『ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ』が、9月25日(水)から2025年1月19日(日)まで、東京・六本木の森美術館で開催されている。
20世紀を代表する最も重要なアーティストのひとりとして、六本木ヒルズを象徴する蜘蛛のパブリックアート『ママン』などの彫刻をはじめとしたさまざまな作品を遺し、2010年に他界したルイーズ・ブルジョワ(Louise Bourgeois)。日本では27年ぶりの個展となる同展では、彫刻、絵画、ドローイング、インスタレーションなど100点を超える作品群を3章構成で展示し、その活動の全貌に迫る。また、出品作品の約8割が1998年以降に制作された日本初公開の作品で、アジア初公開となる初期絵画作品10点以上も展示される。
また、ブルジョワによる膨大な日記や手紙、自身の精神状態を分析した数百もの記録の中から言葉を抜粋して会場各所に掲出。同展の副題「地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ」は、ハンカチに刺繍で縫いつけた晩年の作品『無題(地獄から帰ってきたところ)』から引用されている。
さらに、ブルジョワと交友関係があったアメリカ出身のコンセプチュアルアーティストであるジェニー・ホルツァー(Jenny Holzer)によるルイーズ・ブルジョワの言葉を用いた新作や、ブルジョワの98年間の人生とアーティストとしての70年ものキャリアの全貌を約10メートルの年表で紹介。精神分析の記録、展覧会のチラシ、作家の自伝的映像などのアーカイブ資料も展示される。
『ルイーズ・ブルジョワ展:地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ』
会期:2024年9月25日(水)-2025年1月19日(日)
会場:森美術館(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー53階)
開館時間:10:00-22:00(火曜日のみ17:00まで)
*入館は閉館時間の30分前まで *会期中無休
*ただし、9月27日(金)・28日(土)は23:00まで、10月23日(水)は17:00まで、12月24日(火)、12月31日(火)は22:00まで
入館料:
・一般[平日]当日窓口2,000円/オンライン1,800円[土・日・祝日]当日窓口2,200円/オンライン2,000円
・学生(高校・大学生)[平日]当日窓口1,400円/オンライン1,300円[土・日・祝日]当日窓口1,500円/オンライン1,400円
・子供(中学生以下)無料
・シニア(65歳以上)[平日]当日窓口1,700円/オンライン1,500円[土・日・祝日]当日窓口1,900円/オンライン1,700円
*事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」の購入が可能です。
*当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしでご入館いただけます。
*表示料金は消費税込。
*本展のチケットで、同時開催プログラム「MAMスクリーン020:ゴースト―インターベンション」「MAMプロジェクト032:バディ・ダルル」もご鑑賞いただけます。
*2024年12月30日(月)–2025年1月3日(金)は、[土・日・休日]料金となります。
主催 森美術館、読売新聞社、NHK
協賛 ゲラン株式会社、鹿島建設株式会社、株式会社大林組、株式会社竹中工務店、トヨタ自動車株式会社、三機工業株式会社
特別協力 イーストン財団
協力 全日本空輸株式会社
企画 椿 玲子(森美術館キュレーター)、矢作 学(森美術館アソシエイト・キュレーター)
企画監修 フィリップ・ララット=スミス(イーストン財団キュレーター)
※本展覧会はニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)で、ジャスティン・パトン(インターナショナル・アート主任キュレーター)とエミリー・サリバン(インターナショナル・アートアシスタント・キュレーター)が企画した「ルイーズ・ブルジョワ:昼が夜を侵略したのか、夜が昼を侵略したのか」展の一部をもとに、森美術館がイーストン財団(ニューヨーク)と共同で企画したものです。