グータッチでつなぐ友達の輪! ラジオ番組『GRAND MARQUEE』のコーナー「FIST BUMP」は、東京で生きる、東京を楽しむ人たちがリレー形式で登場します。
9月25日は、ひとり出版社「石原書房」の石原将希さんからの紹介で、小説家の金子玲介さんが登場。第65回メフィスト賞受賞作『死んだ山田と教室』の執筆秘話や、純文学からエンタメ小説へ転向した理由について伺いました。
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『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞
Celeina(MC):タカノさんと金子さんはお知り合いだとお伺いしています。
タカノ(MC):以前この番組にもご出演いただいた清繭子さんのエッセイ刊行を記念した会で初めてお会いしたんです。
金子:以前清さんからインタビューを受けたご縁でご招待をいただきまして、そこでご挨拶させていただきましたね。
Celeina:金子さんはラジオに生出演していただくのは初めてということで、気楽に楽しんでください。さて、プロフィールを紹介させていただきます。金子さんは1993年神奈川県生まれ、慶應義塾大学を卒業されています。『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞され、8月に2作目となる『死んだ石井の大群』を発売。そして、11月には3作目となる『死んだ木村を上演』の発売が決定しています。
タカノ:凄いペースで作品を発表されていますよね。
Celeina:これらの作品はもともと書き溜められていたんですか? それとも、書いて発表を繰り返されている?
金子:メフィスト賞受賞のご連絡をいただいたのが、2023年の5月だったので、『死んだ山田と教室』の発売までに1年間あったんです。その期間で改稿をしながら、『死んだ石井の大群』と『死んだ木村を上演』の原稿を準備しました。
タカノ:私は『死んだ山田と教室』を読ませていただいたんですが、最高でした! 面白いし、泣けるし、怖さもあって、色々な感情を刺激される作品で。死んでしまったクラスの人気者である山田の声が突然スピーカーから聞こえてくるところから、物語が進んでいくんですよ。クラスメイトと山田の交流が進んでいくかと思いきや、山田がとんでもないことになっていくという。今までにないストーリーでしたね。
金子:ありがとうございます! スピーカーに転生する設定は、多くの方に面白がっていただけたと思います。