました。

タカノ(MC):劇的な変化ですが、音楽と空間デザインで繋がるポイントもあるのでしょうか。

渡邉:私は直感的な人間なんですけど、感覚の使い方は近いかなと。

Celeina:これまでに渡邉さんはどういった内装を手掛けられたのでしょうか?

渡邉:アミューズメントポーカーのお店を作ったり、最近では「LIQUOR GAMERS ROOM」という施設を手掛けました。

タカノ:この施設はLIQUOR GAMERS CLUBという、洋酒とボードゲームを楽しむコミュニティが作った場所なんですけど、実は僕もLIQUOR GAMERS CLUBのメンバーで。凄い偶然です。

Celeina:繋がりましたね。「LIQUOR GAMERS ROOM」のお写真を拝見しているのですが、空間デザインでは床の色から壁の色までデザインしていくんですか?

渡邉:ボードゲームのテーマカラーが3種類あったので、そこから引っ張り出した色で空間を構成していくことをテーマにしました。

Celeina:基盤になる色があり、その上でクライアントさんと共にイメージを固めていったと。

渡邉:そうです。今回は話し合いながら、ゲームの世界観を空間に落としていきました。いつもぼんやりとしたイメージを、形や色、素材にしていっています。

タカノ:クライアントの方とはどういったプロセスでイメージを擦り合わせていくのでしょう。

渡邉:スケッチを見せることもありますし、パースと呼ばれる完成予想図を提示することもあります。大きさなどが伝わりづらいものは現物を作成して、サイズ感やイメージを共有していますね。そういったイメージ共有を重ねて、大きな空間にしていくのは大変です。

Celeina:空間をイメージするのは難しいですし、聞き込みを重ねて形にしていくプロセスは時間とエネルギーがかかると思います。

渡邉:大変ではあるんですが、もちろん楽しいです。物作りに対して真剣な方々とご一緒していますし、ぶつかり合いのような話し合いを重ねて空間を作っていく過程は1番面白いんじゃないかな。

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